目次
1. ノーネクタイスタイルとは?

ノーネクタイとは、その名の通りシャツにネクタイを着用しないスタイルのことだ。ネクタイがないことでシャツの襟元が開き、通気性が上がるため夏場の暑い時期はクールビズの一貫として推奨されている。
ノーネクタイの代表的なスタイルは、スーツスタイル、ビジネスカジュアルスタイル、クールビズスタイルなどだ。では、暑ければどんな場合でもノーネクタイはOKなのだろうか。ノーネクタイのOKシーン、NGシーンを解説しよう。
ノーネクタイのOKシーン
ノーネクタイは、クールビズが実施される例年5月1日~9月30日でOKとされるほか、カジュアルな社風の会社、ノーネクタイの服装を指定された場合などに行われている。ある程度の許容はあるが、周りの状況や環境、会社の規定に合わせて柔軟な対応ができれば問題ない。
ノーネクタイのNGシーン
クールビズが実施されている期間といえども、ノーネクタイは取引先への訪問時や商談ではだらしがないイメージを与える可能性がある。大切なビジネスの場では、シャツにネクタイを着用して身だしなみを意識しよう。
2. ノーネクタイの基本マナー

ノーネクタイスタイルにする時は、マナーをおさえれば、だらしない印象を与えることはない。ノーネクタイの基本的なマナーについて、ポイントを分けて説明していこう。
ノーネクタイに合うシャツの襟型
ノーネクタイスタイルにおいてシャツ選びは大切であり、襟の形にも注目していただきたい。おすすめは、ホリゾンタルカラーやワイドカラーといった襟が広く開いたシャツだ。襟が大きく開くことで顔周りがすっきり見える。襟先にボタンの付いたボタンダウンもおすすめだ。ボタンを使用すると、ノーネクタイでも襟元の形が崩れず、だらしなさを払拭してくれる。
ボタンを外しすぎない
ノーネクタイスタイルの時に、ボタンはいくつ開けるのがよいだろうか。開けすぎは襟の形が崩れ、だらしなさを演出してしまう。反対に、すべて留めた状態は窮屈感やバランスの悪さを感じさせる。そのため、ビジネスの場では、シャツのフロントの第一ボタンのみを開けるのが適しているだろう。
下着が見えないようにする
第一ボタンを開けた時、下着(肌着)が見える可能性がある。肌着が見えてしまうと、相手に不快感を与えたり、だらしがない印象を残したりしてしまう。VネックやUネック、クルーネックといった首回りが開いている肌着を選ぶとよい。色は肌の色に似ているものを選ぶとシャツの透けが気にならなくなる。
アクセントをプラスする
ノーネクタイは、Vゾーンがシンプルに見え、締まりのないスタイルに見えることもある。この場合は、スーツやシャツ自体に存在感を与えるのではなく、ポケットにチーフを挿すことでVゾーンにアクセントをプラスしよう。ビジネスシーンに合わせやすい無地のチーフを、TVフォールドで挿しておくとよいだろう。
3. ノーネクタイのオシャレな着こなし方

ここでは、ノーネクタイのオシャレな着こなし方をスタイル別で紹介していく。
ノーネクタイ×スーツ
ノーネクタイ×スーツは、ノーネクタイスタイルでもフォーマル感を出すことができる。無地のネイビースーツにストライプ柄のボタンダウンシャツを合わせたスタイルは、スタイリッシュさを感じさせるコーデだ。ライトネイビーのスーツには、ブルーの無地シャツを合わせると涼しさが演出できる。少しカジュアルさを出すならば、シャツをポロシャツに、靴はスニーカーにしてもよい。
ノーネクタイ×ジャケパン
ジャケパンスタイルでは、ジャケットかパンツどちらかを濃い色にするとバランスがよくなる。同じ考えで、ノーネクタイの時はジャケットかシャツどちらかを濃い色にするとノーネクタイスタイルでも印象的なコーデを作ることも可能だ。ジャケットはライトグレー、シャツはネイビーといったコーデは現代的な雰囲気を演出できるのでおすすめ。カジュアルなアイテムが使われることが多いが、中央に折り目のついたセンタークリースのパンツやレザーの靴を取り入れ、フォーマル度を保つようにしよう。
ノーネクタイ×ノージャケット
ネイビーのストライプ柄でホリゾンタルカラーのシャツに、パンツはシャツの色味と似たものを選べばすっきりした印象を与えてくれるスタイルの完成だ。パステルブルーのシャツにベージュのパンツといったカジュアルなスタイルには、黒のベルトと靴を合わせると引き締まったコーデとなる。ノーネクタイに加えジャケットも着用しないスタイルは、フォーマル感が薄れるため、シャツの色や素材、小物と上手く合わせて着こなそう。
結論
ノーネクタイは、ただネクタイを外せばよいスタイルではない。マナーやシャツの選び方、着こなしに困った時は、ぜひこの記事を参考にしていただきたい。環境を意識した取り組みの中に、こだわりや個性を出しながらも基本的なマナーを守ってノーネクタイスタイルを楽しもう。