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「心拍数」をイメージするハートと聴診器と心電図のグラフの写真

心拍数の正常値は?年齢別の基準値や基本的な測定方法なども解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年6月30日

心臓の拍動する回数を「心拍数」という。この心拍数の基準値は年齢によって異なり、高齢者のほうが低いという特徴がある。この記事では、そんな年齢別の心拍数(脈拍数)の基準値、心拍・脈拍の基本的な計測方法、心拍数を基にした運動強度の決め方などを解説する。自分の心拍数の基準値を知ることは健康管理にもつながる。ぜひこの記事を参考に、心拍数についての理解を深めてみよう。

  

1. そもそも心拍数とは?

心拍数
心拍数とは、一定の時間内に心臓が拍動する回数のことをいう。一般的に心拍数というと、1分間に心臓が何回拍動したかを数えることが多い。このときの単位は「bpm(回数/1分)」であり、個人差はあるが、健康的な成人の安静時心拍数は約60~100bpmとなっている。一般的に心拍と脈拍は同義として使われるが、不整脈があると拍動が動脈に伝わらないため「心拍数=脈拍数」とはならない。

安静時心拍数と最大心拍数とは?

・安静時心拍数:身体が休んでいる状態で測った心拍数のこと
・最大心拍数:正常な場合に1分間に発揮できる心拍数のこと

2. 心拍数の正常値は?年齢別の安静時の基準値

心拍数
心拍数の基準値は年齢によって異なり、新生児が約120~140bpmと最も高く、成人では約70~80bpmとなっている。また、心拍数の正常値・異常値については、日本人間ドック学会が判定区分を設けている。(※1)以下に、心拍数の正常値や、安静時の心拍数の基準値についてまとめておく。

心拍数の正常値に関する判定区分

・A異常なし:45~85bpm
・B軽度異常:-
・C要再検査・生活改善:40~44bpm、86~100bpm
・D要精密検査・治療:39bpm以下、101bpm以上

年齢別の心拍数(脈拍数)の基準値

・新生児:120~140bpm
・乳児:110~130bpm
・幼児:100~110bpm
・学童:80~90bpm
・成人:70~80bpm
・老人:60~70bpm

加齢で安静時心拍数が少なくなる理由

加齢とともに安静時心拍数が減少する理由には、赤ちゃんや子どもの頃のほうが成長のために必要な体内代謝が活発であることが関係している。実際、体重あたりの必要エネルギー量を示した「基礎代謝基準値」は子どもの頃のほうが高く、年齢を重ねるにつれて低くなっている。要するに、年齢を重ねると心臓がそこまで頑張らなくても、健康な状態を保つことができるということだ。

3. 心拍数を調べるメリット|健康と運動に関する利点

心拍数
心拍数(脈拍数)を調べることは、日々の健康状態を把握するのに役立つ。また、運動時に心拍数を調べれば、運動強度を一定に保つことも可能になる。以下で心拍数を調べるメリットを確認しよう。

1.日々の健康状態を確認できる

心拍数は運動や食事などの生理的な要因によっても変化するが、心臓病をはじめとする病気がある場合にも変化する。そのため、日々の心拍数(脈拍数)を調べておくことで、いち早く体調の異変に築くことが可能だ。脈拍に関する異常には、大きく「頻脈(脈拍が速くなる状態)」と「徐脈(脈拍が遅くなる状態)」がある。以下で、それぞれの症状や原因についても確認しておこう。

【脈拍が速くなる|頻脈の症状と原因】

「頻脈」が起こると、血圧の低下を招くことがある。また、心拍数・脈拍数が多くなると、動悸、めまい、冷や汗、吐き気などの症状を伴うこともある。生理的な原因としては運動、食事、入浴、ストレスなどがあり、これらが解消されれば脈拍はもとに戻る。ただし、心臓病や高血圧症、貧血、甲状腺機能亢進症などの病的な原因が頻脈を引き起こしている可能性もあるため注意が必要だ。

【脈拍が遅くなる|徐脈の症状と原因】

「徐脈」が起こると、身体に必要な酸素や栄養を十分送られなくなる。また、極端に遅くなると脳貧血が起こり、意識がボーッとしたり、少しの運動で息切れをしたり、身体を動かすのがつらくなったりする。生理的な原因としては睡眠があり、副交感神経が優位になると脈拍は遅くなる。また、病的な原因としては、甲状腺機能低下症や交感神経の働きを抑える薬の投与などが挙げられる。

2.運動強度の指標にもできる

運動強度とは運動時のキツさのことであり、心拍数はそんな運動強度の指標に使われている。「やや楽~ややキツい(ダイエットに向いている強度)」と感じる運動がしたい場合は、計算式は「(220-年齢-安静時心拍数)×40%~60%+安静時心拍数」となる。例えば、30歳で安静時心拍数が70bpmの場合は、運動時の心拍数が118~142bpmになるよう目指すと良いだろう。(※2)

4. 心拍数の測定方法|主な心拍数の測り方

心拍数
心拍数の測定方法には、大きく「医療機関で調べる方法」と「自分で調べる方法」に分けることが可能だ。また、自分で調べる方法には、市販の血圧計やウェアラブルデバイスを使う方法、手脈で調べる方法などがある。ここでは、そんな心拍数の測定方法について確認しておこう。

1.心電図や心拍計で調べる

心拍数は、医療機関などにある心電図や心拍計で計測するのが最も正確だ。脈に異常がある場合は、一般的な内科や循環器内科などを受診すれば、心拍数・脈拍数を調べてもらえるだろう。また、健康診断の検査項目に含まれている場合もある。最寄りの医療機関で受けられるかを確認してみよう。

2.市販の血圧計・脈拍計を使う

自宅で心拍数(脈拍数)を調べるなら、家庭用の血圧計や脈拍計などを使うのもおすすめだ。血圧計には据置型や携帯型などがあり、手首や上腕などに計測器を巻くなどして計測する。また「パルスオキシメーター」と呼ばれる血中の酸素飽和度を測定する機器でも脈拍数を調べることが可能だ。

3.ウェアラブルデバイスを使う

運動時に心拍数(脈拍数)を調べたいなら、Apple Watchなどのウェアラブルデバイスを使うのがおすすめだ。大きく、スマホ機能なども使える「スマートウォッチタイプ」と、各種計測機能だけが付いた「リストバンドタイプ」に分けられる。リストバンドタイプでも基本的には歩数、移動距離、消費カロリー、心拍数などの計測が可能だ。用途に合わせて購入すると良いだろう。

4.手脈・検脈で調べる

専用の計測機器を使わなくても、手脈・検脈で脈拍数を数えることも可能だ。計測機器が不要であるため、いつでも調べることが可能だ。脈拍数は1分間を基本としているが、手脈では「10秒間測定してからその脈拍数を6倍する」ということが多い。基本的には以下のような手順で調べてみよう。

【一般的な脈拍の測定方法・手順】

1.左手の手首を上にして出す
2.右手の人差し指・中指・薬指の3本を左手の手首に当てる
※親指側の手首に当てて、脈拍が取れる場所を探すと良い
3.そのまま10秒間維持して脈拍数を数える
4.数えた脈拍数を6倍したら1分間の脈拍数になる

5. 心拍数に関する悩みは医療機関に相談を

心拍数
心拍数はさまざまな要因で変化するため、必ずしも基準値の範囲内に収まっているとは限らない。しかし、心拍数が速い状態(または遅い状態)が続く場合は、何かしらの病気の可能性も考えられるだろう。もし心拍数・脈拍数について不安や悩みなどがあるなら、内科や循環器内科などに相談するのが良い。また、治療や生活改善などが必要な場合は医師の指示に従うようにしよう。

結論

心拍数を知ることは、自身の健康状態を把握するきっかけとなる。また、運動時に心拍数を調べることで「ラクさ」「キツさ」といった運動強度を管理するのにも役立つ。心拍数は血圧計やウェアラブルデバイスなどを使えば簡単に調べられるため、日々の健康管理や運動などに役立ててみよう。
(参考文献)
  • 公開日:

    2021年11月12日

  • 更新日:

    2022年6月30日

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