- 蝶ネクタイを、一般的なネクタイと同じように首回りにフィットさせる。
- 右手側を約4cm長めにして、短い方の上に重ねて交差させる。
- 首回りにできたループに長い方を通し、ゆるめに結ぶ。
- 短い方のリボンのふくらんだ部分を折り、折ったリボンの上に垂れるように長い方のリボンを下ろす。
- 同じように長い方のリボンのふくらんだ部分を折り、ループになった部分に差し込んで、形を整えたら完成。
1. 蝶ネクタイの種類
蝶ネクタイの種類は、主に4種類に分けられる。まず本項では、それぞれの蝶ネクタイの形状などから特徴を解説する。
バタフライ
バタフライとは、蝶ネクタイの中で最も伝統的であり、フォーマルでオーソドックスな形状とされている。リボンの先端の縦幅が約7.6~8.9cmと大型であり、蝶の羽のように見えることからこう名付けられたという。結婚式など、とくにフォーマルなシーンに最適な種類といえる。
セミバタフライ
セミバタフライとは、ほとんどバタフライと同じ形状だが、リボンの先端の縦幅が約5.7~7cmと、少し小さめになっている。バタフライほど主張しない蝶ネクタイなので、あらゆる服と相性がよく、とくに人気が高い。着用すれば、コーデにスタイリッシュな印象を与えられる。
バットウィング
バットウィングとは、蝶ネクタイの中ではカジュアルな印象を与える種類である。形状がコウモリに似ていることからこう名付けられたというが、別称ではストレートエンドとも呼ばれる。リボンの先端の縦幅が約3.8~5.1cmと、とくに小さめに絞ってあることが特徴だ。
ダイヤモンドチップ
ダイヤモンドチップとは、リボンの先端が尖った形状が特徴の蝶ネクタイである。別称ではポインテッドとも呼ばれる。カジュアルなシーンで個性を出したい方にぴったりの種類といえる。
2. 蝶ネクタイの活躍シーン
蝶ネクタイの活躍シーンを覚えておけば、そのタイミングになっても慌てることはないだろう。シーン別のポイントを押さえておこう。
結婚式
結婚式では、一般的なネクタイの場合ブラックは避けるべきとされているが、蝶ネクタイの場合は異なり、ブラックが最もフォーマルなカラーとなる。フォーマルなブラックスーツと蝶ネクタイを合わせるなら、さりげなく柄が入ったものを選べばオシャレを演出できるだろう。
パーティー
パーティーなどカジュアルなシーンでは、蝶ネクタイをファッションアクセントとして、チェックやドット、ストライプなど、さまざまなデザインと合わせて華やかに演出してみよう。また、春夏コーデではジャケットやパンツのカラーに合わせたり、秋冬コーデでは季節感のある素材を取り入れたりするなど、季節を意識した使い方もおすすめだ。
3. 蝶ネクタイの結び方や付け方
本項では、蝶ネクタイの結び方や付け方について解説する。蝶ネクタイは難しそうなイメージを持つ方もいるかもしれないが、実は蝶ネクタイも一般的なネクタイと同じく、とくに特別な結び方をする必要はなく、慣れれば簡単だ。手順は以下の通り。
文章ではイメージがつかみにくい場合は、Youtubeなどの動画共有サイトでも結び方は多く紹介されているので、そちらも参考にしてみよう。
4. 蝶ネクタイとシャツの合わせ方
せっかく蝶ネクタイを付けるなら、シャツとの合わせ方も覚えておけば、よりオシャレに決まるだろう。シャツの色や襟型をもとに、おすすめの合わせ方について解説する。
シャツの色は?
蝶ネクタイに合うシャツの色は白で、一般的なルールとなっている。白いシャツと蝶ネクタイの組み合わせは、格式の高いフォーマルなシーンでも、気軽に参加できるカジュアルなシーンでも対応できるので、シャツ選びに悩んだ際は、白いシャツを選んでおけば無難である。
シャツの襟型は?
蝶ネクタイに合うシャツの襟型は、シーンによって使い分けるのがおすすめ。フォーマルなシーンでは、オーソドックスなレギュラーカラーを選ぶのが基本だが、カジュアルなシーンでは、襟の部分が立ち上がったウイングカラーと相性がよい。
5. 蝶ネクタイのオシャレなコーデ例
最後に、蝶ネクタイのオシャレなコーデ例として、蝶ネクタイのおすすめの使い方について解説する。オシャレ度をよりアップさせるために、よく頭に入れておきたい。
ブラックスーツと組み合わせる
ブラックスーツと蝶ネクタイの組み合わせは、工夫次第ではフォーマルでもカジュアルでも対応できる、汎用性の高いコーデとなる。ブラックの蝶ネクタイと合わせれば格式の高い場面によく合い、デザイン性の高い蝶ネクタイと合わせれば華やかなパーティー仕様に早変わり。また、蝶ネクタイはベストとの相性もよいことから、加えてベストも着ておけば、よりまとまりのあるコーデになるのでおすすめだ。
柄の蝶ネクタイでカジュアルを演出
ブラックスーツと柄の蝶ネクタイの組み合わせは、柄の入り方によって合うシーンが変わる。フォーマルなシーンでは、あまり目立たない柄の蝶ネクタイを選ぶようにしたいが、カジュアルなシーンでは、チェックやドット、ストライプなどさまざまな柄の蝶ネクタイと相性がよい。オーソドックスな蝶ネクタイに慣れたら、柄の入った蝶ネクタイで個性を出してみてはいかがだろうか。
結論
同じ蝶ネクタイでも、形状によってタイプが異なることをはじめ、シーンによって合う種類があることや、シャツとの合わせ方のポイントなど、蝶ネクタイの魅力や活用法について、たっぷりと知ってもらえただろう。スーツコーデをオシャレに引き立てるアクセントとして、ぜひ機会があればトライしてみよう。