目次
1. スーツに見える作業着とは?

スーツのビジュアルに、高いストレッチ性や撥水性、耐久性など作業着の性能を持ち合わせているのがスーツ型作業着だ。スーツスタイルでも汚れを気にせず現場作業ができ、オフィスと現場でそのまま兼用できることから、さまざまな職種のビジネスパーソンに支持されている。
もともとは、水道工事などを扱うオアシススタイルウェア社が「作業着をかっこよくしたい」という社員の声を聴いて開発したものだったが、2018年にWWS(ワークウェアスーツ)として同社が商品化したことで人気に火がついた。
今では多数の衣料品メーカーがスーツ型作業着を売り出しており、着替えずにアフター5を楽しめる・手入れが楽などの理由から、売れ筋は好調だという。着心地重視のリモートワーク用スーツとしてもおすすめだ。
2. スーツに見える作業着の特徴

スーツ型作業着は、特殊な生地や加工を用いることで、オフィスから作業現場、プライベートまで着回せる応用力を実現している。その特徴を具体的に見ていこう。
その1.ストレッチ性がある
作業現場でも自由に身体を動かせるよう、スーツ型作業着には高いストレッチ性が用いられている。さらに形状記憶機能により、大きく伸び縮みしても型崩れしにくいのも特徴だ。
その2.丸洗いOKでアイロンいらず
スーツ型作業着は自宅の洗濯機で丸洗いできる素材を使用しているため、汚れたら毎日でも洗って着ることが可能だ。アイロンも不要なので気軽に洗濯を繰り返すことができる。
その3.汚れにくい、シワになりにくい
速乾性や防水・撥水性に優れた生地を使用することで、水や汚れをはじき、濡れてもすぐ乾くのもの魅力だ。またシワになりにくいため、小さくたたんで持ち運ぶことも可能である。
その4.着心地、収納力
スーツ型作業着にはウエストゴムや裏地メッシュ仕様など、着心地を快適にする工夫も随所になされている。大容量ポケットなど収納力に優れたタイプが多いのも現場作業には嬉しい点だ。
3. 市販のスーツに見える作業着3選

数多くのメーカーがスーツに見える作業着を販売するなか、市販で人気の高いスーツ型作業着のおすすめ3選を紹介しよう。
その1.オアシススタイルウェア「WORK WEAR SUIT」
スーツ型作業着の生みの親といえるオアシススタイルウェアが、2年の歳月をかけて開発したワークウェアスーツ(WWS)。水道工事の現場から生まれたからこそのタフな設計で、水や汚れに強く、軽くてよく伸びるオリジナル素材「アルティメックス」を使用しているのが特徴だ。セットアップ以外にアウターや女性用ワンピースなども扱っているので興味があればチェックしてみよう。公式ストアで購入すると30日間返品保証がある。
その2.ワークマン「リバーシブルワークスーツ」
ワークマンのリバーシブルワークスーツは、普段はスーツ、裏返すと作業着になる画期的なアイテムだ。汚れが滑り落ちる耐久撥水加工に加え、多収納ポケット、着脱式フード、腕・裾まくり用ボタンなど、作業を快適に行うためのワークマンならではの工夫が光っている。ポケッタブル仕様でポーチ状にして持ち運べるので、出張などにも便利である。
その3.アオキ「アクティブワークスーツ」
作業着としても気兼ねなく着られる機能性に、スーツ専門店の技術を活かしたバツグンのスタイル&着心地をプラスしたのがアオキのアクティブワークスーツだ。シンプルなデザインだからこそ自転車通勤や外回り、休日のカジュアルスタイルまでシーンに合わせて自由に着回せる。上下セットで6,000円ほどと、リーズナブルな価格も魅力だ。
結論
スーツ型作業着は作業現場で着ることを想定しているため、一般的な機能性スーツよりさらにタフに設計されているものが多い。汚れや傷みを気にせずスーツを着たい、スーツでアクティブな作業をしなければならない方は、一度試してみてはいかがだろう。普段着やビジネススーツとしても着回せるので、1枚あれば重宝するはずである。