1. プロテインとは?
プロテインとは、英語で「タンパク質」という意味である。タンパク質は肉や魚、豆などに多く含まれているが、食事から摂取できない分を補助する食品としてプロテインパウダーがある。水に溶かして飲むプロテインパウダーは、しばしばプロテインと呼ばれることも多い。この記事でも、プロテインパウダーのことをプロテインと表記する。
プロテイン摂取量の目安
タンパク質の1日の摂取量は、18歳以上の男性で60~65gとされている。食事で摂取できるのがベストだが、難しい場合はプロテインを活用しよう。
2. プロテインの効果とは?
プロテインは、タンパク質摂取の補助に役立つ。タンパク質は身体を構成する成分で、不足すると筋力や免疫機能の低下といった不調の原因になるといわれている。そのため、プロテインと食事で上手にタンパク質を摂取していくことが重要だ。
3. プロテインの種類
プロテインは、原料によって大きく3種類にわけられる。ここでは、プロテインの種類とそれぞれの特徴を解説していこう。
ホエイプロテイン
ホエイプロテインは、ヨーグルトの上澄みに含まれるタンパク質だ。ホエイプロテインは、身体への吸収が早く、味が淡泊で飲みやすい点がメリットである。
ソイプロテイン
大豆を原料にしているソイプロテインは、身体への吸収速度がゆっくりで、腹持ちがよい点が特徴だ。また、大豆に含まれる栄養を摂取できるのもメリットである。
カゼインプロテイン
牛乳を原料とするカゼインプロテインは、ソイプロテインと同様に身体へゆっくりと吸収される。そのため、1食をプロテインに置き換えている方やおやつ代わりにプロテインを飲む方におすすめだ。
4. プロテインを飲むタイミング
ここからは、プロテインを飲むタイミングを見ていこう。
就寝前
就寝前は、プロテインを飲むのにベストなタイミングだ。なぜなら、成長ホルモンが活発に分泌されている就寝中にタンパク質を補給しておくと、筋肉の修復をサポートできるからである。寝る前にプロテインを飲むと太ると思っている方もいるかもしれないが、日中の食事でカロリーオーバーしていなければ、基本的に太ることはないだろう。
朝
身体の水分やタンパク質が不足している朝にプロテインを飲むと、スピーディに栄養を身体に届けられる。朝に食欲がわかない方でも、プロテインであれば手軽に飲めるだろう。
間食
食事と食事のあいだに時間が空いてしまう日は、間食としてプロテインを飲むのもおすすめだ。体内のタンパク質が不足すると筋肉が分解される可能性があるので、上手にプロテインを活用して栄養補給をしよう。
運動後
トレーニング後30分以内にプロテインを飲むと、運動で傷ついた筋肉に素早く栄養を届けられる。運動後にはプロテインを飲む習慣をつけるとよいだろう。
5. プロテインのおいしい飲み方
プロテインがどんなに便利でも、美味しくなければ継続するのは難しい。ここからはプロテインの美味しい飲み方を解説していこう。
水に溶かす
水に溶かす方法は、最もメジャーなプロテインの飲み方だ。どんなフレーバーでも対応できるので、迷ったら水に溶かして飲むとよいだろう。
牛乳や豆乳に混ぜる
プロテインを牛乳や豆乳に混ぜるのもおすすめだ。プロテインの味をマイルドにしてくれるので、デザートドリンクのような感覚で楽しめるだろう。
自分好みの味を見つける
プロテインをスポーツドリンクやコーヒー、ジュースなどに溶かして飲むのもおすすめである。いろいろなドリンクを試してみて、自分好みの味を見つけてほしい。
6. プロテインと一緒に摂取したい栄養素
プロテイン以外にも、身体を鍛えている方が摂るとよい栄養素がある。ここからは、プロテインと一緒に摂取してほしい栄養素を紹介していこう。
ビタミンB群
ビタミンB群は、タンパク質の働きをサポートする栄養素だ。食事で必要な量のビタミンB群が摂れない場合は、サプリメントを活用するとよいだろう。
ミネラル
ミネラルも、身体に欠かせない栄養素である。プロテインにミネラルが含まれている商品もあるので、バランスよく摂取したい方はチェックしてほしい。
炭水化物
身体を動かすエネルギーとなる炭水化物は、トレーニーに不可欠な栄養素だ。エネルギーが不足すると筋肉が分解されてしまう可能性もあるので、炭水化物はしっかりと摂取してほしい。
結論
タンパク質を手軽に摂取できるプロテインは、トレーニングをしている方の強い味方だ。自分にあう種類のプロテインを、正しいタイミングと飲み方で摂取すれば、健やかな身体づくりをサポートできるだろう。プロテインを上手に活用して、たくましい身体を目指してほしい。