1. ホームジム作成後によくある後悔

ホームジムでよくある後悔には、どのようなものがあるのだろうか。そもそもホームジムは、設置する器具や面積などによって、多くのバリエーションが存在する。自分の目的やレベルに合わせ、自由にアレンジできるはずのホームジムで、どういった後悔があるのかを紹介しよう。
モチベーションが続かずトレーニングを継続できない
ホームジムでよくある後悔は、モチベーションが維持できないことだ。ジムに通う場合、いい意味で他人の目がプレッシャーになったり、スケジュールに組み込むことで強制的にトレーニングできたりする。一方、ホームジムでは、好きな時間に好きなだけトレーニングできるのが魅力であるが、逆に言えば、強い意志がなければモチベーションを保つのが難しいのだ。結果的に、せっかく作ったホームジムを活用できず、後悔する人も多い。
メンテナンスが手間である
ホームジムで使われるトレーニング器具は、小型のものから大型のものまでさまざまだ。共通して言えるのは、どの器具でも、一定のメンテナンスが必要であること。民間や公営のジムなら、器具やマシンはスタッフによって適正にメンテナンスされているため、利用者はトレーニングだけに集中できる。しかしながら、ホームジムの場合には、器具を使い続けたり、安全性を確保したりするためのメンテナンスを、自分自身で行う必要がある。トレーニングに励むためのホームジムが、メンテナンスばかりに手を取られてしまうことになり、後悔する人もいるようだ。
不要になった時の処分が面倒である
ホームジムを作る際には、どんな器具を設置して、どのようにトレーニングしようかと期待に胸を膨らませる人が多いだろう。しかし、気をつけたいのは、不要になった時の処分だ。誰しも、体調や仕事などの状況により、自宅でのトレーニングができなくなる可能性がある。あるいは、引っ越し先に同様のホームジムを作ることができない場合もあるだろう。ホームジムで使われる器具は、家庭ごみで廃棄できないものも多いため、処分に困ってしまう人も多いのである。
2. ホームジム作成して後悔する前のチェックポイント

せっかくホームジムを作るなら、後悔せず、長く愛用したいものである。ここでは、ホームジムを作って後悔する前にチェックしたいポイントを紹介しよう。
大家さんや家族の許可があるか
ホームジムで後悔しないためには、関係する人の了解を得ることが大前提だ。賃貸の場合は、必ず大家さんの許可を得るようにしよう。使用時はもちろん、退去することになった時の不要なトラブルを回避できる。また、持ち家の場合にも、家族への説明と許可は重要である。トレーニングが共通の趣味なら大きな問題にはならないかもしれないが、自分だけのためにスペースや予算を使う場合には要注意だ。
床や壁の強度は十分か
床や壁といった部屋の強度を確認するのも、ホームジムで後悔しないためのポイントである。ホームジムで使われる器具には、高い重量を持つものもあれば、使用時に騒音を生じさせるものもある。床や壁が薄ければ、住居へのダメージがあるだけではなく、騒音トラブルにつながることもある。鉄筋コンクリート造りならまず問題ないとされてはいるが、念のため確認しておくのが安心だ。
新規ジムのオープン予定はないか
ホームジムを作る動機は人それぞれだが、代表的なものとしては、ジムに通うコストを省きたいということがあげられる。もし、待望のホームジムが完成したと同時に、近隣に新しいジムがオープンしたとなれば、作ったことを後悔することになるかもしれない。ホームジムはランニングコストがかからない一方で、まとまった額の初期投資が必要である。後悔しないためにも、近隣のジム事情については事前にチェックしておこう。
3. 後悔しないホームジムの作り方

ここでは、後悔しないホームジムの作り方を紹介しよう。
まずはジムに通ってみる
ホームジムで後悔しないためには、まずジムに通ってみるのがおすすめだ。そもそもホームジムは、トレーニングをするために作るもの。器具やトレーニングに対する相応の知識がなければ、せっかく作ったホームジムも活用できない。ジムに通って正しいトレーニングを学び、トレーナーから知識を得てはじめて、ホームジムを構想するのがよいだろう。
器具は徐々に増やす
後悔しないホームジムの作り方は、初めから完璧を目指さないことだ。具体的には、器具やマシンは徐々に揃えていくのがおすすめである。トレーニングでは、取り組めば取り組むほど、より強い負荷が必要になる。したがって、最初からすべての器具を揃えていると、希望する負荷が得られなかったり、飽きてしまったりする可能性がある。ホームジムを作るなら、レベルや目的に合わせて、徐々に器具を充実させていくのがコツだ。
結論
ホームジムは、ジムに通う費用や時間がかからず、トレーニングに集中するのには最適な環境であろう。しかしながら、自分だけでモチベーションを維持したり、器具を適切に扱ったりするには、知識や経験が必要だ。後悔しないためにも、事前にしっかりと準備をしよう。