目次
1. ワイシャツのサイズの基本

スーツ店などで売られている既製品のワイシャツは、細かいサイズ別に分かれていることが多い。ここではワイシャツのサイズとして表示されている数字の意味と、大きさの目安について説明していく。
サイズは首回りと裄丈で決まる
ワイシャツのサイズは、首回りと裄丈の長さの組み合わせで決まっている。ここでいう首回りとは、ワイシャツの第1ボタンの中心からぐるりと回って、ボタンホールまでの長さのこと。裄丈とは、襟の後ろの中心から肩先を通り、袖先までの長さのことだ。たとえば、サイズ表やワイシャツに「37-80」という表示があれば、「首回り37cm-裄丈80cm」のシャツであることを示している。
ワイシャツのサイズと大きさの目安
国内メーカーのワイシャツは、首回りと裄丈の長さをもとに、日本人の体形に合わせたSS~5Lまでのサイズが展開されている。首回り39cm、裄丈82cmならMサイズ。首回り41cm、裄丈84cmならLサイズだ。サイズが1つ上がるごとに首回りと裄丈の長さが2cmずつアップしていくので、サイズ選びの目安にしてほしい。
2. 首回りと裄丈の基本的な測り方

身体に合うワイシャツを選ぶには、自分のサイズを正確に知っておくことが大切だ。首回りと裄丈のサイズを測る方法を説明しておこう。100均や手芸店などで売っている採寸用のグラスメジャーを使って測ってほしい。
首回りのサイズの測り方
首を前に傾けた際に後ろに出る、骨のでっぱりのやや上にメジャーをかけ、のどぼとけの少し下を基点に首回りの長さを測る。実際のワイシャツの襟を想定して、メジャーは地面と平行ではなく、前下がり気味にして測ろう。正確な首回りのサイズが分かるはずだ。
裄丈のサイズの測り方
首の付け根の中心を基点とし、肩先を通ってそのまま真っすぐメジャーを降ろして手首のくるぶしまでを測る。片手しか使えないため、裄丈は自分で測るのが難しい。ずれるとワイシャツのサイズが変わってしまうので、誰かに測ってもらうことをおすすめする。
3. ワイシャツのサイズの選び方

自分の身体のサイズが分かれば、あとはワイシャツを選ぶだけだが、ここでもちょっとしたコツがある。重要なポイントなのでぜひ覚えておいてほしい。
首回り:実際の長さ+2cmを目安にする
ワイシャツの首回りは、首を動かしやすいよう実寸より2cm長めのサイズを選ぶのが一般的だ。とはいえ、きつめのサイズ感が好きなら1cmプラスでもよいし、緩めが好きなら3cmプラスのサイズを選んでもよいだろう。
裄丈:実際の長さ+2cmを目安にする
ワイシャツの袖は、スーツのジャケットの袖から1~2cm出すと見た目のバランスがよいとされる。手首の骨にかかるくらいが目安だろう。腕の動かしやすさや、洗濯後の生地の縮みを考えても、実寸の裄丈プラス2cmの長さを選んでおくとよい。
着丈:両手を挙げてスーツから出ない長さにする
ワイシャツの着丈のベストな長さは、ちょうどお尻が隠れるくらいだ。両手を挙げてワイシャツの裾がスーツのパンツから出てこないサイズを選ぼう。
4. ワイシャツのサイズの簡単な確かめ方

ワイシャツのサイズを決めるには、身体の実寸を測るのが一番だが、自分で自分の身体を測るのは意外と難しい。簡単に確かめる方法もあるので紹介しておこう。
その1.手持ちのワイシャツのサイズを確かめる
すでに身体に合ったワイシャツを持っている場合は、ワイシャツの裏側に記載されているサイズを見てみよう。サイズ表記がなければ、ワイシャツを自分で採寸してもよい。
その2.スーツ店で専門スタッフに測ってもらう
時間があれば、ワイシャツを販売しているスーツ店などで採寸してもらおう。専門スタッフなら採寸に慣れているし、身体に合ったワイシャツ選びのアドバイスもくれるだろう。
結論
ワイシャツのサイズの見方や自身の身体の測り方、ワイシャツの選び方などを解説した。昔サイズを測ったことがある方も、いまの体形にワイシャツが合っているのか確認してみてはどうだろうか。今回紹介した方法をもとにワイシャツを選んで、スマートな着こなしをしてほしい。