目次
1. シークレットパーマとは?

シークレットパーマとは、カールをあえて緩めにつけ自然なスタイルを作りだす手法だ。ノーセットでは周囲にバレないほどナチュラルになるが、スタイリング次第で簡単にパーマのニュアンスを出すこともできる。校則が厳しい高校生やパーマ初心者、派手な髪型にできない社会人などから注目されているパーマである。
シークレットパーマと一般的なパーマとの違い
シークレットパーマと一般的なパーマの施術方法に特別な違いはない。ただ、使う薬剤やロットの数、巻き方などを調整して通常より緩めの仕上がりにしているのがシークレットパーマの特徴だ。あえて弱くパーマをかけるためには微妙なコントロールが必要なため、美容師の経験や腕により仕上がりが左右されることもある。
シークレットパーマのメリット
シークレットパーマは、手を加えなければ一見パーマと分かりにくいが、実際はしっかりカールがついている。そのため、乾かしただけでもある程度髪型が決まりやすいのがメリットだ。さらにワックスなどでスタイリングすればカールが復活するため、シーンによって2種類のスタイルを使い分けることができる。たとえば学校や会社ではナチュラルヘア、休日はパーマヘアといった楽しみ方も可能になるのだ。
また、直毛からセットするよりスタイリング時間を大幅に短縮できるのも、忙しいメンズにとっては大きなメリットである。トップにボリューム感を出す、毛先に動きをプラスするなどの面倒なスタイリングも、シークレットパーマを仕込んでおくことで、簡単に思いどおりのスタイルに仕上げやすくなる。
2. シークレットパーマの値段はいくら?

シークレットパーマに興味がある方は、値段の相場はいくら位かも気になるところだろう。シークレットパーマは一般的なパーマを弱く施術するだけなので、パーマ自体の値段は3,000~5,000円ほどと、さほど高額にはならないことが多いようだ。
ただ、緩いゆえにシークレットパーマはあまり長持ちしないため、1~2か月に1回、カットに行くたびにかけ直してもらうのが理想だ。カットやカラーも併せると値段が10,000~15,000円以上になる場合もあるだろう。毎回その出費は高いと感じる方もいるかもしれないが、プラス数千円で毎日のスタイリングの手間をぐっと減らせると思えばメリットも大きいといえそうだ。
3. シークレットパーマのメンズヘアスタイル

シークレットパーマは大幅なスタイルチェンジというより、微妙なニュアンスを演出したり髪型の悩みをカバーしたりするときに活用したい手法だ。メンズのシークレットパーマはどんなスタイルにおすすめなのか紹介しよう。
トップにボリュームを出すシークレットパーマ
軟毛でトップがぺたんこになってしまう方は、頭頂部を中心に髪の根本をふわっと立ち上げるようなシークレットパーマをかけるのがおすすめだ。周囲は気付かないほどの違いだが、ドライだけで頭頂部に自然なボリュームが出て、キレイなシルエットを作りやすくなる。髪の薄さをカバーする効果も期待でき、雨や湿気でトップがつぶれる心配も減るはずだ。
バブルマッシュベースのシークレットパーマ
ここ数年若者に人気のバブルマッシュは、泡がはじけるような細かい束感が特徴だ。ただ、パーマなしでその束感を作るにはワックスやアイロンでのスタイリングが必須である。そこでスタイリング剤を付けたときに束感が出やすいように、あらかじめシークレットパーマをかけておくとよい。不器用な方でも、ワックスをもみこむだけで簡単に理想のバブルマッシュが作りやすくなる。ノーセットなら自然なマッシュヘアを楽しむことも可能だ。
高校生におすすめのシークレットパーマ
校則が厳しくパーマをかけられない高校生におすすめなのが、短めのマッシュショートとシークレットパーマの組み合わせだ。シークレットパーマで絶妙な束感やボリュームをプラスすることで、直毛のマッシュに比べ華やかな雰囲気が演出できる。襟足やサイドをすっきりさせておけば好感度もバツグンだ。ただパーマと分からぬよう弱くかけてもらうことがポイントなので、オーダーの際はしっかりとその旨を伝えるようにしよう。
結論
シークレットパーマには、周囲にパーマとはバレない、スタイリングが簡単になるなど多くのメリットがある。嫌味にならない程度の微妙なニュアンスをプラスできるため、これまでパーマを避けてきた方でも挑戦しやすいはずだ。ただ、薬剤の強さや放置時間など微妙なコントロールが必要なので、シークレットパーマを得意とする美容室にお願いするのがおすすめである。