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礼服と喪服・スーツとの違いは?シーン別の着こなし方を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年6月17日

年齢を重ねるほどに、結婚式やお葬式で礼服を着用する機会は増えてくる。人生の節目に着る服だからこそ正しく着こなしたいが、慶事と弔事は同じスーツで出席してよいのか、ビジネススーツを礼服として着ても大丈夫か…など、そのマナーには分かりにくい点も多い。今回は意外と知らない礼服の種類や、喪服・スーツとの違いなどを徹底解説する。大人のメンズとしてぜひ基本知識を押さえておこう。

  

1. 礼服とは?

礼服
礼服とは、冠婚葬祭で着る衣服全般のことを指す。結婚式や葬儀をはじめ、さまざまな記念式典や入学式、成人式なども冠婚葬祭にあたり、人生に何度かは礼服を着る機会が訪れるだろう。礼服にはいくつかの種類があり、式典の規模や出席者の立場などによって着るべき礼服は異なる。
たとえば礼服の中で最もよく知られているのがブラックスーツだ。これは冠婚葬祭で着用することを前提に作られたスーツであり、ビジネスで着る黒スーツとは別物である。お祝いやお悔やみの席でビジネス用の黒スーツを着ることは失礼とされ、同じ黒のスーツでもブラックスーツを着用するのが基本マナーだ。このように主催者やほかのゲストに失礼にならないよう、シーン別に相応しい礼服を選ぶことが必要なのである。

2. 礼服の種類

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男性の礼服は種類が多く、格式の高い順から正礼装・準礼装・略礼装の3種類に分けられている。まずはそれぞれの特徴や着用すべき場面について説明しよう。

正礼装

礼服のなかでも最高位にあたるのが正礼装だ。主に新郎新婦の父親や式の主催者、喪主などが着用する。昼と夜では異なる服装となり、昼間の式典における正礼装はジャケットの背面の裾が長く垂れたモーニングコートである。夜の式典の正礼装は、ジャケットの裾がツバメの尾のように2つに分かれた燕尾服(テールコート)だ。

準礼装

続いて格式が高いのが準礼装で、ゲストの中でも主賓クラスやスピーチを任された人などが着用する。昼の準礼装は、黒いジャケットにグレーの縞模様のズボンを合わせたディレクターズスーツと呼ばれる装いだ。夜の準礼装は蝶ネクタイが特徴的なタキシードである。ただ、両家の父親がディレクターズスーツを着るケースや、タキシードを夜の正礼装とするケースも増えており、正・準礼装はある程度柔軟に考えるのが一般的となっている。

略礼装

略礼装は最もポピュラーな礼服であり、ブラックスーツ・ダークスーツのことを指す。昼夜を問わず着用でき、結婚式や葬儀に普通のゲストとして招かれた場合どちらかを着るのが基本だ。ブラックスーツは礼服用の黒スーツで、ビジネス用の黒スーツとは色の濃さやデザインに違いがある。ダークスーツは濃紺や濃いグレーなどのスーツを指し、こちらはビジネススーツと兼用が可能だ。フォーマル度が高い式にはブラックスーツ、カジュアルな式や二次会であればダークスーツを着用するのが一般的である。

3. 礼服と喪服やスーツとの違い

疑問
礼服にはいろいろな種類があると述べたが、礼服と喪服・普通のスーツとの違いが分かりにくいと感じる方もいるだろう。この3つにどのような違いがあるのかも説明しよう。

礼服と喪服の違い

礼服のなかでも、とくに告別式や通夜、法事で着用する服を限定して喪服と呼ぶ。つまり喪服は礼服の一種であり、両者は基本的には同じものを指している。そのため、喪服としては慶事で使うブラックスーツやダークスーツを小物をだけ変えて着こなせば問題はない。ただ、ブラックフォーマルと呼ばれるより深い黒で染められた弔事用のスーツも存在する。

礼服とスーツの違い

礼服用のブラックスーツとビジネス用の黒いスーツは一見同じように見えるが、色合いや素材に違いがあり使い分けるのがマナーだ。

色合いが違う

礼服のブラックスーツは、手間をかけて染めることで「漆黒」と呼ばれる深い黒色をしている。それに比べてビジネススーツはやや薄くグレーがかった黒色だ。両者を並べるとその違いが際立つため、告別式などに黒いビジネススーツを着て行くと周囲から浮いて見えてしまうこともある。

素材が違う

礼服の素材としては主にウールが使われており、光沢のない柔らかな質感が特徴だ。一方、ビジネススーツには機能性を重視してポリエステルなどが混紡されていることが多く、ブラックスーツに比べ多少ツヤやテカリ感が目立つ。

デザインが違う

ビジネススーツの襟には縁にステッチが入っているが、ブラックスーツの襟は一般的にステッチを入れていない。またブラックスーツは、ジャケットの裾にベント(切れ目)がないものが正式とされるなど、細かいデザインにも違いがある。

4. 礼服の選び方

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大人になって礼服を着る機会が増えてきたら、レンタルではなく自分に似合うものを一着購入するのもよいだろう。ここでは、礼服のなかでも着用機会が多いブラックスーツを購入する際の選び方について見ていこう。

長く着用できるものを選ぶ

ブラックスーツはシーズン毎に買い替えるのではなく、5年10年と長く着ることが前提だ。数年後の自分の年齢や立場を考え、歳月を重ねても着ても似合うようある程度高品質なものを選ぶことをおすすめする。目先の価格だけにとらわれず、長い目で見て活用できるかどうかを意識して選ぼう。

トレンドに無関係なデザインを選ぶ

長く着ることを考えれば、ブラックスーツはトレンドとは無関係なできるだけスタンダードなデザインを選んでおくことも大切だ。なかにはトレンドを意識した細身のブラックスーツもあるが、多少ゆとりのあるシルエットを選ぶことが長く活用するコツといえる。

ウエストを調節できるものを選ぶ

5年後10年後に体型が変化することも考え、ブラックスーツはウエストをアジャスターで調整できるタイプを選ぶと尚よいだろう。ウエストがきつくなったとき、買い替えやお直しをする手間を省くことができる。

5. 礼服のシーン別の着こなし方

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既に説明した通り、礼服の種類や着こなし方はシーンによって変化する。最後に、礼服のシーン別着こなし方を葬儀と結婚式に分けて紹介しよう。

葬儀での着こなし方

葬儀における礼服の着こなし方は、親族と弔問客、また告別式と通夜で区別して考えると分かりやすい。

喪主や親族の場合

喪主や親族は主催者側として、正喪服(モーニングコートや紋付袴)を着るのが正式とされる。葬儀でモーニングコートを着る際は、ベストの白襟を外し黒のネクタイを合わせるのがマナーだ。ただ正喪服を着るのは大きな葬儀などに限られ、最近では喪主や親族もブラックスーツで出席するケースがほとんどである。
ブラックスーツの葬儀での着こなしは、白シャツにネクタイ・靴・靴下を黒で統一し、結婚指輪以外のアクセサリーは外すのが基本だ。またスラックスの裾は折り返しのないシングルを選ぶ。

一般の弔問客の場合

一般の弔問客として葬儀に参列する場合も、ブラックスーツが基本となる。親族の場合と同じく、シャツは白、小物は黒で合わせよう。ただ仕事終わりに駆けつけることもある通夜の場合、ネイビーやグレーのダークスーツでもよいとされている。ダークスーツで出席する際も、ネクタイなどは黒や地味な色を選ぶようにする。

結婚式での着こなし方

結婚式に一般ゲストとして招かれた場合は、式のフォーマル度に合わせてブラックスーツまたはダークスーツを着用する。ここでは、主賓や親族として結婚式に出席する場合の着こなしを見ていこう。

主賓の場合

フォーマルな結婚式に主賓として招かれた場合、昼の式であればディレクターズスーツ、夜の式ではタキシードを着るのが正式となる。ディレクターズスーツの着こなしは、黒ジャケットにグレーのベスト、グレー地に縦じま模様のコールパンツを合わせるのが基本だ。タキシードは黒のジャケット&パンツに、ウィングカラーのシャツ・蝶ネクタイとなる。ただ滅多に着る機会はないので、レンタルで済ませてもよいだろう。

親戚の場合

親戚として結婚式に出席する場合は、ダークスーツより格上のブラックスーツの着用が望ましい。結婚式では、白やシルバー系のネクタイにポケットチーフを合わせ、華やかさを演出するのがブラックスーツのマナーだ。20~30代はスマートに着こなせるシングルジャケット、40代以上であれば重厚感のあるダブルジャケットを選ぶなど、年代によってデザインを変えるのもおすすめである。

結論

礼服は節目の日に着る服だからこそ、その場に相応しい装いであることを意識したい。手持ちのスーツを着回すだけだと、知らずに恥をかいてしまう可能性もあるので気を付けよう。ブラックスーツを持っていれば基本的に冠婚葬祭すべてで着用できるため、質のよいブラックスーツを一着用意しておくのもおすすめだ。TPOに合わせて、着こなしの細かいマナーをしっかり確認することも大切である。
  • 更新日:

    2022年6月17日

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