目次
1. 眼鏡フレームの形状の種類

はじめに、眼鏡フレームの形状の種類から紹介する。眼鏡フレームの形状には多くの種類があるが、中でも基本のフレームラインとされる種類について押さえておこう。
オーバル
オーバル型の眼鏡フレームは、定番のたまご型で、男女問わず好まれるタイプである。誰にとっても似合いやすく、やわらかく知的な印象を与えることが特徴だ。また、顔の主張を抑える効果にも期待できる。
ボストン
ボストン型の眼鏡フレームは、逆三角形に近い楕円型で、日本でも昔から定番のタイプとして認知されている。アメリカ・ボストンで流行したことから、この名称で呼ばれる。どこかレトロな雰囲気があるものの、アクティブで若々しい印象を与えることが特徴だ。また、顔を短く見せる効果にも期待できる。
スクエア
スクエア型の眼鏡フレームは、横長の長方形型で、とくに男性に好まれやすいデザインである。シャープで知的な印象を与えることが特徴だ。また、顔の印象をきりっと引き締める効果にも期待できる。
ウェリントン
ウェリントン型の眼鏡フレームは、正方形に近い逆台形型で、こちらも昔から定番のタイプとして人気が高い。落ち着いた大人の男性の雰囲気を演出できることが特徴だ。また、顔に緊張感を持たせたいシーンにも適している。
ラウンド
ラウンド型の眼鏡フレームは、少し横長の円形型で、個性を出しやすいタイプである。若々しく可愛げのある印象を与えることが特徴だ。また、顔に動きを出しやすいので、コミカルな雰囲気も演出できる。
2. 眼鏡フレームの素材の種類

続いて、眼鏡フレームの素材の種類を紹介する。素材の場合、プラスチックフレームか、金属フレームの2種類が代表的である。それぞれの特徴を確認していこう。
セルフレーム
セルフレームとは、眼鏡の中心がプラスチックで作られたフレームである。過去は素材がプラスチックでなくセルロイドだったことから、その名残がそのまま名称となっている。カジュアルな印象を与え、色のバリエーションが豊富にあることが特徴だ。
メタルフレーム
メタルフレームとは、眼鏡の中心が金属で作られたフレームである。金属の種類には、主にチタンやアルミニウム、形状記憶合金など、軽くて耐久性のよいものが採用されている。シルバーが定番だが、ほかにもブラックやレッドなど、色のついたフレームもある。
コンビフレーム
コンビフレームとは、眼鏡の中心がプラスチックと金属で作られたフレームである。メタルフレームに一部プラスチックのパーツを用いたタイプや、金属のリムにプラスチックを巻きつけたタイプなどが代表的だ。
3. 眼鏡フレームのリムの種類

眼鏡フレームのリムとは、レンズを固定している部分を指し、眼鏡の印象を決める重要なポイントとされている。本項では、眼鏡フレームのリムの種類を、基本形から紹介する。
フルリム
フルリムとは、レンズまわりがぐるりと1周フレームで固定されたタイプである。眼鏡フレームのリムの種類でも、最もベーシックなデザインといえる。
ハーフリム
ハーフリムとは、レンズの上半分にフレームがついたタイプである。レンズのふちに溝を彫り、そこに糸を通してレンズが固定されている。別称では、ナイロールとも呼ばれる。
リムレス
リムレスとは、いわゆるフレームなしタイプである。レンズに穴を開け、直接固定されている。素顔の印象を変えない、ナチュラルなかけ心地が特徴だが、フレームがないため、レンズのダメージが起こりやすい。
アンダーリム
アンダーリムとは、ハーフリムとは異なり、レンズの下半分にフレームがついたタイプである。もとは老眼鏡のデザインだったものの、近年ではオシャレ度の高い眼鏡として認知されている。別称では、逆ナイロールとも呼ばれる。
4. 自分に合う眼鏡フレームの選び方

ここまで眼鏡フレームの種類をたっぷりと紹介してきたが、最後に、自分に合う眼鏡フレームの選び方について、詳しく解説していこう。顔の形や黒目の位置などをもとにした、選び方のコツを知っておきたい。
顔の形で選ぶ
顔の形によって、似合う眼鏡フレームの種類は異なる。まずは自分の顔の形をよく確認してから、眼鏡フレームを選ぶようにしたい。
四角顔に似合う眼鏡フレーム
四角顔の方の場合、直線的でメリハリのついたフェイスラインが特徴なので、あえて対照的に、曲線的なオーバル型の眼鏡フレームを選ぶと、バランスがとりやすい。
面長顔に似合う眼鏡フレーム
面長顔の方の場合、細くシャープなフェイスラインが特徴なので、ウェリントン型のような幅の広い眼鏡フレームがよく似合う。
丸顔に似合う眼鏡フレーム
丸顔の方の場合、全体的にやさしく、やわらかい印象を与えやすい顔立ちが特徴なので、スクエア型などの直線的な眼鏡フレームと好相性である。
三角顔に似合う眼鏡フレーム
三角顔の方の場合、面長顔以上にシャープなフェイスラインが特徴なので、オーバル型などで合わせれば、よりフェイスラインを引き立てる効果に期待できる。
黒目が中心にきているか
眼鏡をかけたとき、きちんと黒目が中心にきているかという点は、よく確認しておきたい部分である。黒目が中心にきていないと、見た目にも違和感を与え、あまりよい印象を与えられるものではないので、注意しよう。
眼鏡フレーム幅と顔幅が同じか
眼鏡フレームの横幅と、顔の横幅が合っているくらいが、最もバランスのよいサイズ感とされている。こちらも前述の黒目の位置同様、サイズ感が合っていないと与える印象が悪くなりやすいので、眼鏡フレームの購入前には、よく確認しておきたい。
結論
眼鏡フレームの種類は、基本形だけでもこれだけ多くのバリエーションがあることを、知ってもらえただろう。眼鏡フレームの形状だけでなく、素材やリムとの組み合わせも考えると、コーディネートは大きく広がる。選び方のコツも参考に、ぜひお気に入りの眼鏡を手にしてもらいたい。