目次
1. サングラスの基本的なパーツ

サングラスの種類について解説する前に、まずはサングラスの基本的なパーツの種類の名称などを知っておきたい。これらは眼鏡のパーツにも共通する点なので、基礎知識として頭に入れておこう。
まず、レンズを固定している箇所をリム、またはフロントと呼び、ここがサングラスの印象を決める重要な部分となる。次に左右のレンズをつなぐ中央の箇所をブリッジと呼び、主にブリッジの下部には鼻パッドが付く。そしてつるの箇所はテンプルと呼び、サングラスのフィット感を決めるポイントとなる。これらがサングラスを構成する代表的なパーツの種類である。
2. サングラスのフレームの主な種類

本項では、サングラスのフレームの主な種類について解説する。サングラスのフレームの種類のバリエーションは豊富であり、好みのタイプが選びやすくなっている。それぞれどのような方に適したフレームなのか、またその特徴などについて確認していこう。
その1.ウェリントン
ウェリントンとは、サングラスのフレームに限らず、眼鏡のフレームとしても定番の種類である。リムが逆台形のような形状になっているのが特徴で、顔の形を問わず、誰にとってもかけやすいデザインといえるだろう。流行などにも左右されず使えるので、初めてのサングラスとしても、1本持っておくと便利である。
その2.ラウンド
ラウンドとは、その名前の通り、丸形の形状のフレームの種類である。古くからあるフレームながら、一般的に見られるようになったのは数年前のことであり、現在ではその人気は急上昇、ファッションアイテムとして定番化した。かけるだけでも知的でオシャレな雰囲気を演出できることが特徴だ。サングラスの形状とは対照的に、四角顔の方にぴったり合いやすい。
その3.ティアドロップ
ティアドロップとは、涙のしずくのような形状が印象的な、フレームの種類である。もとはアビエーターと呼ばれるサングラスであり、パイロット向けに設計され、アメリカ空軍の間で広まった種類として知られている。このようなルーツもあり、ミリタリーファッションやジャケットスタイルと相性がよい。丸顔や三角顔の方というよりは、面長の方によく似合う。
その4.スクエア
スクエアとは、長方形に近い形状のフレームの種類である。ファッションや使用シーンを選ばない汎用性の高さで人気があり、比較的どのような顔の形の方でも合わせやすいことが特徴だ。シャープで知的な印象を与えられるので、大人らしいジャケットスタイルで決めてみよう。
その5.ボストン
ボストンとは、限りなく丸型に近い、逆三角形の形状のフレームの種類である。リムの上下幅が広く、顔にやさしい印象を加えることが特徴だ。こちらも顔の形を問わず使いやすいデザインだが、とくに三角顔や面長の方と相性がよい。
3. サングラスのレンズの主な種類

続いて本項では、サングラスのレンズの主な種類について解説する。サングラスのレンズ選びでは、実用性を重視したいのか、ファッション性を重視したいのかという点が重要なポイントとなる。
その1.カラーレンズ
カラーレンズとは、まぶしさを緩和する効果に加えて、オシャレな見た目が魅力的なレンズの種類だ。しっかり紫外線対策を行いながら、ファッションも楽しみたいという方から人気がある。レンズの色によってスタイリッシュに見せたり、知的に見せたりと、気軽にイメージを変えられることが特徴だ。
その2.偏光レンズ
偏光レンズとは、光の乱反射による見えづらさをカットして、さらに快適な視界を実現したレンズの種類である。一般的なレンズに比べて、水面での光の反射や木漏れ日の拡散を抑えられるので、主にキャンプなどのアウトドアシーンや、釣りなどで使われることが多い。
その3.調光レンズ
調光レンズとは、太陽光による紫外線や可視光線に反応し、色の濃淡が変化するレンズの種類である。日差しの強い屋外などでは、レンズの色が濃くなり、まぶしさを軽減でき、対して日差しの届かない屋内などでは、レンズが無色透明に近くなり、視界を明るく保つ特性を持つ。また、調光レンズは光の量だけでなく気温の影響も受けやすく、夏場など気温の高い日はレンズの色が薄くなり、冬場など気温の低い日はレンズの色が濃くなることが特徴だ。
その4.ミラーレンズ
ミラーレンズとは、まるで鏡のように、映り込んだ物を反射させるレンズの種類である。レンズのベースの色が濃いほど鏡の効果が強くなり、よりファッション性が高くなる。ミラーレンズの特徴はその見た目だけでなく、実用性にも優れており、レンズに当たる光を反射することから、しっかり目を保護したい方にも適している。
4. サングラス選びのポイントも確認!

最後に、サングラス選びのポイントをいくつか押さえておこう。自分に似合うサングラスの種類を事前に知っておけば、購入後の失敗を防ぐ大きなヒントになるはずだ。
その1.輪郭と異なるフレームを選ぶ
サングラスのフレームは、輪郭と異なる形状の種類を選ぶのがベター。顔の形とフレームの形状が同じだと、輪郭の特徴をさらに強くしてしまうのだ。たとえば、丸顔の方であればエッジのある形状のフレームを、四角顔の方であれば丸みのある形状のフレームを選ぶなど、工夫をしてみよう。
その2.フレームの横幅を顔幅に合わせる
サングラスのフレームが顔の横幅を超えてしまうと、寄り目に見えやすく、バランスが悪い。目元をナチュラルでスマートな印象にするためにも、フレームの横幅は顔幅に合わせるように心がけたい。
その3.眉のラインに合うフレームにする
眉のラインに合うフレームを選ぶことも、サングラス選びでは重要なポイントだ。眉の種類も人それぞれなので、購入前によくフィッティングを行い、眉のラインとフレームのラインが合うサングラスを選ぶようにしたい。
結論
同じサングラスでも、フレームやレンズの種類のバリエーションは多く、それぞれに特徴があることを知ってもらえただろう。これまでサングラスは自分には似合わないからと敬遠していた方も、ぜひこの機会に、自分に合ったサングラス選びにトライしてみてはいかがだろうか。