1. ピラティス初心者におすすめの方法・硬い場合のコツや注意点も
ここでは、ピラティスについて、また初心者におすすめのメニューについて紹介しよう。
ピラティスとは
ピラティスとは、身体のもつ本来のパフォーマンスを引き出すエクササイズだ。ヨガと混同されることもあるが、両者は歴史や目的が大きく異なる。ピラティスは、20世紀初頭、ドイツ人看護師によって開発されたリハビリ療法が起源だ。その後、アメリカに輸入され、エクササイズとして広く認知されるようになった。
一方、ヨガは、古代インドの信仰が起源である。瞑想を中心として、そのためのポーズ(アーサナ)が考案されるようになった。両者の違いは、呼吸法にもある。ピラティスは胸式呼吸なのに対し、ヨガは腹式呼吸だ。結果的に類似するポーズを行うこともあるが、ピラティスとヨガは根本的に異なるものである。
またピラティスは、ストレッチとも異なる。特定の筋肉を伸縮させるストレッチに対し、ピラティスでは、柔軟性に加え、インナーマッスルの強化も期待できるのだ。
一方、ヨガは、古代インドの信仰が起源である。瞑想を中心として、そのためのポーズ(アーサナ)が考案されるようになった。両者の違いは、呼吸法にもある。ピラティスは胸式呼吸なのに対し、ヨガは腹式呼吸だ。結果的に類似するポーズを行うこともあるが、ピラティスとヨガは根本的に異なるものである。
またピラティスは、ストレッチとも異なる。特定の筋肉を伸縮させるストレッチに対し、ピラティスでは、柔軟性に加え、インナーマッスルの強化も期待できるのだ。
ニュートラルポジションとCカーブ
ピラティス初心者がまず身につけたいニュートラルポジションを紹介しよう。仰向けになり、手のひらを床につけ、両膝を立てる。両足は肩幅程度に少し開いておこう。ピラティスでは、胸式呼吸が重要だ。お腹に力を入れて引っ込めた状態を維持し、鼻から吸って口から細く吐く。肋骨の開閉を意識しよう。
これが、すべてのピラティスに共通するニュートラルポジションだ。ここから、Cカーブと呼ばれる動きで、座位をつくろう。胸式呼吸を意識して息を吸い、吐きながら座る。このとき、骨盤を後ろへ少し倒し、座骨よりも後ろで座るのがポイントだ。頭から座骨までがCの形になっていれば正解である。
これが、すべてのピラティスに共通するニュートラルポジションだ。ここから、Cカーブと呼ばれる動きで、座位をつくろう。胸式呼吸を意識して息を吸い、吐きながら座る。このとき、骨盤を後ろへ少し倒し、座骨よりも後ろで座るのがポイントだ。頭から座骨までがCの形になっていれば正解である。
ピラティスハンドレッド
初心者にもおすすめのピラティスが、ピラティスハンドレッドだ。まず、ニュートラルポジションをつくる。そのまま足を床から離し、膝を直角にする。下半身の姿勢を保ったまま、上半身を起こし、膝を伸ばす。このとき、膝の高さは変えないように注意しよう。インナーマッスルでバランスを取りながら、肘を伸ばした腕を小刻みに上下させる。胸式呼吸で、5カウントずつ吸っては吐いてを繰り返そう。
10カウントが1セットであり、100回繰り返すことからハンドレッドと呼ばれる。初心者の場合には、自分のレベルに合わせて回数を調整しよう。
10カウントが1セットであり、100回繰り返すことからハンドレッドと呼ばれる。初心者の場合には、自分のレベルに合わせて回数を調整しよう。
正しくおこなうならレッスンがおすすめ
ピラティスは、負荷が比較的ひくいため、初心者にもできるエクササイズだ。しかし、正しく行うためには、正しい胸式呼吸や手順を学ぶのがよい。本格的にピラティスに取り組みたい場合には、レッスンがおすすめだ。
ジムやピラティススタジオはもちろん、オンラインレッスンが開催されている場合もある。目的や頻度に応じ、レッスンも検討してみてはどうだろうか。
ジムやピラティススタジオはもちろん、オンラインレッスンが開催されている場合もある。目的や頻度に応じ、レッスンも検討してみてはどうだろうか。
2. ピラティス初心者が感じる効果とは?
ここでは、ピラティス初心者が感じやすい効果を紹介しよう。ピラティスには、数多くの効果があるが、継続することで徐々に実感できるものもある。以下では、ピラティス初心者こそ感じやすい効果を紹介する。
姿勢や骨盤が矯正される
初心者が感じやすいピラティスの効果は、姿勢や骨盤が矯正されることだ。ピラティスでは、背骨や骨盤を正しく動かすことで、本来の場所や動き方に矯正する効果があるといわれている。そのため、日常生活でも姿勢が良くなったり、姿勢の悪さを体感したりできるようになるのだ。
ストレスが軽減される
ピラティスでは、背骨をしなやかに動かすことが重要とされている。背骨周辺には自律神経があり、ピラティスでは、とくに交感神経を刺激できる。ピラティスで正しく身体を動かすことに集中すると、脳がリフレッシュされ、慢性的なストレスが軽減されるだろう。
冷えやむくみが解消される
ピラティスの胸式呼吸を続けると、心肺機能が向上し、血流が促進される。そのため、冷え性が改善や、各部位のむくみの改善が期待できる。ピラティス初心者は、この効果を十分に得るためにも、胸式呼吸をしっかりと練習しよう。
3. ピラティス初心者におすすめのグッズやウェア
ピラティスは、初心者や上級者を問わず、基本的に道具を必要としないエクササイズだ。器具を用いるマシンピラティスも存在するが、専門的な器具のため、初心者が個人で所有するのは難しい。ここでは、ピラティス初心者が持つべき基本的なアイテムについて紹介しよう。
ピラティス初心者にはヨガマットがおすすめ
ピラティス初心者には、ヨガマットがおすすめだ。ピラティスでは、背骨や骨盤を床につけたポーズや動きが多く登場する。初心者はとくに、骨が床に当たって痛みを感じる場合もあるだろう。ヨガマットがあれば、適度なクッション性で身体を受け止められるため、ポーズや動作に集中できるだろう。厚みや材質はさまざまなので、目的や好みに合ったヨガマットを選んでほしい。
ウェアは動きやすければOK
ピラティス初心者が迷いやすいのが、服装だろう。ピラティスでは基本的に、動きやすい服装であればどんなものでも構わないとされている。もちろん、各ブランドのヨガウェアもおすすめだ。気をつけるとすれば、なるべく身体にフィットしたものを選ぶこと。身体のラインが見えるのが気になるかもしれないが、身体の動きや姿勢が目に入りやすく、ピラティスを正しく行うのに役立つはずだ。
結論
ピラティスは、運動初心者にもおすすめのエクササイズの1つだ。姿勢の矯正や血流アップにも役立ち、負荷も比較的低いため、自分のペースで行える。効果を得るためには、正しい胸式呼吸を習得するのが必須なので、興味がある人はレッスンを検討するのもおすすめだ。