目次
1. 食事制限でダイエットするためのポイント

さっそく、ダイエットをするときに気をつけたいポイントを見ていこう。
五大栄養素のバランスが整った食事を心がける
五大栄養素のバランスが整った食事を心がけよう。五大栄養素とは、炭水化物・脂質・たんぱく質・ミネラル・ビタミンの5つからなる栄養素のことである。メニューを考えるときは多くの食材を組み合わせるようにするとよい。
カロリーの摂取量に気をつける
カロリーは身体を動かすために必要なものだ。しかし、カロリーを摂りすぎると、余ったエネルギーが脂肪として蓄えられてしまう。そのため、カロリーを必要以上に摂りすぎないように注意しよう。
自分に適したカロリーは、基礎代謝に活動レベルに応じた数値をかけると算出できる。自分の基礎代謝がわからない場合は、成人男性の基礎代謝は1400~1530kcal程度とされているので目安にするとよいだろう。(※1)
食事制限だけではなく運動も取り入れる
ダイエットをする場合は、食事制限だけでなく、運動も取り入れよう。「毎日運動する」「大きな負荷をかけた筋トレをする」など、いきなり負荷をかけすぎると続かないので、週に数回軽い運動を取り入れることからスタートするとよい。運動をする時間を確保できない場合は、一駅分歩いたり、階段を使ったりするだけでも変化を感じられるだろう。
2. ダイエットにおける「誤った食事制限」とは?

誤った食事制限をすると、ダイエットに失敗してしまうこともあるだろう。ここでは、誤った食事制限の具体例を紹介していこう。
特定の食材の摂取を制限する
特定の栄養素を制限するダイエット方法は、基礎代謝が下がる原因になるため、おすすめできない。たとえば、「糖質制限ダイエット」は、正しく行わないと糖質のかわりに筋肉をエネルギーとして分解してしまうこともある。
特定の食材だけを食べる
特定の物しか食べない「○○ダイエット」は、栄養バランスが崩れ、リバウンドしやすい状態になってしまうだろう。また、同じメニューを食べ続けていると飽きやすいので、おすすめできない。
食事そのものの回数を減らす
食事の回数を減らすと、一時的に痩せる効果はみられるだろう。しかし、必要な栄養素が足りなくなり、さまざまな体調不調の原因となる。(※2)しっかりと食事を摂って、必要な栄養を過不足なく取り入れることが重要だ。
3. 誤った食事制限をしてしまうリスク

ここからは、間違ったダイエットをすると、どのようなことが起こるのか解説していこう。
リバウンドしてしまう
食事の量や栄養が足りない食事を続けていると、体内の筋肉量が減り、基礎代謝が減ってしまう。さらに、身体が飢餓状態になって、より脂肪がつきやすくなる。そのため、一時的に痩せる効果を実感できたとしても、食事を元に戻すとリバウンドする可能性が高いだろう。
心身に悪影響をおよぼすおそれも
間違ったダイエット方法は、心と身体に悪影響をおよぼす可能性もある。エネルギーや栄養が足りない状態は、便秘や貧血といったトラブルを引き起こす原因になるのだ。(※3)
4. 食事制限と同時に取り入れたいダイエットにおすすめの運動

ダイエットをしたい方は、食事制限とあわせて運動を生活に取り入れよう。ここでは、ダイエット中の方におすすめな運動方法を見ていこう。
有酸素運動
酸素を取り入れながら身体を動かす有酸素運動は、ダイエットをしたい方におすすめだ。さまざまなメニューがあるが、ウォーキングやジョギングなどが手軽に取り入れやすいだろう。
筋トレ
筋トレで筋肉量を増やすと、基礎代謝がアップするといわれている。そのため、継続して筋トレを行えば、痩せやすく太りにくい身体に近づけるだろう。自宅で手軽に行えるメニューも多いため、ダイエットをしたい方はチャレンジしてほしい。
結論
「ダイエットをしよう」と考え、食事制限から始める方は多いだろう。しかし、間違った食事制限を行うと、体調を崩してしまう可能性もあるので注意してほしい。本記事を参考に、正しい方法でダイエットを行って理想の身体に近づいていこう。
(参考文献)
※1 公益財団法人日本医師会「健康になる!1日に必要なカロリー「推定エネルギー必要量」」
※2、3 厚生労働省「ダイエット(だいえっと)」