1. ネクタイピンをする意味とは?
ネクタイピンを使いこなしている人を見ると、こなれた印象を受ける方も多いだろう。ネクタイピンをつけるのには、ネクタイが動くのを防止したり、ネクタイの立体感を維持したりするという意味があり、種類も豊富だ。まずは、ネクタイピンの種類を紹介していこう。
ネクタイピンの種類
・タイクリップ
タイクリップはバネが付いている一般的なワニ口式のネクタイピンのこと。ネクタイをする場面ならどんなシチュエーションでも使える、オーソドックスで万能なネクタイピンだ。
・タイバー
タイクリップよりもスマートな印象のネクタイピンで、どんなシーンでも活躍する。バネを使用していないタイバーは、ニットタイやウールタイなどの厚みのあるネクタイとは相性が悪く外れやすいので注意しよう。
・タイタックやタイチェーン
ネクタイとシャツをピンバッチのように固定するタイプだ。チェーンが付いているものもある。ネクタイを固定する目的より装飾目的の方が強く、パーティーなどにおすすめだ。
2. ネクタイピンをする位置
ネクタイピンはどこに付けるのが正解なのだろうか。ネクタイピンの位置に厳格な決まりはないが、付ける位置によって全体のイメージを崩してしまう可能性がある。ここでは、服装別にネクタイピンの位置を紹介していこう。
ジャケットを着用している場合
ジャケット着用時にネクタイピンを付けるのは、ネクタイを固定するというよりファッション性を高めるための場合が多い。ビジネスシーンではジャケットの第1ボタンより少し上に付けよう。さりげなくネクタイピンが見えて上品な印象になる。
シャツ1枚だけの場合
シャツ1枚だけの場合にネクタイピンを付けるのは、ネクタイを固定しスマートにみせるためだ。手を洗う際にネクタイが濡れるのを防ぐなど機能性も果たしている。ネクタイピンの位置は、シャツの第4ボタンから第5ボタンの間につけよう。
ベストやカーディガンを着用している場合
ベストやカーディガンを着用している場合、ネクタイピンは不要だ。ネクタイの露出面が少ないのにネクタイピンをすると窮屈な印象になってしまう。しかし、ネクタイの立体感をキープしたい場合は、ベストやカーディガンの下にネクタイピンを仕込んでおくのがおすすめだ。
3. ネクタイピンのオシャレな付け方
ネクタイピンのオシャレな付け方を、シーン別で紹介していこう。
ビジネスシーンでの付け方
取引先との商談や打ち合わせなどのビジネスシーンでは、ネクタイピンが主役になるような付け方はせずにさりげなく上品さを伝えよう。タイタックやタイチェーンなどは避け、タイクリップなどでシンプルに仕上げるのがおすすめだ。
結婚式シーンでの付け方
結婚式などのお祝いのシーンでは、普段付けられない遊び心のあるネクタイピンを付けるのがおすすめだ。スーツを派手にすると新郎新婦よりも目立ってしまうが、ネクタイピンなら目立つことなくさりげないオシャレを楽しめる。
4. ネクタイピンのおすすめブランド5選
プレゼントにもできる、ネクタイピンのおすすめブランドを5つ紹介していこう。
ポールスミス
ポールスミスはイギリスで1970年に誕生したブランドだ。伝統的なイギリスのスタイルを継承しつつ、遊び心がある商品を多数生み出している。ネクタイピンはスタイリッシュで高級感のあるものから、カラフルなマルチストライプがあしらわれたものまで、豊富なバリエーションがそろう。
バーバリー
バーバリーはイギリスで1856年に創業されたブランドだ。現代では、「バーバリーチェック」がバーバリーの象徴デザインとして知られている。ネクタイピンの人気のデザインは、バーバリーチェックと同じ模様だ。大人の男性の魅力を引き出してくれるだろう。
ダンヒル
ダンヒルはイギリスのラグジュアリーブランドだ。メンズのスーツやバッグ、ネクタイ、名刺入れなど上質なアイテムを扱っている。ダンヒルのネクタイピンは高級感がありつつも落ち着いたデザインが多いので、ビジネスシーンにぴったりだ。
ルイヴィトン
ルイヴィトンは1854年にフランスで旅行鞄を売り出したのが始まりだ。現代では、ラグジュアリーブランドとして知らない方はいないだろう。ルイヴィトンのネクタイピンは、シンプルなのに高級感があり「LV」のロゴが特徴的だ。ビジネスからフォーマルまで幅広いシーンに対応できる。
タケオキクチ
タケオキクチは1984年に、デザイナー・菊池武夫が立ち上げたブランドだ。色気と遊び心がある、高品質なアイテムが多く展開されている。タケオキクチのネクタイピンは、流行に流されないシンプルなデザインで使い勝手がよいと好評だ。プレゼントとしても人気が高い。
結論
オシャレがしにくいビジネスシーンや華やかさを出したいお祝いのシーンなど、あらゆるシーンで上品さやスタイリッシュさ、派手さをさりげなく表現できるネクタイピン。多くのブランドからさまざまな特徴のネクタイピンが展開されている。シーンに合わせてぜひ使ってほしい。