目次
1. スーツの下にインナーを着る?

スーツのインナーはアンダーウェアとも呼ばれ、インナーを着ることは身だしなみを整えるうえで大切なこととされている。とくに一人暮らしの場合、洗濯物を増やしたくないと思ったり、スーツスタイルで重ね着をしたくないといった理由から、インナーを着ることを避けている方もいるかもしれない。また、インナーは外からは分かりにくいことから、着る必要性を疑問に思うケースも。しかし、見えないところまできちんと着こなせるのが、デキる大人の男性のポイントだ。面倒に思っても、スーツの下にはインナーを着る習慣をつけておきたい。
素肌が透けるのを防止できる
インナーを着る役割として、素肌が透けるのを防止できるということが挙げられる。日本の夏は高温多湿になりやすく、汗の量が増えることは必然的だ。もしワイシャツを直に着ていたら、汗で素肌にぴったり張り付いてしまい、素肌が透けて見えてしまうという失敗も。こうなってしまうと見た目の印象もよくないため、あらかじめインナーを着ておくことで未然に失敗を防ぐことができるのだ。
2. スーツの下のインナーの選び方

本項では、スーツの下のインナーの選び方のポイントを解説する。見えない部分だからと、適当にインナーを選ぶのはNG。せっかく着るのであれば、インナーもスーツ同様、こだわって選んでみよう。
インナーの種類
インナーの種類は、大きく分けて4種類だ。オーソドックスな半袖をはじめ、冬場におすすめの長袖、タンクトップやノースリーブもある。タンクトップやノースリーブは腕が出ているので涼しい反面、汗染みが目立ちやすいので、逆に夏場はあまりおすすめできない。
インナーの色
インナーの色は、基本的には無地の白が基本だ。清涼感もあり、各ブランド共通でインナーのメインカラーは白である。しかし、ワイシャツから素肌が透けないことを優先するなら、ベージュやライトグレーをおすすめしたい。黒など、色の濃いインナーはワイシャツから透けてしまうので、ビジネスシーンでの着用は避けよう。
インナーのネックライン
インナーのネックラインは、Vネックと丸首の2種類に分けられる。ネクタイを締めたスーツスタイルであれば、どちらのネックラインのインナーを選んでも問題ないが、ノーネクタイスタイルの場合は、ワイシャツの下にインナーが見えづらい、Vネックを選ぶようにしたい。
インナーのサイズ
インナーのサイズは、普段着のTシャツを着る感覚で選んではいけない。インナーは上にワイシャツを着ることが前提なので、普段着よりもタイトフィットで合わせることを意識しよう。
インナーの着丈
インナーの着丈は、動いてもパンツからずり上がらない、長めの着丈を選ぶようにしたい。着丈が短いと、動くたびにパンツからインナーが出てしまい、その都度ベルトを外して直すという手間がかかる。インナーのサイズは小さめでも、着丈は長めを選ぶと覚えておこう。
吸汗速乾性機能
夏場の汗対策として、吸汗速乾性機能付きのインナーを選ぶことも重要だ。このような種類のインナーであれば、汗を素早く吸い取り、湿気を放出してくれるので、汗をかいてもムレにくいことがメリットである。また、汗のにおいが気になる方は、防菌防臭効果付きのインナーも備えておくと便利である。
脇汗パッドの有無
脇汗をかきやすい方は、脇汗パッド付きのインナーがおすすめ。仕方ないことといえど、やはり脇汗でワイシャツに汗染みが見えるのは、よい印象とはいえない。こういったケアを自分で意識することも大切だ。
3. オシャレなインナーの人気メンズブランド

最後に、オシャレなインナーの人気メンズブランドをいくつか紹介する。いずれも定番ブランドなので、手に入りやすいことも特徴だ。スーツスタイルの見えないオシャレにこだわってみよう。
ユニクロ
ユニクロのインナーは、季節ごとの快適さにこだわった作りが特徴だ。寒暖差によるムレを解消する「エアリズム」や、動くことで熱を生む「ヒートテック」などが代表的である。色展開もシンプルで、スーツスタイルで合わせても何の違和感もない。
グンゼ
グンゼは100年以上続く老舗の肌着メーカーとして知られている。グンゼ独自の特許製法である「カットオフ」は、襟・袖・裾の縫い目をすべてカットしており、肌当たりがやさしく、着用時のストレスを感じさせない設計が特徴だ。
B.V.D.
B.V.D.は、アメリカではアンダーウェアの代名詞とされるほど有名ブランドである。もちろんスーツのインナーとしても相性がよく、シンプルでありながら機能的で、生地は丈夫で長く着れることが特徴だ。
結論
これまでスーツのインナーを意識したことがなかった方は、本記事でインナーの持つ重要な役割を理解してもらえたはずだ。スーツスタイルをより快適に着こなすために、インナーは必須である。ぜひこれを機に、季節ごとにぴったり合うインナーを揃えてみてはいかがだろうか。