目次
1. ながらダイエットとは?

ながらダイエットとは、その名前の通り、何かをしながらでも行えるダイエットである。テレビを観ながら、本を読みながら、また通勤しながら、仕事しながらなど、シーンを選ばずに実践できることが特徴だ。
ながらダイエットでは、日常生活をメインに、ついで感覚で気軽にダイエットに取り組めるので、習慣化させやすく、無理なく継続できる点が大きなメリットといえるだろう。冒頭でも述べたが、意識してダイエットに取り組むのが苦手な方には、ながらダイエットをぜひおすすめしたい。
2. 立ちながらできるダイエット

最初に紹介するのは、立ったまま行う、ながらダイエットである。それぞれの手順や、おすすめの実践シーンを確認していこう。
その1.片脚立ち
片脚立ちは、片方の膝を高く上げ、この状態をキープしたまま30~60秒程度止まり、左右交互で行うだけのシンプルな運動である。効果を上げるポイントは、お腹にしっかり力を入れ、骨盤を立てることを意識することだ。こうすることで、腹筋や骨盤まわりの筋肉へ効率よくアプローチできる。おすすめの実践シーンを例に挙げると、朝の歯磨きの時間だ。歯磨きは最低でも3分程度の時間をかけて行うことが推奨されているので、左右交互に片脚立ちを行ったとしても、時間は十分に足りるだろう。
その2.体幹引き締め
体幹引き締めは、まわりから気づかれないほどさりげなく行える、静止エクササイズである。手順は非常にシンプルで、お尻をきゅっと締めるイメージで、姿勢よく立つだけでOK。これだけでも、下腹や太ももの引き締め効果に期待できる。おすすめの実践シーンを例に挙げると、電車での通勤時間だ。ながらダイエットで、移動時間も有効活用してみよう。
その3.タオル挟み
タオル挟みは、タオルを使って行う、ながらダイエットである。まっすぐ立ち、4つ折りにしたタオルを太ももの間に挟んだら、タオルをつぶすように内ももに力を入れ、5秒経ったら力を抜き、また力を入れるという動作を繰り返せばOK。タオルを脚に挟むことで、太ももの内側の引き締め効果に期待できる。おすすめの実践シーンを例に挙げると、洗い物など、立ったまま行う家事の途中にぴったりだ。
3. 椅子に座りながらできるダイエット

次に紹介するのは、椅子に座りながら行う、ながらダイエットだ。いずれもとくに大きな動作はなく、椅子に座ったままで実践できるので、ながらダイエットにより手軽さを求めたい方は、こちらから試してみよう。実践するシーンは、デスクワークの気分転換や、仕事の空き時間などがおすすめだ。
その1.座り腹筋
座り腹筋といっても、座ったまま腹筋運動をするわけではない。お腹を引っ込めて、戻すという動作を繰り返し行うことで、腹筋運動とほぼ同様の効果が得られるのだ。まず手をクロスして、腹筋を意識しながらゆっくりと左右に上半身をひねる。次に限界までお腹を引っ込めて、引っ込めきったら、状態を数秒間キープ。この動作を繰り返すだけでOKだ。腹筋運動が苦手という方でも、座り腹筋であれば無理なく実践できるだろう。
その2.つま先立ち
つま先立ちは、主にふくらはぎやすねの筋肉にアプローチでき、下半身の引き締め効果に期待できる。まず椅子に座り、膝を90度にする。そのままかかとを上げきったら、次にかかとを戻し、つま先を上げる。このかかと・つま先の上げ下げを繰り返せばよい。上半身がフリーになるので、仕事中でも実践できるほどの手軽さが魅力で、ながらダイエットにもぴったりである。
4. 横になりながらできるダイエット

最後に紹介するのは、横になったまま行う、ながらダイエットである。なによりリラックスした姿勢で行えることが、メリットといえるだろう。起床時や就寝前、休日のリラックスタイムなど、好みのシーンで実践してもらいたい。
その1.足の開閉
寝転んだまま足の開閉を繰り返すだけでも、お尻の筋肉の活性化に効果があり、ながらダイエットにもぴったりである。まず仰向けになり、手で体重を支えながら、腰が90度になるように両足を上げる。そのまま約45度ずつ足を開き、閉じるという動作を繰り返すだけでOKだ。楽に姿勢の改善や下半身のシェイプアップを目指せるので、ぜひ取り入れてみよう。
その2.エア自転車漕ぎ
エア自転車漕ぎは、自転車を漕ぐような動作で下半身を動かすエクササイズである。まず仰向けになり、腰から足までを浮かせる。手で腰を支えて姿勢をキープしたら、自転車を漕ぐイメージで大きく足を回せばよい。脚痩せ効果をはじめ、有酸素運動にもなるので、積極的に実践したい。
結論
ながらダイエットには、行う姿勢によってさまざまなバリエーションがあることを知ってもらった。筋トレのように、短期間で効果が表れるものではないが、ダイエットは継続させることが重要である。長い目で見て、ながらダイエットを実践すれば、高い効果が期待できるだろう。