目次
1. 指輪の種類ごとの意味

まず、指輪の種類ごとの意味から知っていこう。婚約指輪と結婚指輪の違いや、ファッションリングとは一体どのような指輪のことを指すのか、それぞれの指輪が持つ意味を解説する。
種類1.婚約指輪
婚約指輪とは、結婚の約束をした証として、男性から女性に贈る指輪を意味する。エンゲージリングとも呼ばれる。宝石言葉で「永遠の絆」を表す、ダイヤモンドを飾った指輪を贈ることが一般的だ。近年では結婚指輪と重ねてつけるなど、結婚後も婚約指輪をファッションリングとして楽しむ方が多いという。
種類2.結婚指輪
結婚指輪とは、結婚の印としてお互いで贈り合う指輪のことを指す。マリッジリングや、ウェディングリングとも呼ばれる。「愛の象徴」を意味しており、離れた場所にいたとしてもお互いの存在を感じられるものとして、男女ともにつけるのが一般的だ。一生涯身につけることを前提として作られるので、耐久性の高いゴールド製やプラチナ製が多い。
種類3.ファッションリング
ファッションリングとは、その名前の通り、ファッションアイテムとして身につけることが目的の指輪を指す。婚約指輪や結婚指輪に比べると安価であることが多く、気軽に身につけられる指輪として人気が高い。ただ、シルバー製のファッションリングなどは耐久性に欠けるため、長く身につけると変色や変形が起こりやすいことも覚えておこう。
2. 指輪の位置ごとの意味

本項では、指輪をつける指の位置によって変わる、さまざまな意味について解説していこう。左右合わせて10本の指にはそれぞれ意味があり、指輪をつけることでリングパワーが得られると信じられている。指輪をどの指につけるか考えている方は、自分の希望に合う意味を持つ指につけてみてはいかがだろうか。
親指(サムリング)
親指につける指輪はサムリングと呼ばれ、古代ローマ時代は親指に指輪をつけることで、願い事が叶うとされていたそうだ。右手の親指はリーダシップを発揮するという意味を持ち、左手の親指は信念を貫き、目標を実現させるという意味を持つ。
人差し指(インデックスリング)
人差し指につける指輪はインデックスリングと呼ばれ、中世ヨーロッパ時代の王族が好んでつけたといわれている。また人差し指は、「人を導き教える指」とも伝えられている。右手の人差し指は集中力や行動力を高めるという意味を持ち、左手の人差し指は気持ちをポジティブにして、積極性を高めるという意味を持つ。
中指(ミドルフィンガーリング)
中指はミドルフィンガーリングと呼ばれ、風水では魔よけの指ともいわれることから、指輪をつけることで悪縁を遠ざけるとされている。右手の中指は邪気を払い、発想力を高めるという意味を持ち、左手の中指は人間関係をよくして、協調性を高めるという意味を持つ。
薬指(アニバーサリーリング)
薬指につける指輪はアニバーサリーリングと呼ばれ、とくに左手の薬指は、婚約指輪や結婚指輪をつけるための特別な指とされている。右手の薬指は精神の安定や恋愛の成就という意味を持ち、左手の薬指は愛を深め、願いを実現するという意味を持つ。
小指(ピンキーリング)
小指につける指輪はピンキーリングと呼ばれ、チャンスを引き寄せたり、幸運を呼び込む指輪として人気が高い。右手の小指は自分らしさを存分に発揮するという意味を持ち、左手の小指は恋愛のチャンスを呼ぶという意味を持つ。
3. 婚約指輪・結婚指輪をつける位置

婚約指輪や結婚指輪をつける位置は、左手の薬指が一般的だが、実は必ず左手の薬指につけなければいけないという決まりはなく、ほかの指につけてもよいのだ。本項ではその意味などについて、詳しく解説していこう。
基本的には左手の薬指につける
婚約指輪や結婚指輪は、基本的には左手の薬指につける指輪である。その意味は古代ギリシャ時代までさかのぼり、左手の薬指には「愛の象徴」を意味する心臓につながる太い血管があると信じられていたことから、この習慣が一般的に広まったと伝えられている。またこのような言い伝えとは関係なく、左手の薬指は大半の人が日常生活をする中で動きが少ない指であるため、指輪を落としたりするリスクが低いという意味で、つけられるようになったという説もある。
左手の薬指以外につけてもよい
前述の通り、婚約指輪や結婚指輪をつける指には明確な決まりがない。それは国それぞれの文化によっても異なり、右手の薬指につける国も多いのだ。つまり、つける指は自由という認識でよいが、どの国でもほとんど共通して、婚約指輪や結婚指輪は右手、左手を問わず薬指につけることが一般的な習慣であることは覚えておこう。
4. オシャレに指輪をつけるコツ

最後に、オシャレに指輪をつけるコツについて解説する。なんの意味もなく、ただ指輪をつけているだけでは少しもったいない。指輪はさりげないファッションのアクセントになるので、ぜひオシャレに身につけてみよう。
コツ1.基本的には1個だけつける
前述したリングパワーにもあるように、指輪をつける指それぞれには意味がある。自分好みの意味を持つ指には、ついついたくさん指輪をつけたくなるものだが、ここは少し我慢してほしい。あまりに指輪の数が多いと、少し派手すぎる印象を与えてしまい、イメージダウンにもなりかねない。基本的にはシンプルに、1個だけつけることをおすすめしたい。
コツ2.華奢なデザインを選ぶ
お気に入りの指輪がいくつもある場合は、1個つけるだけでは手元が物足りなく感じる方もいるかもしれない。そんなときは、華奢なデザインの指輪を合わせることも、実はオシャレのポイントとなる。たとえば、幅広タイプの指輪をつける際は、バランスを調整するために華奢な指輪と合わせるなど、アレンジしてみよう。こうするだけでも、手元全体のバランスがよくなるのだ。
結論
指輪には、つける指の位置によってそれぞれ特徴的な意味があることに加え、婚約指輪や結婚指輪をつける指も、国や文化によって異なることなどを知ってもらった。今後指輪をつける際は、本記事で紹介したさまざまなことを参考にしてみてほしい。