1. 自宅ジム化するメリット

自宅ジムを作ると、さまざまな利点がある。ここでは、自宅ジムのメリットを紹介していこう。
好きな時間にトレーニングできる
自宅ジムの最も大きなメリットは、自分の好きな時間にトレーニングを行える点だ。営業時間や移動距離を気にすることなく、好きなタイミングで身体を動かせるだろう。
挫折しにくい
手軽に使える自宅ジムは、通うジムと比べてトレーニングのハードルが低くなり、挫折しにくい点もメリットである。在宅ワークをしている方は、休み時間にトレーニングをすることも可能だ。
人目を気にする必要がない
ジムに通うと、人目が気になって集中できないという方もいるだろう。自宅ジムであれば、自分のペースでトレーニングできるため、快適に行える。また、マシンの順番待ちをする必要もなく、集中力を切らさず身体を動かせる。1人でトレーニングに没頭したい方に、自宅ジムは最適だ。
すぐに汗を流せる
トレーニングが終わったら、すぐにシャワーが浴びられるのもうれしいポイントだ。汗で汚れたウェアを持ち運ぶ必要もなく、トレーニング後も気持ちよくいられるだろう。
2. 自宅ジム化に必要な費用

ここでは、自宅ジムを作るときに必要な費用をチェックしていこう。トレーニング強度によって自宅ジムの費用が変わるので、レベル別に紹介する。
トレーニング初心者
初心者の方は、ダンベルや腹筋ローラーといった基本的なトレーニンググッズを購入すれば、幅広いメニューをこなせる。そのため、自宅ジムを作る費用は抑えられるだろう。加えて、持久力をアップしたい方は、フィットネスバイクを用意するとよい。機種によって値段は変わるが、エントリーモデルを選べば、すべて揃えても5~7万円程度の予算で足りるだろう。
トレーニング中~上級者
本格的なトレーニングを行いたい方は、パワーラックやトレーニングベンチを用意する必要がある。さらに、騒音対策のマットや姿を映すミラーも重要だ。どんなアイテムを選ぶかによって費用は変動するが、30~50万円程度必要になるだろう。
3. 自宅ジムにおすすめの器具

ここからは、自宅ジムに置くとよい器具を詳しく紹介していこう。
ダンベル
上半身の筋肉をトレーニングしたい方には、ダンベルがおすすめだ。初心者から上級者まで使える、必ず用意したいトレーニンググッズである。集合住宅に住んでいる方は、音がしにくいラバーコーティングを施したものを選ぶとよい。また、筋肉の成長にあわせてレベルを変えたい方は、ウエイトの重さを変えられる可変式のダンベルが適している。
腹筋ローラー
体幹を効率的にトレーニングしたい方には、腹筋ローラーがぴったりである。腹筋ローラーも、ホイールがラバーコーティングされているものを選ぶと、可動音を気にせず使えるだろう。
バーベル
高負荷のトレーニングを行いたい方には、バーベルがぴったりだ。ダンベルよりも重たいウエイトを扱え、本格的に身体を鍛えられるだろう。バーベルは横幅が120~200cm程度あるので、設置場所を考慮して購入するとよい。
パワーラック
ベンチプレスやデッドリフトが行えるパワーラックは、自宅ジムで本格的なトレーニングができるマシンだ。サイズが大きいものがほとんどなので、自宅ジムで邪魔にならないモデルを選ぼう。
4. 自宅ジム化するときの注意点

自宅ジムを作るときに、気をつけてほしいポイントがいくつかある。自宅ジムを作るときの注意点を見ていこう。
騒音・振動対策をする
トレーニング機材を床に置くときの音や振動はかなり大きいので、対策をしないと騒音トラブルになる可能性がある。床にはトレーニング用の厚いマットを敷き、騒音と振動の対策をしよう。トレーニング用マットは、床の傷防止にも役立つだろう。
モチベーションを維持する工夫をする
人目が気にならないことは自宅ジムのメリットだが、ほかのトレーニーがいないとモチベーションの維持が難しい。SNSでトレーニング仲間と繋がったり、好きな音楽を流したりしてモチベーションアップする工夫をしよう。
結論
自宅ジムは、好きなタイミングでトレーニングできるトレーニーにうれしい設備だ。簡単な機材やマシンであれば、数万円で準備できるので、自宅にいる時間が増えている方は試してみるとよいだろう。ただし、思わぬ近隣トラブルにならないように、騒音・振動対策はキチンと行ってほしい。自宅ジムを作って、家にいながら本格的なトレーニングを楽しもう。