目次
1. 水をたくさん飲む効果とは?

ここでは、水をたくさん飲む効果を紹介する。ただし、それぞれの効果には個人差があることも覚えておいてほしい。
ダイエット効果
水をたくさん飲むと、筋肉の生成をサポートする効果が期待できる。(※1)筋肉の量は、何もしなくても消費されるエネルギーである基礎代謝に大きく関わっているため、ダイエット中の方はとくに意識して飲むようにしよう。
血液の流れを促進
血液には水分が豊富に含まれており、体内の物質を運搬したり老廃物を排出するサポートをしたりしている。(※2)水分が不足すると、血液の流れが悪化し、さまざまな健康被害を引き起こす恐れもあるだろう。(※3)そのため、できるだけこまめに水分を補給してほしい。
美肌効果
水をしっかり補給すると、肌のうるおいをキープする効果があるといわれている。水をたくさん飲む効果で血液の流れを促進すると、老廃物の排出をサポートできるからである。(※4)
便秘の改善
水分不足は、便秘の原因にもなる。(※5)お腹の調子が悪い方は、水分補給の仕方を見直してみるとよいだろう。
ストレス解消
水を飲むと、気分をリフレッシュする効果も期待できる。仕事や家事に疲れたときは、意図的に水を飲むように心がけよう。
2. 水の正しい飲み方

水は正しく摂取しないと、たくさん飲む効果が十分に得られないだろう。ここからは、1日に必要な水分摂取量や水分補給のタイミングといった飲み方のポイントを見ていこう。
1日に必要な水分摂取量
1日に必要な水分摂取量は、明確には決められていない。しかし、人間の身体は、尿や汗で1日に2.5Lほどの水分を排出するといわれている。(※6)そのため、体内の水分が不足しない量の水を摂取する必要があるだろう。
水分補給のタイミング
水はいっきに飲むのではなく、こまめに摂取するように心がけよう。とくに、朝起きたときや身体を動かしているときなどに水分が不足しやすいので、意識的に水を飲んでほしい。
3. 水をたくさん飲むときの注意点

水をたくさん飲む効果を紹介してきたが、水を摂取するときに気を付けたほうがよいことも覚えておこう。ここからは、水を飲むときの注意点を解説する。
冷やしすぎない
冷えた水をたくさん飲むと、身体が冷えてしまうだろう。そのため、常温の水を飲むのがおすすめである。
少量をこまめに摂取する
水を飲むときは、少量をこまめに摂取するように心がけよう。1杯の水を1日に何度も飲むとよい。
喉が渇いたと感じる前に飲む
喉の渇きを感じたときには、すでに脱水が始まっているといわれている。そのため、喉が渇く前に水分を摂る習慣をつけてほしい。
食事からも水分を摂取する
水分は、食事からも摂取できる。可能であれば、水分が多く含まれているスープや生野菜などを積極的に取り入れよう。
4. 水分補給はお茶やコーヒーでもいい?

「水が苦手なので、お茶やコーヒーを飲みたい」という方もいるだろう。お茶やコーヒーを飲んでも、水をたくさん飲む効果を実感できるのだろうか。
可能であれば、お茶やコーヒーではなく、水を飲むことをおすすめしたい。なぜなら、お茶やコーヒーにはカフェインが含まれており、利尿作用の働きで摂取した水分を体外に排出してしまうからだ。水をたくさん飲む効果をしっかり実感したい場合には、水を飲んだほうがよいだろう。
結論
水をたくさん飲む効果や飲み方などについて解説した。しっかりと水分補給をする習慣をつけると、水をたくさん飲む効果を実感できるだろう。加えて、常温の水をこまめに摂取したり、食事からも水分を摂ったりするように日常生活で心がけてみてほしい。
(参考文献)
※1、2、4 公益財団法人 長寿科学振興財団「水は1日どれくらい飲めば良いか」
※3、6 厚生労働省「「健康のため水を飲もう」推進運動」
※5 公益社団法人鳥取県医師会「便秘の対処法は?-良い生活習慣の実行→朝食しっかり、適度な運動-」