目次
- ポケットチーフを縦に2つ折りにして、次に横に2つ折りにする。
- 胸ポケットのサイズに合わせ、さらに2つ折りか3つ折りにして、縦長の長方形を作る。
- 胸ポケットから1~2cm程度の長さが出るように下部を折り、裏返して形を整えて、胸ポケットに挿せば完成。
- ポケットチーフの対角線の角を合わせて2つ折りにして、三角形を作る。
- さらに三角形の真ん中で2つ折りにして、わざと少し角をずらす。
- 同じ要領で、もう一度三角形の真ん中で2つ折りにして角をずらせば、形ができあがる。
- 胸ポケットの幅に合わせて調整して、ちょうど角が胸ポケットから出るように挿せば完成。
- ポケットチーフを縦と横で連続で2つ折りにして、小さな正方形を作る。
- ひし形になるように角度を変えて、胸ポケットの幅に合わせて左右の角を内側に折りこむ。
- 下部を上に折り胸ポケットに挿したら、三角形の部分が左右対称に見えるように形を整えて完成。
- ポケットチーフの中央をつまみ、ふわりとした形状を作って持ち上げる。
- もう片方の手でポケットチーフの下部を握り、胸ポケットの幅に合わせて折りこむ。
- 胸ポケットに挿したら、ふくらみが見える程度まで押しこめば完成。
1. ポケットチーフとは?

ポケットチーフの色の選び方や合わせ方について解説する前に、そもそもポケットチーフとはどのようなものなのか、その基本的な特徴から知っておきたい。ポケットチーフの意味や、混同しやすいハンカチとの違いについて解説していこう。
ポケットチーフの意味
ポケットチーフとは、スーツの胸ポケットに挿して使うアイテムだ。使う意味としては、主にメンズスーツのアクセサリーとしての役割が大きく、相手にフォーマルで華やかな印象を与えられることが特徴だ。結婚式やパーティーシーンで使われることが多いが、とくに海外ではビジネスシーンでも一般的に使われており、単調に見えやすいスーツスタイルのアクセントとして好まれている。ただし、ビジネスシーンでポケットチーフを使う場合、着飾ることがふさわしくないと思われる場面では失礼になることもあるので、注意しておきたい。
ポケットチーフとハンカチの違い
ポケットチーフとハンカチの違いは勘違いしやすい部分なので、よく頭に入れておこう。まず、ポケットチーフはアクセサリーとしての意味合いが強いアイテムだが、対してハンカチの場合、手を拭いたり汗を拭いたりと、実用的なアイテムであることがわかる。
それぞれ用途が異なることから生地に使われる素材も異なり、ポケットチーフの素材には、高級感のある質感のシルクやリネンが使われるが、ハンカチの素材には、吸水性に優れたコットンが使われることが多い。
2. ポケットチーフの色の選び方

ポケットチーフの色の選び方について解説していこう。ポケットチーフの色は、シーンによって使い分けるのがベター。それぞれの色の選び方のポイントをしっかり覚えておきたい。
ビジネスシーンの場合
ビジネスシーンの場合、あまり主張しすぎない、控えめな色のポケットチーフを選ぶようにしたい。派手な原色系を選ぶと、相手に対して失礼になることもあるので、清潔感のある白や水色など、見た目の印象もよいポケットチーフを選びたい。
結婚式の場合
結婚式の場合、新郎新婦への祝福の意味合いからも、明るい色のポケットチーフを選ぶのがおすすめ。白やシルバー、アイボリーなどをはじめ、ピンクやライトイエローなども結婚式の雰囲気にぴったりだ。
パーティーの場合
パーティーの場合、規模やスタイルにもよるものの、ビジネスシーンや結婚式よりも自由度が高いので、思い切って多少派手な色を選んでみてはいかがだろうか。原色系のポケットチーフで、スーツスタイルをよりオシャレに楽しもう。
3. ポケットチーフの色の合わせ方

続いて、ポケットチーフの色の合わせ方について解説していこう。シーンに合ったポケットチーフの色を選ぶだけでなく、シャツやネクタイと色の組み合わせを考えることも重要なポイントである。
シャツの色と同色の組み合わせ
シャツの色と同色のポケットチーフの組み合わせは、最もシンプルでわかりやすいセットである。ポケットチーフの色を派手めにしてもアクセントになりやすく、全体的にまとまり感のあるスタイルになる。
ネクタイの色と同色の組み合わせ
ネクタイの色と同色のポケットチーフの組み合わせは、スーツの胸元の部分、いわゆるVゾーンの見た目のバランスをまとめたいときにおすすめだ。季節に合わせて色の濃さを上手く使い分ければ、よりオシャレに演出できるだろう。
シャツやネクタイの柄と同系統の組み合わせ
シャツやネクタイの柄と同系統のポケットチーフの組み合わせは、アイテム同士の統一感が出るため、ぜひ意識しておきたいポイントだ。無地やストライプ、ドットなど、ネクタイの色柄に合わせてポケットチーフの色柄も揃えるようにしたい。
違う色の組み合わせ
違う色のポケットチーフの組み合わせは、個性を求める方にぴったりのスタイルである。フォーマルなシーンにはあまり向かないが、その遊び心から、カジュアルなシーンにおすすめしたい。
4. ポケットチーフの折り方の種類

ポケットチーフの色の選び方や合わせ方に加えて、シーンに合わせた折り方も覚えておけば、よりオシャレ度もアップするだろう。本項では、ポケットチーフの代表的な折り方を4種類紹介する。
TVホールド
TVホールドとは、最もシンプルでどのようなシーンにも合わせやすい折り方である。テレビのニュースキャスターが好んだ折り方であることから、このような呼称がある。折り方は以下の通り。
スリーピークス
スリーピークスとは、礼服にも対応できるフォーマル度の高い折り方である。結婚式やパーティーなど、華やかな印象を与えたいシーンでおすすめだ。3つの山がポケットからのぞくような折り方から、このような呼称がある。折り方は以下の通り。
トライアングラー
トライアングラーとは、TVホールド同様、ビジネスからカジュアルまであらゆるシーンに対応できる折り方である。名前の通り、胸ポケットから三角形が見えるように折ることが特徴だ。折り方は以下の通り。
パフ
パフとは、スリーピークス同様、結婚式やパーティーのシーンにぴったりの折り方である。手軽に華やかな雰囲気を演出できるので、使い分けてみるのもおすすめだ。折り方は以下の通り。
結論
ポケットチーフの色は、シーンに合った選び方があり、シャツやネクタイとの組み合わせによっても印象が変わることなどを、知ってもらえただろう。ポケットチーフの折り方も含め、スタイリッシュな大人のアクセントとして、ぜひ覚えてもらいたい。