ニュアンスパーマとは？パーマ初心者でもオシャレで好印象に仕上がる

まずはニュアンスパーマとはどのようなパーマなのか紹介していこう。

ニュアンスパーマとは、パーマ液と太めのロッドを使い、毛先を軽くカールさせたパーマのことだ。太めのロッドを使うことで、自然な丸みを作ることができ、エアリーな雰囲気を出すことができる。少しだけ変化を出す、ごくわずかという意味から「ニュアンスパーマ」と呼ばれるのだ。

ニュアンスパーマで毛先に変化をつけると、ふわっとした柔らかな印象を与え、オシャレな雰囲気を出すことができる。くせ毛のように、毛先に少し動きをつけるだけで、大きな失敗がないのでパーマ初心者にもおすすめだ。

毛先をカールさせるとセットが楽になり、スタイリングも決まりやすく、セット時間も短縮できるだろう。ビジネスシーンでもオシャレに決まり、黒髪にかけると硬派なイメージも出せるので30代や40代のサラリーマンにもおすすめできるパーマだ。

このパーマは太めのロッドで軽くカールさせるので、ゆるめで持ちがあまりよくないといえる。とくに、直毛のかなり強い髪質の方や、かなり軟らかい髪質の方はパーマがとれやすい。また、もともとくせ毛の方はこのパーマをかけることによって髪の毛が扱いにくくなる場合もある。くせ毛の人はかける前に美容院で相談するといいだろう。

そして、くせ毛のように仕上がるが、あくまでもパーマであるため、スタイリング剤を使ってセットする必要がある。ゆるいカールなのでスタイリング剤を使わないとすぐに崩れてしまうのだ。髪質が硬すぎず、軟らかすぎない方で、毎朝スタイリングができる方に向いているパーマといえるだろう。

ここでは、ニュアンスパーマのヘアスタイルを長さ別に紹介しよう。このパーマはショートでもミディアムでも取り入れることができ、いろんなヘアスタイルがオシャレに決まるのだ。あわせて前髪にもパーマをかけたスタイルも紹介するので、参考にするといいだろう。

サイドや襟足が短くても、トップや前髪にニュアンスパーマを短い場合も、取り入れることができる。トップや前髪に入れるニュアンスパーマは、全体的に短めにカットしたショートウルフとも相性がよい。短めであればビジネスシーンでも決まるので、オンオフともオシャレを楽しめるのだ。

ミディアムヘアなら、マッシュスタイルなどでかわいらしさを出すことできる。顔周りの髪の毛を長めにカットしておけば小顔効果も期待できるだろう。そしてニュアンスパーマで立体感を出していこう。

前髪にパーマをかけておでこを出す、アップバングスタイルやオールバック、センターパートもさわやかに決まる。前髪も含め全体を七三に分けるスタイルなら、インテリな雰囲気を出すこともできるだろう。前髪を長めの前下がり気味にしてゆるめのカールをつければ、外ハネになり動きがつけやすくなり、センター分けもクールに決まる。また、ニュアンスパーマをかけて前髪に動きを出してアシメにするのもありだ。

最後に、ニュアンスパーマのセットの仕方のコツやスタイリング剤を紹介しよう。

セットするときは、まずは髪を濡らし、ドライヤーで乾かそう。その後ワックスを後ろからなじませていく。ニュアンスパーマはセットする前から動きが出ているので、短くてもワックスなどをなじませるだけで束感ができるのだ。

ドライヤーで乾かすときに髪を伸ばし気味にしているとカール感が出にくくなるので、手でもむようにして乾かしてスタイリングするといい。アップバングなど前髪にくせづけしたいときは、乾かしているときからしっかりくせをつけるようにしよう。

また、マッシュのようなボリューム感を出したいときは根元から乾かすように意識するといいだろう。最後に手に残ったワックスで、前髪をセットし、全体のバランスを見ながら、毛束を整えて完成だ。

基本的には、ニュアンスパーマには束感を出しやすいワックスを使うといいだろう。根元からしっかりなじませ、束感を出していこう。オールバックや七三などしっかりセットしたいときには、グリースやハードワックスを使うようにするといい。また、ミディアムヘアであれば、ブロー後にジェルやムースを使ってなじませるのもいいだろう。崩れが気になるのであれば、最後にスプレーを使おう。

毛先を軽くカールさせてエアリー感を出すことができるニュアンスパーマは、やり過ぎた感じがなく仕上がるので、パーマ初心者にもおすすめのパーマだ。いろんなスタイルにも合わせることができるので、取り入れやすいパーマともいえるだろう。ビジネスシーンでも、オフのときでもオシャレに決まるので、30代や40代のメンズもチャレンジしてほしい。