目次
1. 主なプロテインを飲む時間帯・タイミング

おすすめのプロテインを飲む時間帯は、大きくわけて3つある。さっそく、プロテインを飲むのに適したタイミングを紹介していこう。
筋力アップ「筋トレ後30分以内」
効率的に筋力をアップしたい方におすすめのプロテインを飲む時間帯は、筋トレ後30分以内だ。トレーニングで負荷をかけて傷ついた筋肉は、栄養と休息をとることで少し大きくなって修復される。これを超回復と呼び、トレーニングの重要なファクターである。この超回復が行われる筋トレ後30分以内にプロテインを飲むと、修復作業に必要なタンパク質を補給できるだろう。この時間帯は、ゴールデンタイムと呼ばれるほど、プロテイン摂取に適したタイミングなのだ。
ウエイトアップ「食後や間食時間」
食後や間食も、おすすめなプロテインを飲む時間帯だ。体内のエネルギーが不足すると、筋肉をエネルギー源にするため分解してしまう可能性がある。そうならないために、こまめな栄養とエネルギーの補給が必要だ。食後や間食にプロテインを飲むと、適度に栄養補給ができ、体重のキープやアップができるだろう。
栄養バランス改善「朝食時や就寝前」
タンパク質を補って、栄養バランスを改善したい場合には、朝食時や就寝前にプロテインを飲むとよい。体内の栄養が枯渇している朝食時にプロテインを飲むと、スピーディーに栄養を補充できる。加えて、就寝前にプロテインを飲むと、寝ている間に分泌される成長ホルモンの働きをサポートできるだろう。
2. プロテインを飲む時間・タイミングの決め方

自分にとってベストなプロテインを飲む時間がわからないという方もいるだろう。ここからは、プロテインを飲む時間の決め方をチェックする。
その1.目的に合わせて摂るようにする
プロテインを飲む時間は、目的に合わせて決めるとよい。たとえば、筋力アップを狙いたい方は、トレーニングの後にプロテインを飲むのがおすすめだ。ほかにも、栄養補給の場合は朝食時、ダイエット目的であればお菓子代わりにおやつの時間、といったように決めていくとよい。
その2.栄養素の1つとして考えるようにする
プロテインは、タンパク質を主成分とする食品だ。そのため、あまり難しく考えず、栄養素の1つとして捉えると飲むタイミングが掴みやすい。食事にタンパク質が足りないときに補うものとして考えれば、おのずと食事とバランスをとりながらプロテインを摂取できるだろう。また、身体がタンパク質を必要としているシーンも、プロテインを飲むのに適したタイミングといえる。
3. プロテインを飲む時間帯・タイミングの注意点

プロテインを飲む時間帯について解説してきたが、ここからは飲むときの注意点を紹介していこう。
その1.1日の必要量を補うようにして飲む
プロテインは、タンパク質の必要量を補うようなイメージで飲むとよい。18歳以上の男性に推奨されている1日のタンパク質量は、65g程度(※1)といわれている。食事で必要量のタンパク質を摂取できる場合は問題ないが、不足する場合は、プロテインでサポートするとよいだろう。
その2.必要量を3~5回程度にわけて飲む
プロテインは、タンパク質を手軽に補給できる便利な食品だ。ただし、プロテインを1度にたくさん摂取しても、吸収しきれず体外へ排出されてしまう。そのため、1回20gを目安にして、3~5回程度にわけてこまめにタンパク質を摂取しよう。こまめにプロテインを飲むと、血中のアミノ酸濃度をキープできるので、筋肉の分解を抑えられるのもうれしいポイントである。
結論
プロテインを飲む時間帯は、トレーニング後や間食、朝食時などがおすすめだ。自分にとってどのタイミングがベストなのかわからない方は、プロテインを飲む目的やタンパク質が不足しているときを目安にするとよいだろう。また、1度にたくさんのプロテインを飲んでも体外に排出されてしまうため、こまめに摂取することも重要だ。プロテインを上手に活用して、健やかな身体を目指してほしい。
(参考文献)
※1出典:公益財団法人長寿科学振興財団「三大栄養素のたんぱく質の働きと1日の摂取量」