目次
- 1. スーツをクリーニングに出す頻度は?
- 2. スーツクリーニング店の選び方
- 3. スーツクリーニングにかかる料金相場や期間
- 4. スーツのクリーニングへの出し方
- 5. スーツをクリーニングに出す際の注意点
- 6. クリーニング後のスーツの保管方法
1. スーツをクリーニングに出す頻度は?
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はじめに、スーツをクリーニングに出す頻度から確認していこう。仕事用スーツ、礼服用スーツによってクリーニング頻度は変わるので、それぞれ頭に入れておきたい。
仕事用スーツの場合
仕事用スーツの場合、クリーニング頻度は季節によって大きく異なることが特徴だ。クリーニング頻度の目安は、春夏用のスーツであれば2週間に1回、秋冬用であれば1シーズンに1回程度でOK。基本的には、よく汗をかきやすい暑い時期の方が、クリーニング頻度が高くなると覚えておけばよい。
礼服用スーツの場合
礼服用スーツの場合、1回でも着たらその都度クリーニングに出すことを強くおすすめしたい。あまり汗をかいていないし、汚れもないからとクリーニングに出さずに保管すると、次に着るときにカビが繁殖していることも珍しくない。こうなるとさらにクリーニングの手間がかかるので、礼服は着たらすぐにクリーニングに出すことを徹底しよう。
2. スーツクリーニング店の選び方

スーツクリーニング店選びは悩むポイントのひとつだが、自分の求めるクリーニングの種類によって店選びをすることが重要だ。クリーニング店にはどのような種類があるのか、確認しておこう。
一般クリーニング店
一般クリーニング店は、できあがりの早さを重視したい方や、料金を抑えたい方におすすめ。朝クリーニングに出せば、夕方には仕上がるサービスを提供している店も多いため、とくに普段使いのスーツをクリーニングに出す場合にぴったりといえるだろう。
高級クリーニング店
ブランド品のスーツや、長年大切に愛用してきたこだわりのスーツをクリーニングに出す場合は、高級クリーニング店を選んでみよう。時間と料金はどうしても一般クリーニング店に比べて大幅に変わってしまうが、よりクリーニングの質にこだわりたい方におすすめできる。
宅配クリーニング
宅配クリーニングとは、近年人気を集めているクリーニングの新しいサービスである。家から出ずにクリーニングを依頼できる手軽さが魅力で、自宅から発送、仕上がりも自宅に届くので非常に便利だ。忙しくてクリーニング店に足を運べない方にとくにおすすめしたい。
3. スーツクリーニングにかかる料金相場や期間

では、スーツクリーニングにかかる料金相場や期間とはどれくらいのものなのか、解説していこう。クリーニングの種類によって料金や期間が変わるので、覚えておきたい。
ドライクリーニングの値段や期間
水ではなく、有機溶剤を使って洗浄するドライクリーニングの場合、値段の平均は1,000~2,000円程度で、できあがりの期間は1日~3日あたりとなる。ドライクリーニングは、ウールやカシミヤなどの衣類をクリーニングする際によく用いられており、皮脂汚れや食べ物の油など、油性の汚れに強い。
ウェットクリーニングの値段や期間
水を使って洗浄するウェットクリーニングの場合、値段の平均は2,000~4,000円程度で、できあがりの期間は1週間あたりとなる。通常水洗いができないものでも、色落ち、型崩れを起こさずにクリーニングできることが特徴で、汗や飲み物など、水溶性の汚れに強い。
急いでいる場合は即日仕上げサービス
急ぎでスーツを仕上げたい場合は、即日仕上げサービスを利用するのもおすすめだ。しっかり汚れを落としたい場合にはあまり向いていないが、大体のスーツであれば即日仕上げが可能。確実に即日仕上げで受け取れるように、午前中にクリーニングに出すことを心がけよう。
4. スーツのクリーニングへの出し方

本項では、スーツのクリーニングへの出し方のコツを紹介する。これらのポイントを理解しておけば、トラブルの発生しても最小限に抑えられるだろう。
スーツを袋に入れて持っていく
スーツを紙袋やビニール袋に入れてクリーニングに持って行けば、移動中の傷や汚れからスーツを保護できる。ハンガーを付けたままスーツを持ち込む場合は、受け付けの際にハンガーから外してスーツのみ渡せば、間違えて処分される心配はない。
シミなどがあれば事前に伝える
とくに落としてほしいシミなどがある場合は、事前に伝えておくとスムーズである。シミの状態によっては追加料金や日数が増える場合もあるため、余裕を持ってクリーニングに出すことを心がけたい。
伝票は大切に保管する
クリーニングを出した後、受け取りに必要な伝票は大切に保管しておこう。伝票をなくしたとしても受け取りは可能だが、氏名や電話番号など、各種個人情報の記載が必要となり、受け取りに手間がかかる場合がある。受け取りをスムーズに行うために、伝票はなくさないように注意したい。
5. スーツをクリーニングに出す際の注意点

スーツをクリーニングに出す際の注意点も覚えておきたい。クリーニングの基本ではあるが、意外と見落としがちなポイントなので注意しよう。
上下セットで出す
スーツをクリーニングに出す際、上下セットで出すことは基本である。ジャケットだけが汚れたので、上だけをクリーニングに出せばよいというわけではない。クリーニングも一般の洗濯同様、洗浄や乾燥の工程で上下の色味に変化が起きる可能性がある。どちらか片方だけをクリーニングに出すと、同じスーツの組み合わせでも違和感が生じることがあるので、必ずスーツは上下セットでクリーニングに出すようにしたい。
ポケットに物が入ってないか確認する
ポケットに物が入っているかはクリーニング店でも事前に確認してくれるものの、やはり見落としが起こる可能性も考えられる。USBメモリや折りたたんだ紙幣など、小さいものであるほど、とくに注意して確認しよう。
6. クリーニング後のスーツの保管方法

最後に、クリーニング後のスーツの保管方法について解説する。正しい保管方法を守ることで、スーツをより長持ちさせることができる。日々袖を通すものだからこそ、保管方法も意識しよう。
ビニール袋から出す
クリーニング後のビニール袋は、できあがりのスーツを持ち帰る途中の傷や汚れから守るためのものである。ビニール袋を付けたまま保管すると内側に湿気がたまり、カビや変色の原因にもなるので、帰宅後速やかに袋から出すようにしたい。
スーツ用のハンガーに掛ける
クリーニング店のワイヤーハンガーのままスーツを保管すると、型崩れの原因になることもある。ハンガーで保管する際は、肩のラインに合う厚みのあるものに掛け替えるようにしたい。ハンガーの素材は除湿や芳香効果のある、木製ハンガーがおすすめだ。
クローゼットに収納する
クローゼットにスーツを収納する際は、すきまを最低でも2cmは離して収納するのがポイント。すきまなく入れてしまうと、スーツのシワや生地の傷みの原因となるので、注意しよう。
結論
スーツクリーニングに関する基礎から応用まで、さまざまなポイントをしっかり理解してもらえただろうか。スーツを常にキレイに保つことは、魅力的な大人の男性の基本である。これまでスーツクリーニングをあまり意識していなかった方は、この機会にクリーニング方法を見直してみることをおすすめしたい。