目次
1. スーツに帽子を合わせてもいい?

そもそも、スーツに帽子を合わせるのはマナーとして正しいのだろうか。結論からいうと、スーツを着ているときに帽子をかぶるのはマナー違反ではない。むしろ、イギリス紳士の正装では帽子をかぶったスーツスタイルが一般的だったこともあり、粋な印象のコーディネートに仕上がるだろう。
ただし、帽子の扱い方を誤ると、マナー違反になるので注意が必要である。帽子をかぶるときのマナーについては、のちほど詳しく解説していこう。
2. スーツに合うおすすめの帽子

スーツに合わせるのは、どのような帽子でもよいわけではない。かっこいいコーディネートに仕上げるためには、スーツにマッチする帽子を選ぶ必要があるだろう。ここでは、スーツに合うおすすめの帽子を見ていこう。
その1.ソフトハット
トップが中に折れたデザインのソフトハットは、上品な雰囲気があり、スーツと相性がよい帽子である。ツバが広めのものを選ぶと、顔を紫外線から守ってくれるだろう。
その2.ボーラーハット
丸く、ころんとした形が特徴的なボーラーハットは、スーツにもカジュアルな服装にも合う帽子の種類だ。通勤時だけでなく、休みの日にもかぶれる帽子が欲しい方には、ボーラーハットがおすすめである。
その3.ストローハット
夏には、麦わら帽子の別名であるストローハットもおすすめだ。軽く、通気性に優れているので、日差しから頭を守りつつムレも防いでくれるだろう。
3. スーツに帽子を合わせるときのコツ

「スーツと帽子を合わせるとアンバランスになる」と思っている男性もいるだろう。しかし、選び方に気をつければ、スーツに合う帽子を見つけることができるだろう。ここでは、スーツと帽子を合わせるときのコツを見ていこう。
コツ1.顔や体形に合うものを選ぶ
自分に似合う帽子を見つける必要がある。似合う帽子を探すときは、クラウンの形と顔の形が近いものを選ぶとよい。たとえば、丸顔の方には丸みを帯びたボーラーハットが似合うだろう。顎が角ばっている方には、クラウンが四角い中折れハットがおすすめだ。
また、身体が小さい方にはコンパクトな帽子、身体が大きな方にはボリューミーな帽子といったように、体型に合うものを選ぶことも重要である。
コツ2.スーツの種類や色に合わせる
スーツの種類や色に合わせた帽子を選ぶと、全体的にコーディネートがまとまりやすい。たとえば、シックなスーツには、クラシカルな雰囲気の帽子を合わせよう。
また、グレースーツにはグレーの帽子、ブラックスーツにはブラックの帽子といったように、スーツと同じ色のアイテムを選ぶのもポイントだ。
コツ3.夏用・冬用を使い分ける
帽子には、夏用と冬用があることをご存知だろうか。いくらスーツと相性のよい帽子をかぶっていたとしても、帽子の季節感がズレているとセンスがよいとはいえないだろう。
帽子の季節感は、使われている素材で選ぶとよい。麦わらのような涼しげな素材は夏用、ウールのような暖かい素材は冬用と考えるとわかりやすいだろう。
4. 帽子をかぶるときの基本的なマナー

スーツを着ているときに限らず、帽子をかぶっているときはマナーに沿った立ち振る舞いをする必要がある。ここからは、帽子をかぶるときの基本的なマナーを紹介していこう。
マナー1.室内では基本的に脱ぐ
基本的に、室内に入ったら帽子を脱ぐのがマナーだ。オフィスはもちろん、レストランに入ったときも脱いだほうがスマートである。ただし、タクシーや飛行機のような場所では、帽子をかぶったままにして問題ない。
マナー2.ブリム(つば)を持つ
帽子を持つときは、ブリムと呼ばれるツバを持つようにしよう。クラウンを掴むと見た目がキレイでないだけでなく、型崩れを起こしやすいので注意が必要だ。
マナー3.クラウンを下にして置く
帽子を脱いだときは、クラウンを下にして置くのがマナーだ。ホテルでクロークに帽子を預ける場合は、クラウンの中に手袋のような小物を入れて預けるとスマートである。
結論
スーツと帽子を合わせるコーディネートは、クラシカルなファッションが好きな男性におすすめだ。スーツと帽子を合わせるのはマナーとして問題ないが、帽子の取り扱いには気を使ってほしい。今回紹介した帽子の選び方やコーディネートのコツを参考にして、スマートでかっこいい男性を目指そう。