目次
- 1. ソフトモヒカンに失敗してしまう主な原因
- 2. ソフトモヒカンでありがちな失敗例とその原因
- 3. ソフトモヒカンに失敗しないためにも「カウンセリング」を重視しよう
- 4. ソフトモヒカンに失敗しないためのオーダーのコツ
- 5. イメージ通りのソフトモヒカンに仕上げてもらおう
- 全体的に短くする場合:短めに刈り上げる。刈り上げ幅も広め
- 顔まわりだけ短くする場合:短めに刈り上げる。刈り上げ幅はやや狭く
- 全体的に長くする場合:長めに刈り上げる(または刈り上げないのもOK)。刈り上げ幅も狭く
1. ソフトモヒカンに失敗してしまう主な原因

そもそも、なぜソフトモヒカンに失敗してしまうのだろうか?その原因はいくつかあるが、代表的なところを解説しておこう。
失敗の原因1|自分自身の中に具体的なイメージがない
美容院で「ソフトモヒカンで」などざっくりとしたオーダーをしていないだろうか?ソフトモヒカンとひと口にいってもそのデザイン、スタイルはさまざまだ。髪質も異なれば骨格も違う。最低限、刈り上げは何ミリ程度をイメージしているのか、トップはどれくらい(範囲・長さ)残したいのか、前髪はどうしたいのかといったところはイメージしておこう。
失敗の原因2|イメージはあるが美容師に伝わっていない
イメージは持っているものの、それを自分の言葉で正しく伝えられていないケースもある。当然、自分と美容師とで抱いている完成形が異なるため、仕上がりも変わってきてしまう。いかに正確に自分の希望を伝えるかも重要になるが、そこには美容師とのコミニュケーションも必要だ。
失敗の原因3|写真のモデルと自分の骨格や髪質が異なる
写真を見せるという方は多いだろう。だがその写真のモデルは自分の骨格あるいは髪質などに近いだろうか?骨格が異なれば最終的な見た目も変わってきてしまうため、美容師は写真通りのデザインに仕上げたとしても自分は違和感を覚えるといったことはままある。写真は複数枚用意すること、かつ可能な限り自分の骨格や髪質に近いモデルのものを選ぶことが重要だ。
失敗の原因4|自分の生えぐせなどを伝えきれていない
たとえば前髪につむじがあるという方、あるいはサイドがボリューミーになりやすい方、少し伸びるとサイドに流れてしまう方など、生えぐせは人それぞれである。写真のモデルと生えぐせが異なる場合、仕上がりに違和感を覚える=失敗したと感じてしまうことがある。
美容師の「スキル不足」も考えられる?
こればかりはなんともいえない。「正しく伝わっていないことが原因でイメージ通りに仕上がらなかった=美容師がヘタだった」とはならないためだ。さまざまな物事において「準備」がなにより重要であるのと同じように、ソフトモヒカンなどの髪型も「準備(イメージの明確化、写真、伝える等)」が重要であることを覚えておこう。
2. ソフトモヒカンでありがちな失敗例とその原因

具体的に、ソフトモヒカンでどのように失敗するケースが多いのだろうか?ありがちな例をいくつか紹介しよう。
失敗例1|サイドや襟足を刈り上げすぎてしまう
短めのソフトモヒカンであれば、サイドや襟足は大胆に刈り上げても問題ない。だが長めのソフトモヒカンにしたいときは注意が必要だ。短く刈り上げるほど、刈り上げ幅が広くなるほどトップは短くなる。長めのソフトモヒカンにしたいのであれば、長めに残して刈り上げてもらう、刈り上げ幅を狭くしてもらうといったことが必要だ。
失敗例2|サイドとトップのギャップを作り過ぎてしまう
サイドや襟足は大胆に刈り上げ、トップを長さめに残すといった「ギャップ」を作り過ぎてしまうと、奇抜さが目立つおそれがある。ソフトモヒカンはトップとサイドのバランスが重要なため、自然なグラデーションになるよう、ギャップを作り過ぎないことが失敗を防ぐポイントだ。とはいえこのケースなら、あとからトップを短くできるためバランスは整えられるだろう。
失敗例3|トップの角を残しすぎてスポーツ刈りになってしまう
ソフトモヒカンをオーダーしたつもりがスポーツ刈り風になってしまったといった失敗例もある。スポーツ刈りも、ソフトモヒカンと同じようにトップにある程度の長さを残した髪型だが、トップの中でも「角」を多めに残した丸いシルエットになるのが特徴である。いわばソフトモヒカンと坊主の中間だ。ソフトモヒカン特有のひし形のシルエットに仕上げてもらうには、口頭で伝えるより画像を見せるのがおすすめだ。
失敗例4|トップの長さを指定せずモヒカンに近くなってしまう
サイドの長さは指定したものの、トップはとくに指定しなかったという場合、高い位置まで刈り上げすぎてしまったり、イメージよりもトップが短くなってしまったりすることがある。美容師は美容師でバランスを取ってそうしているはずだが、トップのイメージがわからないため失敗したと感じてしまうケースである。
3. ソフトモヒカンに失敗しないためにも「カウンセリング」を重視しよう

そもそもソフトモヒカンとは、サイドや襟足部分をスッキリさせてトップと前髪に長さを残したヘアスタイルだ。モヒカンがトップの長さを極端に残した仕上がりになるのに対し、ソフトモヒカンはトップに向かってなだらかに長さが変わる。モヒカンのような極端なイメージがなく、ナチュラルでさわやかな仕上がりになることから多くのメンズに人気である。
カウンセリングで美容師と意思の疎通を
そんな魅力あふれるソフトモヒカンに失敗しないためにも、最初のカウンセリングを重視しよう。イメージを共有すること、同じゴールを目指すことにより失敗するリスクを低減させるのだ。あるいは逆に美容師から「ここにこのような生えぐせがあるからこうしたほうがよいのでは?」「骨格がこうなのでこのくらいのほうがよいかもしれない」といったアドバイスをもらえるかもしれない。
とにかくカウンセリングの時点で意思疎通がしっかりできていなければ、自分がなりたいイメージと美容師のイメージとの間にミスマッチが生じ、失敗につながりやすい。単にソフトモヒカンと伝えるのではなく、上述のように写真を用意するなど可能な限り具体的なイメージを伝えて共有することが、失敗を防ぐポイントである。
4. ソフトモヒカンに失敗しないためのオーダーのコツ

ソフトモヒカンで失敗しないためには、オーダーの際に次のようなポイントを押さえておこう。
なりたいイメージを明確にしておく
美容師とのカウンセリング中に変わってしまうかもしれないが、最初に「こうなりたい」というイメージを明確に伝えられるよう、自分の頭の中を整理してからお店に行こう。サイドの刈り上げは何ミリにするのか、トップはどれくらい残したいのか、前髪はどのようにするのか(立てる、流す等)くらいは、的確に伝えるようにしておきたい。
希望の長さを伝える
ソフトモヒカンはサイドやトップの長さで仕上がりのイメージがまったく変わる。希望の長さをしっかり伝えることが、失敗のリスクを避けるうえで非常に重要だ。基本的に、サイドの長さと幅によってトップの長さが決まると思っておこう。ベリーショートやショート、ミディアムなどトップの長さのイメージを伝えるとよいだろう。
写真を見せる
繰り返しとなるが、写真はもっとも伝わりやすく、失敗するリスクが少ないオーダー方法でもある。ひと目でイメージが伝わるのでミスマッチが生じにくいからだ。言葉で説明するのが苦手な方は、事前に写真を用意しておこう。ただし最初にお伝えしたように、骨格などは自分に近いモデルのものを選ぶこと、複数枚用意することといったポイントも忘れないようにしてほしい。
5. イメージ通りのソフトモヒカンに仕上げてもらおう

ソフトモヒカンに成功するか失敗するかは、美容師のスキルもあるかもしれないが、事前の準備もたいへん重要である。予約時間直前になって写真を探すのではなく、日頃からカッコいいと思うデザイン、なりたいデザインを探すこと、それを残しておくことなどが大切だ。失敗例を紹介したが、逆をいえばそこにはソフトモヒカンでの失敗を回避するためのヒントがあるということ。理想のソフトモヒカンに仕上げてもらうためにも、ぜひ自分のオーダー方法も見直してみよう。
結論
さわやかで男らしいソフトモヒカン、失敗だけは絶対に避けたいところだ。ワイルドさを強調するなら短めに、今風のさわやかな見た目にするなら長めになど、なりたいイメージを明確にしてオーダーしよう。失敗のリスクを減らすためにも、ぜひ本稿を参考にしてみてほしい。