- 髪全体をしっかりと濡らし、タオルドライする。
- 前からドライヤーの温風を当て、前髪が立つようにクセをつける。その後、冷風を当てると前髪が落ちにくくなるだろう。
- トップや後頭部は立たせるように、サイドや襟足はボリュームをおさえるように乾かそう。
- ワックスを取り、両手に広げる。
- ワックスを後頭部からトップ、サイドの順番でなじませる。
- 手に残ったワックスをつけるように前髪をセットする。前髪の毛先にワックスをつけると、重さで落ちてきてしまうので、根元になじませる意識を持とう。
- 髪から15cm程度離したところから、ヘアスプレーを吹きかける。
- 細かい束感を出したい時は、指にスプレーをつけてセットするとよい。
1. アップバングとはどんな髪型?
アップバングは、前髪をトップに向けて持ち上げて、おでこを見せた髪型だ。ここでは、アップバングが人気を集めている理由を見ていこう。
アップバングがメンズに人気の理由
おでこを見せるアップバングは、清潔感やさわやかさを演出できるヘアスタイルだ。オンオフ問わず活用できるので、日本だけでなく海外のメンズからも人気を集めている。また、幅広い髪の長さやカラーになじむのも魅力だろう。
2. アップバングのよくある失敗例
「アップバングにチャレンジしても、思ったような髪型にならなかった」という経験がある男性も少なくないだろう。たとえば、前髪の分け目が上手にキマらなかったり、セットが持続しなかったりといった失敗例が多い。前髪を持ち上げたままキープするアップバングは、セットにコツが必要なのだ。ここでは、アップバングのよくある失敗例を紹介していこう。アップバングをセットするコツについては、のちほど解説する。
ブローの失敗例
前準備として行うブローは、セットのモチを左右する重要な工程だ。正しいブローのやり方をマスターし、ヘアスタイルの土台を固めておくと、夕方まで崩れにくい髪型を作れるだろう。
分け目の失敗例
アップバングは、前髪の分け目の位置によって印象が変わる。自分に合っていないところで髪を分けてしまうのは、よくある失敗例だ。顔のセンターで分けるのと右や左に寄せるのではそれぞれ顔の見え方が異なるので、どの分け目が最も自分に似合うのか鏡でチェックしながら決めることが重要である。
セットの失敗例
セット剤が髪質に合っておらず、すぐにヘアスタイルが崩れてしまう失敗例も多い。たとえば、セット剤をつけすぎてしまうと、ワックスの重さで前髪が落ちてきてしまうだろう。また、油分が多く重たいワックスも、髪型が崩れる原因になる。自分にぴったりなワックスの種類と量を把握することも重要だ。
3. 失敗例から分かったアップバングのスタイリング方法
失敗例を元に、ブロー・スタイリング・スプレーの3段階に分けてスタイリング方法を紹介していこう。
ブローのやり方
スタイリングのやり方
スプレーのやり方
4. スタイル別のアップバングのセット方法
髪の長さによって、アップバングをセットする時に気をつけるべきポイントが変わる。ここからは、ショートとミディアムのセット方法を紹介していこう。
ショートの場合
ショートヘアをアップバングにする時は、前髪だけでなくトップの髪も立ち上げるようにセットしよう。髪全体を持ち上げると、ワイルドさやさわやかさを演出できるだろう。
また、ショートヘアの場合は、ワックスの量にも注意すべきだ。手に取るワックスは1円玉大にし、セットをしている最中に足りなくなったら追加していくようにしよう。ワックスをつけ過ぎて、髪がペタンと寝てしまわないように気をつけてほしい。
ミディアムの場合
ミディアムヘアをアップバングにする時は、前髪を黒目と黒目のあいだで分けるとバランスがよく見える。もし、センター分けが似合わないと感じたら、分け目をズラして自分にぴったりな位置を見極めよう。
また、ワックスの量は、ショートよりも少し多めの10円玉大がおすすめだ。実際に髪につけてみて足りないようであれば、後から少しずつ追加していこう。
結論
アップバングはシンプルな髪型だが、案外失敗することも多いヘアスタイルだ。アップバングが上手にセットできないと感じたら、今回紹介した失敗例と改善策を参考にしてほしい。アップバングの失敗例から学んで、バランスのよいヘアスタイルをセットしよう。