1. アイロンなしでのアップバングの作り方
アップバングは、アイロンを使わずにセットすることが可能である。アイロンを使ったアップバングにも共通した重要なポイントを含めて紹介しよう。
ブロー
アップバングを作る際、重要となるのがブローだ。ブローとは乾かすという意味である。まず、根元まで濡らした状態の髪をタオルドライした後、部分ごと順番にドライヤーでブローしよう。
- 頭頂部は全体に立たせるようブローするとよい。
- 前髪は下から風を当てよう。
- フェイスラインやサイドと襟足は、ボリュームが出ないようブローするのがポイントだ。
- 後頭部はふんわりとなるようなイメージで。
- 最後に冷風を当て、全体のシルエットをキープしよう。
髪の毛のほとんどはたんぱく質のため、温めると柔らかく、冷やすと固まる性質がある。温風で乾かし、冷風を当てることでスタイルキープができるのだ。
スタイリング
ワックスをつける際、使うワックスは少量がポイントである。つける順番は、後頭部から頭頂部、フェイスラインと襟足につけたら最後に前髪だ。前髪にワックスをつけすぎると重みでボリュームダウンしてしまうため気をつけよう。根元から全体的につけていくと、毛先が重くなってしまうのを防げる。前髪は左右それぞれの黒目の範囲内で分けると、バランスのよいアップバングになるのだ。
キープスプレー
約20cm離したところから全体的にスプレーを吹きかけよう。トップは部分的にしっかりとスプレーし、ボリュームを出した部分や、バランスをとった部分などには手にスプレーをつけ馴染ませるようにセットするのがポイントだ。アイロンを使う際はブローの後にアイロンをして、ワックスなどで仕上げよう。
2. アイロンだけでアップバングを作る方法
アイロンを使うメリットは、スタイリングの幅が広がることである。シルエットが作りやすく、前髪が長めのアップバングでは再現性がより高まるのだ。
アイロンの使い方
前髪部分が外巻きになるよう、アイロンを当てていくのがポイントだ。片側に流すアップバングの場合は、内巻きで横に流していく。髪の長さがある方は、トップにも内巻きを入れることで動きをつけるのもおすすめである。
トップを立ち上げるコツ
アイロンを上に引いていくイメージでやると立ち上がりがうまくいく。
前髪を立ち上げるコツ
頭皮から垂直にアイロンを通そう。何回かに分けてあげていくと、自然なアップバングが作れるのだ。
サイドの馴染ませ方
作ったアップバングにつながるよう、外ハネになる方向にアイロンを通していこう。内巻きでもよいが、アップバングになじみやすいのは外ハネである。
3. アップバングの方におすすめ!人気のヘアアイロン
アップバングを作る際にも役立つ男性向けヘアアイロンの選び方とおすすめ商品を紹介しよう。
ヘアアイロンの選び方
男性は女性よりも髪の毛が短いためコンパクトなものがおすすめである。とくにアップバングなどの前髪のセットには、プレートの幅が30mm以下のアイロンが最適だ。あらゆる角度からセット可能なため、スタイリングの幅が広がるのだ。
- 適した温度
200度以上の高温は寝癖や癖毛を直しやすい反面、髪へのダメージが大きいため140〜180度の低温がよい。140〜200度に細かく調節できるアイロンを選ぶのも手である。 - 熱伝導時間
アイロンが温まるまでの時間が短いものは、プレートの素材にセラミックが使用されているものだ。1分以内に温まるものや、30秒以内に温まるものもあるため、購入の際はチェックしてみよう。
サロニア SALONIA「SL004 ストレートアイロン ブラック[交流(コード)式]」
海外でも使用可能なサロニアは、ダイヤル式で120〜230度の範囲で温度調節ができるアイロンだ。プレートの素材は熱伝導率の高いチタニウムが使用されているため30秒ほどで設定温度に達する。マイナスイオンも搭載されており髪にも優しい。電源を入れた30分後に自動オフとなるので、消し忘れが防げるというメリットもあるのだ。
Mod's hair(モッズ・ヘア)「モッズヘア スタイリッシュ モバイルヘアアイロン [ブラック] MHS-0840 STYLISH MOBILE HAIR IRON」
全長約16cm、重量約58gの軽量設計で持ち運びにも便利なコンパクトサイズだ。プレート幅も約13mmと狭いため小回りがききやすくスタイリングしやすいアイロンである。セラミックコーティングが施され、温度は190度まで出力可能である。
Areti(アレティ)「Areti アレティ ヘアアイロン ストレート & カール 2way 15mm マイナスイオン メンズ i628BK プレシジョン」
プレートは15mmであるため、アップバングはもちろん、男性の短い襟足やもみあげなどの細かい部分もしっかりとセットすることができる。温度は200度まで、5度単位で調節可能。熱伝導率の高いチタニウムプレートが使用されているアイロンだ。マイナスイオンを発生させ、熱による髪へのダメージを最小に抑えながらスタイリングができる。約15分で自動電源オフの安全装置も搭載されている。
結論
坊主でなければセット可能なアップバングは、ブローやアイロンを使って簡単に作ることができ、清潔感やトレンド感を演出してくれるヘアスタイルである。イメージチェンジやすっきり見せたいときなど、セット方法を参考に挑戦してみよう。おすすめアイロンを使いこなして自分に似合うアップバングを見つけるのも、スタイリングの楽しみである。