目次
- 足を腰幅に開いて直立したら、重心を少し下げ、足の指を浮かせる。
- 両手で後頭部を支え、5秒間かけて、そのまま上体を後ろに反らせる。
- 上体が十分に反ったら、5秒間キープする。
- 5秒間かけて元の姿勢に戻り、2~4を繰り返す。
1. ぽっこりお腹の基本

ぽっこりお腹解消の方法を説明する前に、お腹がぽっこりして見えるのはどのような状態なのかについて、理解を深めよう。
ぽっこりお腹とは?
ぽっこりお腹解消を願う人は多いが、その状況も実にさまざまだ。単純に下腹の脂肪がたるんでいる人もいれば、お腹全体が丸く張っている人もいる。物を食べた時にだけ下腹が出てしまうという、いわゆる胃下垂(内蔵下垂)の人もいるだろう。ぽっこりお腹解消は、運動不足で栄養過多になりがちな現代人にとっては、悲願であると言っても過言ではない。
男性に多いぽっこりお腹とは?
ぽっこりお腹の状況は人それぞれだが、男性に限って見れば、内臓脂肪型肥満であることも多い。腸などの内臓に脂肪がつくことで、へその上部からお腹全体がふくらんでしまうのだ。ウエストが下半身よりも大きくなることから、リンゴ型、あるいはビア樽型の体型と呼ばれることもある。内臓脂肪型肥満に、高血圧や高血糖などが組み合わさると、心臓病や脳卒中のリスクが高まる。これが、メタボリックシンドロームという病態だ。
2. ぽっこりお腹の主な原因

ぽっこりお腹解消の方法は、お腹がぽっこりしている原因によってアプローチが異なる。ここでは、ぽっこりお腹の主な原因について紹介しよう。
原因1.内臓脂肪の増加
へその上部からお腹全体がふくらんでいる場合や、手のひらで脇腹がつかめない場合には、内臓脂肪型である可能性がある。カロリーが過多であったり、腸の機能が低下したりすることで、内臓に過剰に脂肪がついている状態だ。男性に多いため、思い当たる節のある人も多いだろう。ぽっこりお腹解消のためには、有酸素運動などで脂肪を燃焼する必要がある。
原因2.筋肉量の低下
加齢とともにぽっこりお腹が気になり出したという人は、筋肉量が低下しているのかもしれない。デスクワークが中心の現代では、お腹周りの筋肉は衰えやすく、内臓を支えきれなくなることがある。この場合、ぽっこりお腹解消には、筋トレが適している。
原因3.便秘など
便秘に悩む人も、お腹がぽっこりと張りやすくなる。生活習慣や食生活の乱れなどによって便秘が起こると、ガスや便が腸内にたまり、お腹が出てしまうのだ。ぽっこりお腹解消のために、まずは便秘への対策を考えよう。
3. 内臓脂肪型のぽっこりお腹解消法

内臓脂肪型のぽっこりお腹は、男性に多い症状だ。ここでは、内臓脂肪型のぽっこりお腹解消法を紹介しよう。
解消法1.食生活を見直す
内臓脂肪型のぽっこりお腹解消には、食生活を見直すのが効果的だ。食べ過ぎが禁物なのはもちろん、何をどう食べるかにも留意したい。具体的には、脂質を減らしつつタンパク質を増やし、積極的に食物繊維を摂るのがおすすめだ。
解消法2.適度に運動する
内臓脂肪型のぽっこりお腹解消には、運動も重要である。まずは、有酸素運動で脂肪燃焼を狙おう。ウォーキングやジョギングはもちろん効果的だが、通勤時に1駅分多く歩くだけでも、消費カロリーはアップする。
さらに、筋トレで筋肉量を増やし、基礎代謝を上げよう。摂取カロリーを効率的に消費すれば、痩せやすい体質に変わる可能性がある。筋トレを行う場合、スクワットなどで下半身の大きな筋肉にアプローチすると効率がよい。有酸素運動で脂肪を燃やしつつ、筋トレで筋肉をつければ、徐々にぽっこりお腹解消の兆しが見えてくるだろう。
4. 噂のトレーニング法「逆腹筋」とは?

ぽっこりお腹解消には、さまざまなトレーニングが提唱されている。中でもぽっこりお腹解消に効果的だと話題を呼んでいるのが、逆腹筋だ。逆腹筋は、2019年9月にテレビ番組「林先生の初耳学」で紹介されたトレーニングである。
腹筋運動の代表である上体起こし(クランチ)は、腹筋表層の腹直筋にはアプローチできるものの、インナーマッスルへの刺激は弱い。一方、逆腹筋は、身体を後ろに反らせることで、インナーマッスルへ確実にアプローチできるのだ。以下、ぽっこりお腹解消に効果的な逆腹筋について、やり方を紹介しよう。
逆腹筋のやり方・手順
1日あたり、10回×3セットが目安となる。継続によって効果が現れやすくなるので、根気強く続けてみよう。
結論
ぽっこりお腹は、さまざまな原因で引き起こされる。中でも内臓脂肪型の肥満は男性に多く、メタボリックシンドロームにもつながる健康リスクの高い状態だ。ぽっこりお腹解消のためには、食生活を見直しつつ、適度な運動をするとよい。運動は、有酸素運動と無酸素運動(筋トレ)を組み合わせることで、より大きな効果が期待できる。年齢のせいだと諦めずに、ぽっこりお腹解消を目指してほしい。