クールビズ中のメンズコーデ実例 | ワイシャツの選び方とは？

クールビズとは、2005年からスタートした環境保護を目的とする取り組みだ。環境省が中心となり、冷房の適正利用や夏を快適にすごすための工夫をするように呼び掛けていた。（※1）具体例として、冷房を28度に設定しても快適にすごせるように服装をカジュアルダウンすることや、日差しを避けるためのブランドの利用などが挙げられる。

2005年から2020年までは、環境省が5月1日～9月30日をクールビズの期間として指定していた。しかし、2021年以降は、具体的な期間を決めた呼びかけをやめている。現在は、会社や個人の判断でクールビズを行っている場合が多いようだ。

クールビズ期間中には、ジャケットを脱いでメンズシャツだけで過ごす時間も長くなるだろう。そのため、かっこいいビジネスマンを演出するには、メンズシャツ選びが重要になる。ここからは、クールビズ期間中に着るメンズシャツの選び方を解説していこう。

クールビズ期間中に着るメンズシャツは、暑い季節に適した素材で作られたものを選ぼう。たとえば、サラッとした質感で清涼感のあるリネンや、吸湿性に優れている綿などが多く選ばれている。また、自宅で洗ってもシワになりにくい形状記憶の素材もおすすめだ。

ほかにも、肌に触れると冷たく感じる接触冷感のメンズシャツを着ると、暑い季節も快適にすごせるだろう。

メンズシャツの色は、涼しげな白やブルー、ライトグレーなどがおすすめだ。涼しげな色を選べば、暑い日にもさわやかな印象を与えられるだろう。コーディネートをするときは、全体のバランスをとるために濃い色のパンツをセレクトするのがおすすめである。

クールビズ期間中はノーネクタイのスタイルにすることも多いため、メンズシャツの襟の形にもこだわろう。ネクタイを外してもだらしない印象になりにくいのは、ワイドカラーやホリゾンタルカラーなどである。ノーネクタイでもキチンとした印象になるメンズシャツを選んでほしい。

クールビズ期間中は、ワイシャツだけでなく、ポロシャツも服装の選択肢に入れるとよい。ワイシャツよりカジュアルなイメージのあるポロシャツだが、襟がついているため、ビジネスシーンにもなじむだろう。また、動きやすいデザインのものや吸湿性に優れたものなど、暑い季節に適したものが多いのも魅力だ。ただし、職種や社風によってはポロシャツが許容されないこともあるため、状況に応じて選択しよう。

ここからは、具体例を挙げながらクールビズ期間中のメンズコーデを紹介していこう。

シャツを着てネクタイを外すのは、クールビズ期間中の基本的なスタイルだ。シンプルなコーディネートのため、シャツの襟や色にこだわってシャツを選ぶとよい。シンプルになりすぎないように、柄物のシャツを選ぶのもおすすめだ。

クールビズ期間中でも、ジャケットが必要になるシーンもあるだろう。ノーネクタイでジャケットを羽織るときは、暑苦しく見えない明るいカラーのジャケットがおすすめだ。また、中に着ているシャツとジャケットの色をあわせるのもコーディネートのポイントである。

ポロシャツにパンツをあわせると、抜け感のあるシンプルなコーディネートが完成する。上にジャケットを羽織ってもかっこよくキマるだろう。

ノーネクタイのスタイルにキチンと感をプラスしたいときには、ジレを活用しよう。シャツの上にジレをあわせるだけで、フォーマルさがワンランクアップするだろう。ただし、ジレは涼しげなデザインのものを選び、暑苦しい見た目にならないように注意しよう。

クールビズ期間中のコーディネートは、シンプルがゆえにセンスが試される。ビジネスシーンにふさわしいキチンと感を残しつつ、涼しげなコーディネートを楽しもう。また、コーディネートに悩んだら、今回紹介したメンズコーデを参考にしてほしい。

※1 環境省HP「令和３年度 クールビズについて」