目次
1. ワックスの基本の付け方

ワックスの基本的な付け方をご紹介していく。ワックス初心者でも基本を押さえればスムーズに髪型をキメることができるため、ぜひチェックしてほしい。
ワックスを付ける量
ワックスの量は、髪型やワックスの種類によっても異なるが、10円玉サイズの量を目安に手のひらにのせよう。初心者でまだ感覚が掴めない場合には、最初はワックスを少量とるようにして、足りなければ付け足すようにすれば失敗を防ぐことができる。
ワックスを付ける順番
ワックスをつける順番は、バック・サイド・トップの順番がおすすめである。なぜなら、手にたくさんワックスがついた状態で前髪やトップのスタイリングをはじめてしまうと、重たく不自然な髪型になってしまうからだ。必ずワックスが多めについてもそこまで問題のないバックから付けていこう。
2. 髪型別のワックスの付け方
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髪型によって、ワックスを使ったスタイリング方法はさまざまだ。ここでは、髪型別にワックスの付け方を解説していく。
髪型1.ベリーショート
最初に髪を濡らし、8割程度タオルドライで乾かそう。次に髪全体をドライヤーで大まかな形まで整えていく。続けてトップにボリュームを出していくため、下からドライヤーの風を当てながら毛を自然に持ち上げていこう。ドライヤーで冷風を当てて髪を冷やし、ボリュームのある髪型をキープさせる。そして、手にワックスをなじませ、髪を指で挟みながら持っていきたい方向へ髪を流そう。そのほかの部分も同様に、毛束をつくって全体を整える。
髪型2.ショートヘア
髪全体を根元から濡らしておき、ドライヤーの温風でトップを立ち上げながら乾かし、七三部分のクセづけを行おう。その後、根元からワックスをしっかりなじませ、指で挟んで毛束を作る。手に残ったワックスで前髪に太めの束をつくり、スタイリングしていこう。最後に毛先をつまみ、スプレーを散らしたら完成だ。
髪型3.センターパート
まず髪全体を濡らし、ドライヤーで乾かしながら根元を立ち上げよう。軽く乾いたら分け目を決め、引き続き根元を立ち上げながら乾かす。次に、外ハネやストレートなど理想とする毛先の動きをヘアアイロンでクセづけよう。そしてワックスを適量とり、手のひらと指先に伸ばしたら、分け目パートと前髪の毛先を中心にワックスを付けていく。
髪型4.ショートパーマ
はじめに髪の毛をしっかりと濡らしておこう。手で握り込むようにしながら、ハチ周りは抑えてトップにボリュームが出るように髪を乾かす。続いて10円玉サイズのワックスを手にとり、全体へなじませよう。前髪を手に残ったワックスで整えたら完成だ。
髪型5.マッシュ
髪を濡らし、タオルドライ後に全体をドライヤーで乾かしつつ左右に毛流れを付けよう。ストレートアイロンを使い、前髪の端が内側に流れるようにクセづけ、ワックスを毛流れに沿ってなじませる。最後にくしを使い、前髪や髪型全体のフォルムを整えよう。
3. ヘアセットの3つのポイント

ワックスを使って髪型をつくる際に押さえておくべきポイントを3つご紹介しよう。
その1.ベースの髪型を作る
セットのしやすさには、ワックスだけではなく、ベースとなる髪型も重要となってくる。どのように髪をカットしたかによって、最終的なヘアスタイルの仕上がりが左右されてしまうのだ。したがって、美容室でカットしてもらうときには理想の髪型を伝え、スタイリングしやすいカットをオーダーするといいだろう。
その2.正しくブローする
男性の中には、ドライヤーを使って髪を乾かす習慣がない人も多いだろう。しかし、ヘアセットは、ドライヤーによるブローが肝心と言っても過言ではないのだ。ドライヤーによるブローで髪のクセを直したり、ボリュームを出したりと髪型のベースを整えることによって仕上げのワックスを活かすことができる。
その3.髪型に合うワックスを使う
ワックスは、さまざまな種類のものが市販されている。どれでもよいわけではなく、理想の髪型に適したワックス選びをする必要があるのだ。また、同じ髪型でもショートヘアでツヤを出したい人はジェルタイプ、艶を出したくない人はクリームタイプといったように使うヘアワックスによって印象も異なる。そのため、なりたい髪型になるためにはどのヘアワックスを使用すればよいか事前に調べてから購入しよう。
結論
なりたい髪型や髪の質感に合わせてワックスを適切に選ぶことで、スタイリングがキマりやすくなることが分かった。また、ワックスだけでなく土台となる髪型やブローもスタイリングの仕上がりに大きく影響するため、ヘアセットが上手くいかずお悩みの方は、行きつけの美容院で相談してみるといいだろう。