目次
1. メンズの「マンバン」とはどんな髪型?

そもそもマンバンとはどういった髪型なのだろうか?特徴など基本的なところから説明していこう。
マンバンとは「お団子ヘア」や「サムライヘア」と呼ばれる髪型のこと
マンバンとは、ロングヘアのメンズに人気があるスタイルのひとつだ。髪を後頭部でまとめたいわゆる「お団子ヘア」で、海外では「サムライヘア」といわれることもある。襟足や耳の周りはバリカンで刈り上げるのが主流で、ロングヘアの色気と刈り上げのさわやかさを両立できることから、とりわけ大人のメンズに人気がある。
2. マンバンの特徴と人気の理由

マンバンが幅広いメンズから支持されている理由について解説しよう。
さまざまなタイプのメンズに似合う髪型である
「外国人など彫りが深い顔立ちのメンズしか似合わなそう」「キレイに束ねるのが難しそう」「マンバンが似合うのは、本当のイケメンだけ」といったイメージをお持ちの方もいるだろう。
だがそんなことはない。日本人でもマンバンが似合うメンズは大勢いるし、意外と手軽かつオシャレにまとめることもできる。すなわちマンバンとは、幅広いメンズにとって似合う可能性を秘めた髪型というわけだ。大人のメンズはもちろん、若いメンズにも似合うというのはマンバンの大きな魅力である。
フォーマルにもカジュアルにも馴染む
マンバンにはワイルドなイメージがあるが、印象はセットの仕方によって変わる。たとえばストリートファッションとは相性がよく、カジュアルな服装と合わせればラフな印象を与えられる。
その一方でスーツなどにも馴染むため、カチッとフォーマルな印象に仕上げることも可能だ。個性的な髪型でありながら、幅広いシーンに馴染むというのもまたマンバンの魅力であろう。
3. マンバンのバリエーション

マンバンにはいくつかの種類(バリエーション)がある。オシャレメンズを目指すなら、ぜひさまざまなマンバンのスタイルを覚えておこう。
トップノット
後頭部の高い位置でマンバンの結び目を作ることにより、オシャレで誠実な印象を与えられる。前から見たときにお団子がはっきり見え、黒ぶちメガネなど存在感のある小物とのバランスも取りやすい。
ローノット
逆に、後頭部の低い位置で結ぶマンバンがローノットだ。ワイルドな雰囲気をやや抑えることができるほか、どこか中性的な魅力を醸し出せる方もいる。シャープな輪郭のメンズにはとくにローノットがおすすめだ。男らしさと優しい雰囲気という、絶妙なバランスに仕上がる。
フェードカット
襟足やサイドの刈り上げをフェードカットにするアレンジもおすすめだ。フェードカットとは襟足部分を短く刈り、上にいくにつれて長くするという、グラデーションを取り入れたスタイルのことをいう。マンバンとフェードカットを組み合わせるとメリハリが出る。ただしヤンチャな印象を与えることもあるため、ビジネスシーンでは避けたほうがよいかもしれない。
パーマをプラス
マンバンにパーマをかけると、トップや結び目にボリュームが出てオシャレに仕上がる。面倒なセットをせずとも、ざっくり結ぶだけでオシャレな雰囲気になるのが魅力だろう。トップがボリューミーなので、襟足やサイドを短く刈り上げるとバランスが取りやすい。
三つ編み
マンバンのトップに三つ編みをプラスすると、個性的なスタイルになる。ライブやパーティーなど、とくに気合を入れたい日にはおすすめだ。
4. マンバンに必要な長さ

ご想像通り、メンズがマンバンにするにはある程度の長さが必要になる。具体的に、どれくらい伸ばせばよいのだろうか?
最低でも耳下くらいまでの長さがほしい
マンバンにするには最低でも髪を後ろで結べるだけの長さが必要だ。高い位置で結ぶだけなら、耳下くらいの長さがあれば十分だろう。髪をおろして肩につくくらいの長さまで伸ばせれば、より自由にアレンジを楽しめるはずだ。時間はかかるが根気よく伸ばそう。
髪をただ放置して伸ばすのはNG
メンズのマンバンは、ただ「髪を放置して伸ばせばよい」というわけではない。1〜2カ月おきに美容室へ通い、毛量や各パーツの長さ、全体的なヘアスタイルなどを調節しながら伸ばそう。放置したままでは野暮ったい印象のマンバン・メンズになるおそれがあるため気をつけてほしい。マンバンにできる長さになったら、刈り上げしたりパーマをかけたりして、自由にマンバンを楽しもう。
5. 美容院でのマンバンの頼み方

実際に美容院に行ったとき、どのようにオーダーすればよいのだろうか?もちろん専門用語などは分からなくてもイメージを伝え、画像なども見せれば理解してくれるだろうが、自分でもある程度知っておいたほうがよいだろう。一例をまとめたので参考にしてみてほしい。
美容院でのマンバンの頼み方
【マンバン×パーマ】
髪を十分に結べるほどの長さまで伸ばしたら、毛の流れが自然に生まれるようなイメージを伝えてパーマをかけてもらおう。その際、マンバンにした状態(結んだ状態)をしっかりイメージしておくことが大切だ。とくにサイドが膨らんでしまうとボテッと見えてしまうので、ついでにカットしてもらうことをおすすめする。
【マンバン×ツーブロック】
ツーブロックはとくに難しくはない。トップを口から顎くらいまでの長さに伸ばしたら、あとはサイドを刈り上げてツーブロックにしてもらえばOKだ。
【マンバン×フェード(刈り上げ)】
こちらもトップを口から顎くらいまでの長さに伸ばし、バランスや毛量などを整えてもらおう。サイドの下を0〜3ミリほどに刈り上げてもらい、あとは上に行くに連れて長くなるようグラデーションで、とお願いすればOKだ。
6. マンバンのセット方法

続いて、自宅でセットする際のポイントをお伝えする。
自宅でマンバンをセット&スタイリングする方法
【マンバン×パーマ】
ドライであれば髪の毛を濡らし、トップに向かって毛の流れを作りつつブローするだけでよい。スタイリング剤を使用する場合はワックスなどを髪全体に馴染ませ、トップへ向かってとかしながら整える。ヘアゴムを手首にかけたら結び目をまとめ、束を通してクロス、さらに通せば完成だ。
【マンバン×ツーブロック】
ドライであれば髪全体を濡らし、トップなど結び目を作りたい部位へ向かって流れを作りつつブローする。スタイリング剤を使用する場合はワックスなどをトップを中心に馴染ませ、とかしながら髪をまとめる。あとは同様に、ヘアゴムに束を通してクロス→通すでOKだ。
【マンバン×フェード(刈り上げ)】
ドライであれば髪全体を濡らし、トップなど結び目を作りたい部位へ向かって流れを作りつつブローする。スタイリング剤を使用する場合はワックスなどを髪全体に馴染ませ、結び目を作りたい位置(トップ等)で束ねる。あとはヘアゴムに束を通し、クロスさせて再度通せば完成だ。
結論
マンバンは幅広い年代のメンズに似合うヘアスタイルである。髪が十分に伸びるまでは我慢だが、それさえクリアすればセットも簡単で、カジュアルにもフォーマルにも合わせられるヘアスタイルを楽しめる。マンバンにもバリエーションがあるので、ぜひ自分に合うスタイルを見つけてほしい。