目次
1. ワックスを付ける前のブローの仕方

ワックスの正しい付け方を知る前に、まずはヘアスタイリングにおける大切な工程、ブローについて知っておく必要がある。ブローとは、ドライヤーを使って髪を乾かすことを指すが、ただ乾かすだけでなく、自分が求めるヘアスタイルの方向性を決める意味合いも持つ。ヘアスタイリングの8割はワックスでなく、ブローで決まるともいわれるので、その方法はしっかり覚えておきたい。
ブローの工程に入る前に髪を濡らすことから始めるが、水の付け方も重要なポイントである。セットしたい部分だけを濡らすのではなく、全体的に髪の根元から濡らしておくことを忘れずに。ヘアスタイルによってブローの仕方は異なるが、基本的な手順としては、軽くタオルドライした後、トップの髪を軽く握って持ち上げ、持ち上げた髪の根元にドライヤーで風を送り乾かしていく。
次に後頭部の髪も持ち上げ、同様に髪の根元に風を送っていくが、ここで髪が長い方であれば、上を向いて左右に分けて乾かしていくとやりやすい。前髪も手でつかみながら乾かしていくが、サイドの髪はあまり広がりすぎないよう、軽く手で押さえながら乾かすのがコツ。全体的に丸いシルエットになるように整えたら完成だ。この下準備だけでも、長くヘアスタイルをキープできるのである。ワックスの正しい付け方はもちろん、ブローの基本もしっかり頭に入れておこう。
次に後頭部の髪も持ち上げ、同様に髪の根元に風を送っていくが、ここで髪が長い方であれば、上を向いて左右に分けて乾かしていくとやりやすい。前髪も手でつかみながら乾かしていくが、サイドの髪はあまり広がりすぎないよう、軽く手で押さえながら乾かすのがコツ。全体的に丸いシルエットになるように整えたら完成だ。この下準備だけでも、長くヘアスタイルをキープできるのである。ワックスの正しい付け方はもちろん、ブローの基本もしっかり頭に入れておこう。
2. メンズワックスの正しい付け方

それでは、メンズワックスの正しい付け方について解説していこう。これまであまりワックスの付け方を意識したことがなかった方は、各ポイントごとの正しい付け方をチェックして、改善点としてみてほしい。
付けるワックスの量
付けるワックスの量だが、多く付けるほどセットがしやすいというわけではない。ワックスの適量は、10円玉大ほどでOKだ。あまり多く付けすぎると、ワックスの重みに髪が負けてしまうことがあるため注意しよう。
ワックスの付け方の手順
ワックスの付け方の手順は、ざっくりと「バック・サイド・トップ」の順番で付けていくのがベスト。基本的に、たくさんワックスが付いてもバランスが崩れにくい場所から付けていくと覚えておこう。
最後に前髪に付ける
初心者にありがちなのが、前髪からセットを始めてしまうことだ。前髪にワックスが多く付いてしまうと、仕上がりが不自然になりやすい。前髪のセットは、最後に手に残った少量のワックスだけで十分である。
毛束をつまんでバランスを整える
髪全体のシルエットを整える際、毛束をつまんでバランスを整えると、きれいに仕上がる。あまり細かく行う必要はなく、目についた箇所をランダムにつまんでいく程度で問題ない。
3. メンズワックスの付け方の注意点

ワックスの正しい付け方を知った後は、ワックスの付け方の注意点も押さえておこう。こちらも含め、メンズワックスの付け方の基本として、しっかり頭に入れておきたい。
ワックスをよく伸ばす
ワックスを手にとったら、付ける前に手のひらでよく伸ばすことがポイント。付ける箇所によってワックスのムラが生じないよう、手の間や指先までまんべんなく伸ばしてから付けるようにしたい。
頭皮には付けない
ワックスを付ける際、髪の根元からなじませようとして、頭皮にまで付けてしまうのはNG。頭皮にワックスが付いてしまうと毛穴をふせぐ原因にもなってしまうので、十分注意しよう。
ワックスの後にヘアアイロンを使わない
ワックスには多少の水分が含まれているので、ワックスを付けた後にヘアアイロンを使ってしまうと、髪を痛める原因になる。ヘアアイロンを使う際は、必ずワックスを付ける前と覚えておこう。
4. ヘアスタイル別のワックスの付け方

本項では、ヘアスタイル別のワックスの付け方について解説する。ワックスの量や付ける手順などは基本的に共通しているものの、ヘアスタイルによってワックスの付け方は異なる。それぞれのセットのコツを確認していこう。
ツーブロックのワックスの付け方
ツーブロックのワックスの付け方は、ショートスタイルの場合はワックスを散らすようになじませ、毛束をつまんでシルエットを調整すればOKだ。パーマスタイルなど長めのツーブロックの場合は、全体的にワックスをもみ込むように付けていき、前髪はねじるようにセットすればきれいに仕上がる。
マッシュのワックスの付け方
マッシュのワックスの付け方は、トップにボリュームを持たせるのがポイント。まずトップや後頭部を盛り上げるように立たせていき、毛流れに沿ってもみ込む。仕上げに毛束をつまんでシルエットを整えたら完成。
ショートヘアのワックスの付け方
ショートヘアのワックスの付け方は、見た目にも清潔感のある仕上がりを意識したい。まずワックスを髪全体になじませ、指で髪を挟んで毛束を作ったら、最後に前髪を整える。前髪の毛束は少し太めに調整しよう。
アップバングのワックスの付け方
前髪を上げるという意味を持つアップバングだが、前髪だけにワックスを付けるというわけではない。トップや後頭部、サイドまでまんべんなくワックスをなじませ、トップと後頭部にボリュームを出し、サイドを抑えめに整えたら、最後に前髪を立ち上げて完成。
5. 初心者必見のワックスの選び方

ここまでワックスの付け方に関するさまざまなポイントを解説してきたが、最後に普段ワックスを使わない、初心者向けのワックスとはどのような種類なのか紹介していこう。
ワックスには多くの種類があり、最初はどれを選ぶべきか悩んでしまうものである。また、それぞれ付け方や使い心地にも違いがあるため、間違えて選んでしまうとセットが上手く決まらないことも。そんな失敗を起こさないために、ワックス初心者にまずおすすめしたいのは、ソフトタイプのワックスだ。ハードタイプやスーパーハードタイプであれば、セットのスピードも肝心なので、初心者にはあまり向いていないといえる。まずはワックスの正しい付け方を確認しながらじっくりとセットできる、ソフトタイプから手にとってみることをおすすめしたい。
結論
ワックスの正しい付け方をしっかり理解しておくことで、日々のヘアスタイリングがよりきれいに決まりやすくなる。これまでなんとなくワックスを使っていた方や、付け方がわからずにワックスを敬遠していた方は、ぜひこの機会にワックスの付け方のポイントを覚え、実践してみてほしい。