1. プロテインを正しく保存する重要性
開封した後のプロテインは、正しく保存しなければならない。なぜなら、栄養が豊富で暗いプロテインの袋の中は、ダニにとって住み心地がよい場所だからだ。誤った保存方法を続けていると、プロテインがダニの巣になってしまう恐れもあるだろう。さらに、袋の密閉が不十分で湿気が入ってしまうと、カビが生えたり固まったりする原因になるので注意してほしい。もちろん、保存方法だけでなく、プロテインを出すときにも湿気が入らないように気をつけよう。
2. プロテインを正しく保存するポイント
プロテインを長持ちさせるためには、保存場所や容器に気をつける必要がある。ここからは、プロテインの保存方法のポイントをチェックしていこう。
ポイント1.開封後は冷蔵庫に入れる
一度開封したプロテインは、冷蔵庫で保存するのがおすすめだ。ダニは25度以上の場所を好むため、冷やしておくと発生をおさえられる。さらに、冷蔵庫の中は乾燥しているため、多湿の状態も避けられるだろう。
ただし、冷蔵庫に入れる保存方法で注意してほしいポイントがある。一回冷蔵庫に入れたプロテインは外に放置せず、プロテインを使うときも常温に出しておくのは短時間で済まそう。冷えているプロテインを常温に置いておくと、結露が発生してしまうからである。
ポイント2.密閉容器に移し替える
ダニや湿気は、わずかなすきまからも侵入してくる。そのため、プロテインは、しっかりとフタができる密閉容器に移し替える保存方法がおすすめだ。ジッパーがついている袋に入っているプロテインであれば、空気を抜いてからしっかりと封をして保存しよう。
ポイント3.乾燥剤を入れる
プロテインを保存している容器の中に、100均やドラックストアで購入可能な食品用の乾燥剤を入れるのもおすすめだ。乾燥剤は、容器内の湿気を吸収してカビを防いでくれるだろう。とくに、冷蔵庫に置く保存方法を実施する場合は、出し入れをするときに結露が発生しやすいので乾燥剤を入れたほうがよい。
3. プロテインが傷んでしまったサイン
保存方法に気をつけていても、傷んでしまったプロテインは飲むことができない。しかし、パウダー状のプロテインは、傷んでいることがわかりにくい食品である。ここからは、プロテインが傷んでしまったときのサインを紹介していこう。
その1.異臭・悪臭がする
異臭・悪臭がするプロテインは、腐っている可能性があるので飲まないほうがよい。正しい保存方法を心がけていたとしても、開封後のプロテインは傷むことがあるので、飲む前に状態を確認するクセをつけよう。
その2.粉の質感が変わった
プロテインの状態をチェックするときは、粉の質感もしっかりと確認しよう。たとえば、粉がダマになっていたりベタベタしたりしていると、カビが発生している可能性がある。正しい保存方法を実行し、賞味期限内であったとしても、粉の質感が変わったプロテインは早めに処分したほうがよいだろう。
その3.カサカサと粉が動く
プロテインにダニがいるかどうかは、粉をしっかりと目視することで確認できる。飲む前にプロテインの粉を観察して、カサカサと動く場合、ダニが繁殖しているだろう。ダニは体長が0.3mm程度と非常に小さいため、姿自体は確認できないかもしれないが、粉が動くプロテインは早めに廃棄したほうがよい。ダニを誤って飲み込んでしまうと、身体に深刻な影響を与える可能性もあるので、十分に注意してほしい。
4. 保存しやすいバーやドリンクもおすすめ
大容量の容器から取り出すことが多いパウダータイプのプロテインは、保存方法に気をつけていたとしても傷んでしまう可能性がある。そのため、保存方法に不安がある方は、バーやドリンクタイプのプロテインがおすすめだ。バーやドリンクタイプのプロテインを選ぶときは、パッケージをしっかりと確認し、たんぱく質の含有量をチェックしてほしい。また、アイテムによっては、糖質・カロリーが多く含まれている商品もあるので、あわせて確認しよう。
結論
間違った保存方法でプロテインを置いておくと、賞味期限内であっても傷んでしまう可能性がある。健康に気を使って摂取しているプロテインで身体を壊してしまっては意味がないので、飲む前によく確認しよう。今回紹介した正しい保存方法を参考にして、安全にプロテインを活用してほしい。