1. ピラティスをすることで感じる数々の効果とは?

ここでは、ピラティスの効果について解説しよう。そもそもピラティスとは、エクササイズの一種である。20世紀初頭に、ドイツ人の看護師であるジョセフ・ピラティス氏が考案したものが発祥だ。リハビリが基礎となっているため、身体に負担をかけず、筋肉や関節が本来的な動きを行えるようにするのが目的である。
ところで、ピラティスによく似たイメージを持っているのが、ヨガだろう。ヨガは古代インドに端を発する修行の1つだ。流派などによっても異なるが、心身の統一や、そのための瞑想といった精神的な面を重視する。日本では、ヨガもフィットネスの一種として受け入れられることもあるが、その歴史や目的に注目すると、ピラティスとは根本的に異なることが分かるだろう。
ところで、ピラティスによく似たイメージを持っているのが、ヨガだろう。ヨガは古代インドに端を発する修行の1つだ。流派などによっても異なるが、心身の統一や、そのための瞑想といった精神的な面を重視する。日本では、ヨガもフィットネスの一種として受け入れられることもあるが、その歴史や目的に注目すると、ピラティスとは根本的に異なることが分かるだろう。
姿勢改善
ピラティスには、姿勢改善の効果が期待できる。ピラティスでは、背骨を柔軟に動かすことを重視する。そのため、身体の歪みを矯正し、猫背や反り腰を改善できるのだ。さらに、骨盤の位置を正しくする効果も期待できる。
肩こり解消
ピラティスで姿勢を改善すると、肩こりの解消につながるだろう。肩こりの原因はさまざまだが、多くは姿勢の悪さや、身体の使い方の癖にあるという。ピラティスを行うことで、正しい姿勢や動きを身体に覚えさせ、肩こりの解消が期待できる。
シェイプアップ
ピラティスには、シェイプアップ効果も期待できる。ピラティスでは、主にインナーマッスルを鍛えることができる。インナーマッスルは、姿勢を維持するなど、日常生活でも常に使われる筋肉だ。インナーマッスルが鍛えられることで代謝がアップし、日常的なカロリー消費に役立つのである。
ストレス軽減
ピラティスの期待できる効果としては、ストレス軽減も見逃せないポイントだ。ゆったりと行い、副交感神経を刺激するヨガに対し、ピラティスでは、動き続けることで交感神経が優位になる。個別の動作に集中し、正しく行うことで、精神的な落ち着きを得られるのだ。
血流アップ
ピラティスの効果として、血流アップも期待できる。ピラティスでは主に胸式呼吸を行うが、その過程で心肺機能が高まり、血流がアップする。血流アップは、冷え性やむくみの改善、内臓機能の向上など、副次的な効果も期待できる。
2. ピラティスの効果はいつから感じる?わからないやなしと思う理由も

ここでは、ピラティスの効果を感じるまでの期間や、効果を感じない理由について紹介しよう。
10回で変化を感じられる
ピラティスの効果は、正しく行えば、10回ほどで感じられる場合が多い。創始者であるジョセフ・ピラティス氏の言葉によれば、10回で変化を感じ、20回で見た目が変化し、30回で身体のすべてが変わるという。もちろん、正しく行うのが前提ではあるが、まずは30回を目指して取り組むのがおすすめだ。
効果が感じられない理由
ピラティスで効果を感じられないと悩む人は多い。その原因はさまざまだが、ピラティスで効果を得たいなら、まずはやり方から見直そう。ピラティスでは、胸式呼吸を用いて、身体を正しく動かすのが重要である。
自分なりのやり方になっていたり、左右のバランスが崩れていたりしないだろうか。あるいは、即効性を求めすぎて、やみくもに回数を重ねていないだろうか。
これらのポイントを改善しても、ピラティスの効果を感じられないようなら、筋肉への負荷が低い可能性もある。そもそもピラティスは、リハビリを起源とするため、必要以上の負荷を筋肉にかけることはない。さらに強い負荷や筋肥大を求める場合には、筋肉トレーニングへ切り替えるのも手段のひとつだろう。
自分なりのやり方になっていたり、左右のバランスが崩れていたりしないだろうか。あるいは、即効性を求めすぎて、やみくもに回数を重ねていないだろうか。
これらのポイントを改善しても、ピラティスの効果を感じられないようなら、筋肉への負荷が低い可能性もある。そもそもピラティスは、リハビリを起源とするため、必要以上の負荷を筋肉にかけることはない。さらに強い負荷や筋肥大を求める場合には、筋肉トレーニングへ切り替えるのも手段のひとつだろう。
3. ピラティスで効果を感じたい人におすすめの期間や呼吸法などのコツ

ここでは、効果的なピラティスへのコツを紹介しよう。
週1回以上を3ヶ月継続してみよう
ピラティスの効果を感じるには、最低でも、週1回を3ヶ月間継続してみよう。ピラティスに限らず、エクササイズでは、何よりも継続が重要だ。数回で効果が出ないと諦めるのではなく、まずは3ヶ月継続しよう。ピラティスは、身体への負担が比較的低いエクササイズである。しかしながら、インナーマッスルを多く使うため、筋肉の疲労を自覚しにくい。頻度としては、週2~3回を限度として継続するのがよいだろう。
胸式呼吸をマスターしよう
効果的なピラティスには、胸式呼吸が必須だ。交感神経を活発にし、ピラティスの効果を高められる。コツとしては、お腹を膨らませず、肋骨の動きを意識すること。ラジオ体操の呼吸をイメージするとよい。胸式呼吸は、意識すればすぐにできるものではなく、練習が必要だ。そのためにも、一定期間しっかりと継続し、ピラティスの呼吸と動きを身につけよう。
結論
ピラティスは、身体のもつ本来的な動きを、意識的に引き出すエクササイズだ。精神面を重視するヨガとは、歴史も目的も異なる。姿勢改善や肩こりの解消、ダイエットなど多くの効果をもつピラティスでは、胸式呼吸が重要だ。数回で効果が出ないとあきらめるのではなく、まずは一定の期間、しっかりと継続して取り組んでみよう。