目次
1. スーツの正しい着方とは?

スーツの着方には部位ごとにマナーがある。ボタンやポケット、シャツの長さなどのマナーを1つずつ解説していこう。
その1.ボタンの留め方
スーツのボタンをすべて留めていないだろうか。ボタンを全部留めると座ったときにシワが入ってしまうため、1箇所だけ留めるのが正しい着方だ。2ボタンの場合は1番上、3ボタンの場合は真ん中を留めよう。
その2.ポケットの使い方
ポケットはスーツを美しく見せる飾り。スマートフォンや財布などが入って膨らんだポケットは不格好だ。スーツの正しい着方としては、ポケットに何も入れないのが正解。例外として、胸元のポケットにはチーフ、ヒップポケットにはハンカチーフを入れるのはよい。
その3.シャツの袖の長さ
ジャケットから覗くシャツの袖丈は、見た目の美しさを左右する大切な要素だ。袖の長さは、ジャケットの袖口から1?1.5cm出るのがよい。スーツを購入するときは、シャツの袖の長さも確認しておこう。
2. スーツの正しいコーディネート

スーツ姿をカッコよく見せる着方は、シャツ、ネクタイ、ジャケットなどのバランスが肝心だ。
その1.シャツの種類
ビジネスシーンでおすすめのシャツは、襟の開きの角度が75~90度のレギュラーカラーや、襟の開きが100~140度と広いワイドカラーだ。襟羽根をボタンで留めるボタンダウンはカジュアル用のシャツをされているため、会議や面接などの場では避けたほうがよい。
その2.ネクタイの種類
スーツの正しい着方として見落とされがちなのがネクタイの選び方。ネクタイの大剣巾とラペル巾(ジャケットの下襟部分)が同じものを選べば、バランスよく見える。また、ネクタイを締めるときは、ネクタイの剣先がベルトのバックルにかかる程度の長さを意識しておこう。
その3.靴とベルトの種類
靴とベルトの色味を合わせるのは、正しい着方のマナーだ。それぞれ黒と茶色を持っていればどんなスーツとも合わせやすく、おしゃれな着こなしができる。色だけでなく素材や質感を合わせると、よりおしゃれな印象になるので試してみてほしい。
その4.靴下の種類
気を抜けないのが靴下の種類。パンツかシューズの色に合ったもので、座っても脛が見えない長さがある靴下を選ぼう。
その5.ベストの種類
ジャケット、パンツにベストを合わせた3ピーススタイルは、それだけでおしゃれな印象を与える。自分のサイズに合ったもので、ジャケットやパンツの色に合うベストを選ぶとよい。
3. 季節ごとのスーツの着方

四季のある日本では、季節に合わせたスーツの着方にも気を配りたい。とくに暑さ、寒さの厳しい夏場と冬場の着方について解説していこう。
夏で半袖シャツを着る場合
クールビズの一環で半袖シャツを推奨する会社がある。ネクタイを締めなくてもよいときは、襟がしっかりしたシャツを選ぼう。また、白や水色など清潔感のある色にも気を付けたい。半袖シャツの上にジャケットを着るのはNG。ジャケットの袖からシャツを覗かせるのが正しい着方なので、大事な会議や面接があるときは長袖シャツで夏用のスーツを着てほしい。
冬でアウターを着る場合
真冬になるとスーツのジャケットだけでは寒く、アウターを羽織る人も多い。正しい着方のポイントは、アウターの着丈だ。ジャケットよりも着丈の長いアウターを選び、ジャケットの裾が見えないようにしよう。スーツと相性のよいアウターは、トレンチコートやチェスターコートなどがある。
結論
今回はスーツの正しい着方について詳しく解説した。見落としていたマナーはなかっただろうか。ビジネスシーンで幅広く着られているスーツ。正しい着方を知っていれば、これまでよりももっとカッコよくスーツを着こなせる。この記事を参考に、スーツ姿をカッコよく見せる着方やコーディネートを試してみてほしい。