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コンプレッションウェア

コンプレッションウェアの効果やデメリットは?人気メーカーも紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年5月 6日

コンプレッションウェアとは、どのようなウェアか知っているだろうか。スポーツ選手が着用しているインナーとして目にしたことがある人も多いだろう。本記事では、身体機能のサポートを担うインナーとして着用されているコンプレッションウェアについて、効果やデメリット、おすすめメーカーなどを紹介していこう。

  

1. コンプレッションウェアとは?

コンプレッションウェア
「コンプレッション」には圧縮・圧搾という意味があり、コンプレッションウェアとは着用時に身体へ圧力をかけられるインナーだ。着圧ウェアやコンプレッションインナーとも呼ばれ、運動時のパフォーマンス向上のため開発されたものである。血液循環を促す目的で使用される医療用レギンスがルーツだといわれており、伸縮性の高い生地で圧をかけることで身体機能をサポートしてくれるのだ。
コンプレッションウェアは、スポーツに限らず登山やビジネスシーンでも効果をもたらし、作業着としての着用も支持されている。独自のコンプレッションウェアを販売する大手企業もあり、年々需要が高まっているウェアである。

2. コンプレッションウェアの効果

コンプレッションウェア
それでは、身体をサポートする効果について解説していこう。

運動パフォーマンスの向上

伸縮性のある生地が身体にフィットし、筋肉の動きをサポートしてくれる。また、コンプレッションウェアの着用により適度な圧力が身体にかかることで、身体のブレがおさえられ体幹の安定が保てるのだ。運動時の酸素摂取量に影響することはなく、心拍数上昇をおさえる効果もある。

疲労の軽減

筋肉の無駄な動きや心拍数をおさえる効果により、身体が疲れにくくなる。さらには、コンプレッションウェアの適度な圧で血液循環を促し、疲労の原因となる老廃物を身体から排除する効果があるのだ。血行促進は体力の回復やむくみ防止につながるため、立ち仕事やデスクワークの人が着用するのもいいだろう。

ケガの予防

コンプレッションウェアを着用すると適度な締め付けによって筋肉や関節の固定・補強ができるため、テーピングやサポーターの代わりに身体の負担を軽減する効果がある。膝や肘など特定部分を補強することに特化した製品も販売されており、スポーツや力仕事などで起こり得るケガの予防が期待できる。

筋損傷の回復

筋肉の固定や補強ができるため過度な疲労による筋損傷を防ぎ、すみやかに回復することができる。コンプレッションウェア着用の際に、筋損傷の回復効果を確認した研究結果も報告されている。

3. コンプレッションウェアのデメリット

コンプレッションウェア
次に、コンプレッションウェアの着用で注意が必要なデメリットについて見ていこう。

圧力がかかりすぎると血行不良になる

着圧できる点がメリットであるコンプレッションウェアだが、圧力が強すぎるとサポートの効果なしとなる場合がある。血液循環が悪くなるという逆効果だけでなく、神経障害を起こすリスクが高まってしまう。あまりに窮屈なサイズや着用感には注意が必要である。

素材が合わないと皮膚が炎症を起こす

伸縮性が特徴であるコンプレッションウェアは、化学繊維のナイロンやポリエステルを使用した生地でつくられている。そのため、化学繊維特有のチクチク感が苦手な人や化学繊維が肌に合わない人が着用すると、痒みやかぶれなどの炎症が発生する場合があるのだ。直接肌に触れることを考え、着用できる素材かどうかを確認しよう。

4. コンプレッションウェアの選び方

コンプレッションウェア
コンプレッションウェアの種類を紹介していこう。選ぶ際のポイントとして参考にしてほしい。

種類で選ぶ

コンプレッションウェアには、トップス・ボトムス・アーム用・レッグ用のように部位ごとに分かれたものがある。トップスは長袖のほかにノースリーブと半袖があり、ボトムスにも共通して春夏向けや秋冬向けがあるため、季節によって使い分けができるのだ。
アーム用とレッグ用は2枚1組で販売されているものが多く、半袖やノースリーブと合わせることでコーディネートを楽しみたい場合や、腕のみ・太もものみなどピンポイントで着用したい場合に適している。

サイズで選ぶ

コンプレッションウェアを選ぶ際に重要となるのはサイズである。大きすぎると着圧できないためコンプレッションウェアの効果が発揮されず、小さすぎると着圧が強すぎて血行不良や神経麻痺などのデメリットが発生する。製品のサイズをしっかりと確認し、身体にフィットするサイズを選ぶことが大切なポイントである。
コンプレッションウェアの機能を最大限発揮させるためには、ウェアのサポートラインと関節・筋肉の位置が合っているかという点もサイズ選びのコツだ。

機能で選ぶ

春夏向けのコンプレッションウェアには薄手で接触冷感の製品が多数あり、とくに夏場には汗ムレ防止効果や速乾機能のある製品がおすすめである。秋冬向けは、厚手で裏起毛の製品が多い。筋肉を温めておくことでケガの防止にもつながるだろう。そのほかにもストレッチ性が高いものや防臭効果の高いものなど、製品の機能性に着目するのも選び方のポイントだ。

5. メンズコンプレッションウェアのおすすめメーカー

コンプレッションウェア
メンズのコンプレッションウェアにはどんなメーカーがあるのか、おすすめを紹介していこう。

アンダーアーマー

スポーツ用品メーカーとして1986年にアメリカで創業したアンダーアーマーは、「第二の皮膚」をコンセプトとし、身体に密着する独特なフィット感が特徴のコンプレッションウェアを展開している。ヒートギアシリーズのコンプレッションウェアは吸汗速乾性に優れ、適度な着圧と4方向に伸びる特性など優れたストレッチ性を誇る製品である。

ミズノ

日本発のスポーツ用品メーカーであるミズノから販売されているバイオギアシリーズのコンプレッションウェアは、運動時の身体の動きにフィットするよう設計されており、体幹の安定を追求したつくりとなっている。あらゆる動きに対応したストレッチ性や、大量の汗もすぐに乾く吸汗速乾性の高さが特徴である。

シーダブリューエックス

シーダブリューエックスは、女性用下着を中心に衣料品を展開しているワコールのスポーツウェアブランドだ。スポーツ科学に基づき、テーピングの原理を用いたコンプレッションウェアを販売している。

スキンズ

スキンズは、豪州理学治療協会からコンプレッションアンダーウェアが承認されているメーカーである。筋肉を包み込む設計はスキンズ独自のもので、スキンズ式の段階的着圧によってサポート効果を高めている。マイクロファイバーを使用した製品は、常にサラサラとした着心地が魅力だ。

シースリーフィット

スポーツの種類ごとに特化したコンプレッションウェアを手がけているシースリーフィットでは、ランニングやマラソン向け、ゴルフや自転車向け、ラグビー専用ウェアも販売されている。全身に適切な圧力を加え、運動効率を高めるためのコンプレッションウェアが豊富に揃っているメーカーだ。

結論

コンプレッションウェアはさまざまなシーンで身体機能のサポートを担うことができるため、スポーツをするとき以外でも活躍するインナーである。効果を最大限に発揮し、デメリットを引き起こすことのないよう注意して、スポーツや日常生活に取り入れてみてはいかがだろうか。
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  • 更新日:

    2022年5月 6日

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