目次
- 髪の毛をかき分けながら頭皮にヘアトニックを付ける。
- 指の腹を使い、頭皮全体にいきわたるようなじませる
- ヘッドマッサージで血行やリンパの流れを促す
1. ヘアトニックとは

まず、ヘアトニックとはどのようなアイテムなのだろうか。ヘアトニックの効果や、含まれる成分について紹介しよう。
頭皮に使う「化粧水」のようなもの
ヘアトニックとは、頭皮を健康にして清潔感を保つための化粧水のようなヘアアイテムである。フケやかゆみなどの頭皮のトラブルは、乾燥が原因であることが多い。ヘアトニックを使用し、保湿することで頭皮のトラブルを改善する効果が期待できるのだ。また、清涼感作用があるメントールといった成分が含まれる製品も多い。そのほか、血行を促進する成分が配合され薄毛予防に向いている製品もあるが、育毛剤よりは配合されている成分が簡素なため、ヘアトニックは育毛剤とは別物のアイテムだといえる。
2. ヘアトニックの使い方とは

ヘアトニックとは頭皮を潤す化粧水のようなアイテムだということが分かった。では、どのような使い方で、いつ使い、どのくらいの量を付ければよいのだろうか。ヘアトニックの使い方やタイミング、適切な量を解説しよう。
適量
ヘアトニックにはローションとスプレー、2種類のタイプがある。ローションタイプは、頭皮への刺激を抑えたヘアトニックだ。1ヶ所に約1?2滴、頭全体に大体6ヶ所に分けて滴らして塗り込もう。スプレータイプはスプレー口から勢いよく薬液が出るため、爽快感を感じられる。付ける前にボトルをよくふり、頭皮とスプレー口は2cmほど近付け、1ヶ所1秒を目安として頭全体に大体8?10ヶ所に分けてスプレーする。
使用方法
ヘアトニックを付ける目安は、前頭部・後頭部ともに3?5ヶ所でよい。薬液が垂れないよう、頭皮に付けたら素早くなじませる。マッサージするときは爪で頭皮を傷つけないよう注意が必要だ。
使用するタイミング
ヘアトニックは1日1?2回、朝と夜に使用するとよい。シャンプー後の頭皮は柔らかくなっており、浸透力が増しているので、ヘアトニックを使用するにはおすすめのタイミングだ。ヘアカラーやパーマ直後は頭皮が敏感になっておりデリケートなため、ヘアトニックの使用は控えよう。
3. ヘアトニックの選び方とは

ヘアトニックは種類がたくさんあり、いざ購入しようと思ってもどれを選べばよいか迷ってしまうだろう。では、ヘアトニックを選ぶときのポイントは何だろうか。ヘアトニックの効果や成分、香りに注目して解説しよう。
目的に合う成分かどうか
現在の自分の頭皮状態や、目的に合った成分の含まれる製品を選ぼう。ヘアトニックに求める効果や目的とはどのようなものがあるだろうか。頭皮の炎症やかゆみなどを感じている方は、「グリチルリチン酸ジカリウム」などの炎症を抑える成分(※1)が含まれている製品を選ぶとよい。乾燥やフケに悩んでいる方は、「グリセリン」「セラミド」などの保湿成分(※2)(※3)を含む製品がおすすめだ。ヘアトニックとして、抜け毛対策の効果を求める方は「医薬部外品」として指定されている製品を選ぼう。
香りの有無や使い勝手もポイント
ヘアトニックとは、香りのあるものと無香料のもの、2つに分かれる。好みの香りの製品を選ぶのもよいが、強い香りに敏感な方や、シャンプー・香水などの香りと混ざるのを避けたい方は無香料の製品を選ぼう。ヘアトニックはアルコール臭など独特なにおいがする製品もあるので、購入前に確かめることをおすすめする。また、ヘアトニックには3つの種類があるので、どんな塗布方法が自分に合うかチェックしよう。エアゾールタイプは広い範囲に噴霧でき、初心者でも使いやすい。ノズルタイプは頭皮にじかに塗布できるため、硬い毛質や毛量が多い方、ピンポイントで塗布したい方におすすめである。スプレータイプはエアゾールタイプとノズルタイプの間の使い勝手だ。
4. ヘアトニックのおすすめ3選

最後に、おすすめのヘアトニックを3つ紹介しよう。それぞれの特徴や効能も説明するので、自分に合う商品を見つけてほしい。
バイタリズム「スカルプ トニック」
バイタリズムのスカルプトニックとは、頭皮のにおいが気になる方や髪に自信がない方におすすめの商品だ。保湿成分が17種類も入っており、頭皮に潤いを与え、その状態を保つ。頭皮の乾燥が原因で起こるフケ、かゆみなどをケアしてくれる。
アンファー「スカルプD ネクスト」
アンファーのスカルプDネクストとは、ヘアプロテインを配合し、頭皮への栄養補給に着眼し開発された商品である。食生活の乱れや飲酒・喫煙が原因で髪が細い方におすすめだ。ボリュームのある健康的な髪を作り出す成分が含まれている。
リマナチュラル「オーガニック ヘアトニック」
リマナチュラルのオーガニックヘアトニックとは、人体に優しい材料を使用したヘアトニックだ。ミネラルバランスのよい天然水や、無農薬の椿油を使用している。頭皮を引き締めて健康的な頭皮と髪を実現させ、潤いを与えるので、フケやかゆみなどの乾燥からのトラブルを防ぐ。また、ローズジンジャーの香りは合成香料でなく天然香料である。
結論
ヘアトニックとは、頭皮や髪の健康を取り戻したり、潤いをキープさせたりするにはぴったりのヘアアイテムだということを紹介した。頭皮のトラブルに悩んでいる方は今回紹介したヘアトニックの選び方を参考に、自分の悩みに合うヘアトニックを手に入れて、頭皮の健康を取り戻そう。
(参考文献)
(※1)科学技術振興機構|ja
(※2)科学技術振興機構|_pdf
(※3)一般財団法人 脳神経疾患研究所 総合南東北病院【地域がん診療連携拠点病院・地域医療支援病院】|一般財団法人 脳神経疾患研究所 総合南東北病院【地域がん診療連携拠点病院・地域医療支援病院】