アップバングはアイロンなしで！マッシュヘアのセット方法を紹介

髪をセットする際に重要なポイントは、ドライヤーのかけ方である。ここでは、アップバングなど動きのある髪型でも、ドライヤーとセット剤のみ使用し、アイロンなしでセットできるコツを説明しよう。

アップバングがうまく整うかどうかは、ドライヤーでの乾かし方で決まる。タオルドライした髪に、ドライヤーの温風で毛の流れや、根元の立ち上がりを作り、冷風で形を固定させよう。この流れが、アップバングなどのセットのベースとなる。そのため、アイロンなしでも毛の流れは作れるが、ドライヤーなしでセットすることは難しいだろう。

アイロンなしで、ドライヤーで作ったベースは、キープ力が弱くワックスなどでセットを固定させる必要がある。手のひらに薄く伸ばしたワックスで全体にボリュームを出し、バランスを見て毛束感をつけていこう。仕上げにアップバングなどの立ち上げ部分や毛束には、スプレーを細かく吹き付け、崩れにくさをアップさせるとよいだろう。

マッシュスタイルは、アップバングも含めアイロンなしでも可能なことはわかった。では、アイロンなしとアイロンありでセットした場合、どんな違いがあるのか比較してみよう。

アイロンなしの場合、ドライヤーや指だけで整えるため、簡単にセットできておすすめだ。しかし、アップバングなど形をキープしたい場合は、ワックスとスプレーを併用するなど、ヘアスタイルに合わせたセット剤を使い分ける必要がある。

アイロンありのメリットとは、セットがしやすくなり、長持ちすることだ。男性の髪型は、トップにはボリューム、毛先にはハネや遊びをつけるなどメリハリをつける必要がある。アップバングなど、アイロンを使うとドライヤーセットよりも簡単につけることが可能だ。また、髪の毛をカールしてパーマのように、くせ毛を直してストレートにできるなどセットの幅が広がるメリットもある。

ここまでマッシュスタイルは、ドライヤーとセット剤で仕上げが可能なことを説明してきた。では、アイロンなしのセットで気をつけたいポイントとは何か、アップバングを作る場合も合わせて見ていこう。

アイロンなしでスタイルを整えるには、ドライヤーでメリハリあるベースを作ることが大切だ。つまり、トップなどにボリュームをきちんと出し、押さえるべきサイドをすっきりさせることが重要である。アイロンなしでアップバングにする場合は、ドライヤーの当て方を工夫し、根元からしっかり立ち上げることを意識しよう。

セット剤を使用するときは、適量を手のひらや指の間、指先まで伸ばしてから、全体に馴染ませていく。アップバングは、セット剤の量が多いと重みでボリュームが失われるため、つけすぎに注意しよう。

マッシュにはたくさんのスタイルがあるが、ここではアイロンなしの定番セット方法と、ビジネスでも使えるアイロンなしのアップバングのセット方法を紹介する。

定番のマッシュは、最初につむじ部分を決め、ドライヤーでメリハリを持たせながら乾かす。仕上げのワックスは根元にはつけず、髪の毛の中間から毛先につけるようにもみ込み、全体を持ち上げる。前髪以外をつむじから放射線状に散らして、襟足や前髪を整えて完成だ。

ドライヤーで根元からふんわりと乾かし、アップバングの分け目を決める。決めた分け目は、アイロンなしでドライヤーの温風と冷風により形を固定し、サイドはすっきりと押さえるのがポイントだ。全体にワックスを馴染ませ、バランスよくトップにボリュームを持たせたら、前髪以外をつむじから放射線状に散らして完成だ。