目次
1. プロテインは牛乳に溶かして飲んでいい

プロテインは水で溶いて飲むことが多いが、牛乳で飲んでも問題ない。むしろ、プロテインを牛乳で飲むと、いくつかのメリットを得ることができるだろう。プロテインを牛乳で飲むメリットは、次項で解説するのでチェックしてほしい。
ほかにも、豆乳やコーヒー、ジュース、スポーツドリンクで割って飲む方もいる。プロテインのフレーバーにもよるが、好みにあう飲み物で割ると美味しく飲めるだろう。
2. プロテインを牛乳で飲むメリット

プロテインを牛乳で割ると、栄養価や美味しさがアップしたり、腹持ちがよくなったりする。ここでは、それぞれについて詳しく解説していこう。
メリット1.牛乳由来の栄養素を摂れるようになる
牛乳には、カルシウムやビタミン、ミネラルといった栄養素が含まれている。そのため、プロテインを牛乳で割ると、身体づくりに欠かせない栄養素も一緒に摂取できるだろう。
メリット2.甘みがプラスされて飲みやすくなる
プロテインに牛乳をプラスすると、甘みやまろやかさがアップして飲みやすくなる。とくに、コーヒーやチョコ、ストロベリーなどのフレーバーは、牛乳と混ぜるとデザートドリンクのような感覚で楽しめるだろう。そのため、プロテイン特有の味やニオイが苦手な方は、牛乳で割るのがおすすめである。
メリット3.吸収が緩やかになり腹持ちしやすくなる
プロテインと牛乳を混ぜると、水を使ったときより身体への吸収が緩やかになり、プロテインの腹持ちがアップする。そのため、プロテインを一食に置き換えている方は、牛乳で割るとよいだろう。
3. プロテインを牛乳で飲むデメリット

プロテインを牛乳で飲むと、いくつかのデメリットもあることも覚えておこう。ここからは、牛乳を使うデメリットを紹介する。
デメリット1.カロリー過多に繋がりやすい
牛乳には200mlあたり138kcalのエネルギーが含まれているので、1日に何度もプロテインを飲む方が牛乳を使うとカロリー過多に繋がりやすい。カロリーを取り過ぎると太ってしまう可能性もあるので、朝は牛乳を使い、夜は水にするといった工夫が必要だ。また、比較的カロリーや脂質が抑えられている低脂肪牛乳や無脂肪牛乳を活用するのもおすすめである。
デメリット2.持ち運びがしにくく利便性が悪い
水は常温で持ち運べるが、牛乳は常温で持ち運ぶと傷む可能性があり、利便性が悪い。ジムや野外でプロテインを飲む場合は、水で割る方が楽だろう。また、出先でもプロテインを牛乳で割りたい場合は、飲みきれる小さなパックを購入するとよい。
デメリット3.乳糖不耐症の方には向かない
プロテインを牛乳で割る方法は乳糖不耐症の方にはおすすめできない。乳糖不耐症とは、牛乳に含まれている乳糖を消化できない状態を指し、牛乳を飲むと体調不調を引き起こす可能性が高い。(※1)不安な方は、少量から試して様子を見てほしい。
4. プロテインを牛乳で飲むときのポイント

ここからは、プロテインを牛乳で飲むときのポイントをチェックしていこう。
ポイント1.コップ1杯の牛乳にプロテイン1食分を溶かす
コップ1杯分である約200mlの牛乳に、プロテイン1食分を溶かそう。プロテインがダマになって溶けにくい場合は、先に牛乳を入れてからプロテインを入れるとよい。また、プロテイン用のシェイカーを使ってブレンドするのも、ダマをできにくくするコツだ。
ポイント2.低脂肪牛乳や無脂肪牛乳でエネルギーの摂り過ぎを抑える
牛乳のカロリーや脂質が気になる方は、低脂肪牛乳や無脂肪牛乳を使ってもよい。低脂肪牛乳や無脂肪牛乳は、牛乳から脂肪分を抜いたもので、タンパク質やカルシウムの量に大きな差はない。そのため、身体を引き締めたい場合は、牛乳の種類を工夫するのもよいだろう。
結論
プロテインを牛乳に溶かして飲むと、栄養価がアップし、味も飲みやすくなるというメリットがある。ただし、カロリーが増えたり利便性が下がったりするデメリットもあるので、シーンに合わせて選択してほしい。また、乳糖不耐症の方は、牛乳を使うと体調を崩してしまう可能性があるので注意しよう。上手にプロテインを摂取して、効率的に身体づくりを進めてほしい。
(参考文献)
※1出典:小児慢性特定疾病情報センター「乳糖不耐症」