目次
1. フェードカットとは?

フェードカットとは、サイドからバックにかけてをかなり薄く刈り上げるスタイルである。一般的な刈り上げは最低でも3mm以上の長さを残すが、フェードカットは0~1mmまで地肌がしっかり見えるほど短く刈り込むのが特徴だ。
海外ではよく見かける髪型だが、男らしく清潔感ある印象になるとして、日本でもビジネスマンや学生にまで幅広く支持されている。とくにフェードカットとパーマとの組み合わせは女性からの人気も高く、一度は試したい旬のスタイルである。
フェードカットとツーブロックとの違い
ツーブロックは刈り上げ部分とトップに段差があり、トップの髪が上からかぶさっているスタイルだ。対してフェードカットは、刈りはじめの地点からトップまで段差がなく、全体がなだらかなグラデーションになっている。そのためツーブロックより顔周りがさらにすっきりと見えるのが特徴だ。
フェードカットのメリット
フェードカットにするメリットは、やはり男らしい精悍な雰囲気を作れることだろう。刈り上げる部分はスキンヘッドに近いほど薄く刈るため、かなりワイルドな印象が生まれる。
ただ、刈り上げる範囲を狭くすれば落ち着いた印象にもできるため、意外と誰もが挑戦しやすいスタイルでもある。サイドパートでかっちりと決めたり、パーマをかけて柔らかなニュアンスを出したりと、さまざまなバリエーションを楽しめるのも魅力だ。
また、サイドやバックを刈り上げることでスタイリングの手間を省けるのもフェードカットの大きなメリットである。トップにボリュームを持たせ縦長のシルエットを作れば、ハチ張りや絶壁などの悩みもカバーしやすくなるだろう。
2. フェードカットの種類

フェードカットは刈り上げる範囲によって印象が変わるのが特徴だ。高さによってハイ・ミドル・ローの3種類があるので、それぞれの印象を説明しよう。
ハイフェード
ハイフェードは、こめかみのあたりまでを広範囲に刈り上げるスタイルだ。頭の下半分ほどは地肌が見える状態になり、「がっつり刈り上げている」という印象になる。少々シーンは選ぶが、男臭さのあるいかつい髪型が好みの方におすすめだ。
ミドルフェード
ミドルフェードは、耳の少し上あたりまでを刈り上げるフェードカットの定番スタイルである。刈り上げているとひと目で分かるが、攻めすぎない印象でツーブロックからも移行しやすい。トップのアレンジによって、ワイルド?さわやか系まで幅広く楽しめる汎用性の高いスタイルといえる。
ローフェード
襟足やもみあげ周りなど、低い位置にしかフェードを入れないのがローフェードだ。刈り上げ部分がさほど目立たないので、社会人やキレイめスタイルが好みの方に向いている。初心者でフェードカットが似合うか不安な場合も、まずはローフェードから挑戦すると安心である。
3. フェードカット × パーマがおすすめ

フェードカットの中でも人気のスタイルのひとつが、フェードカット×パーマの組み合わせだ。男らしいフェードカットにソフトな雰囲気をプラスできるため、その絶妙なバランスが女性にも受けているという。いかつい印象に見られる短髪やショートのフェードカットも、パーマをかけることで男臭さを中和できるだろう。
また、パーマスタイルを甘すぎない印象にしたい場合にもフェードカット×パーマはおすすめだ。パーマをかけることでスタイリングの時間もさらに短縮できるため、朝のセットを楽にしたい方にとってもメリットの多いスタイルである。
髪が長めでないとパーマはかけられない?
フェードカット×パーマに挑戦したい場合、髪の長さはどれくらい必要なのかにも触れておこう。パーマをかけるには最低でも3~5cmの長さが必要とされており、長めであるほどパーマのバリエーションも豊富になる。とくにボリューム感や柔らかな流れを演出したいなら、髪が長めであるほうが施術しやすい。フェードカット×パーマの場合も、ある程度トップが長いほうが好みのスタイルを選びやすくなるだろう。
ただ、1cmほどの長さがあれば、アイロンパーマなどを使ってくせ毛風のスタイルを作ることは可能とされている。短髪の方は、自分の髪の長さでどんなパーマをかけられるのか、担当の美容師に相談してみることをおすすめする。
4. フェードカット × パーマのメンズヘアスタイル
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ここからは、メンズにおすすめのフェードカット×パーマのヘアスタイル例を紹介しよう。
フェードカット × シークレットパーマ
仕事などでパーマをかけられない方におすすめなのが、フェードカットに緩い毛流れを作るシークレットパーマを合わせたスタイルだ。パーマのニュアンスを抑えながらも、弱いカールをつけておくことでスタイリングはがかなり楽になる。刈り上げによりキリッとした男っぽさも演出できるので、ビジネスでも好印象を与えるスタイルだ。
フェードカット × ナチュラルパーマ
柔らかく自然なカールが出せるナチュラルパーマは、フェードカットをよりカジュアルな雰囲気に見せてくれる。ワイルドになりすぎず、ほどよく優しい印象を持たせたい場合におすすめだ。明るめのカラーにすれば、さらにシャープさを抑えた親しみある印象になるだろう。
フェードカット × ツイストパーマ
細かいウェーブが特徴のツイストパーマとフェードカットの組み合わせは、とにかくパンチ力がバツグンだ。とくにハイフェード×ツイストパーマは、やんちゃで派手なスタイルが好みのメンズにはぴったりといえる。他人と違ったスタイルを目指したい方は挑戦してみよう。
フェードカット × スパイラルパーマ
さまざまなアレンジを楽しみたいなら、束感や動きを出すのが得意なスパイラルパーマを選ぶのもよいだろう。トップを長めに残しておけば、前髪を下ろす、分ける、オールバックなどどんなスタイルも実現可能だ。ローフェードにとどめ、さりげなくおしゃれ上級者であることをアピールしよう。
フェードカット × くせ毛風パーマ
トップに長さが足りない場合におすすめなのが、ピンパーマなどでくせ毛風に仕上げるスタイルだ。天然パーマのようなニュアンスで自然にボリュームが出て、スタイリングもかなり時短になる。男らしい雰囲気が好みならハイフェード、ナチュラルな雰囲気が好みならロー?ミドルフェードでオーダーしよう。
結論
フェードカット×パーマは、すっきり精悍な雰囲気にパーマの柔らかさがプラスされたバランスが魅力だ。オシャレなメンズにはイチオシの髪型なので、ツーブロックに飽きた方やパーマスタイルをピリッと引き締めたい方は試してみてはいかがだろう。フェードカットはアフロやパンチパーマなどとも相性がよいため、個性を極めたい方はそのようなパーマと組み合わせるのもおすすめだ。