1. クールビズとは?
クールビズとは、2005年から環境省を中心として始まったキャンペーンだ。体調や気温にあわせた服装を選び、冷房の適正管理を促すものである。
2020年からは明確な期間設定はなくなったが、それまでは5月1日~9月30日までがクールビズ期間として指定されていた。現在は、個人や企業単位でクールビズの期間を設定するように呼び掛けている。
クールビズの基本はネクタイなし
ノーネクタイ・ノージャケットは、クールビズのスタンダードなスタイルだ。会社によっては、ポロシャツやスニーカーなどが許容されている場合もある。どのくらいまで服装をカジュアルダウンしてもよいかは、社風や職種によって変わるので、状況に応じて判断しよう。
2. クールビズでもネクタイが必要なときは?
ノーネクタイが基本のクールビズ期間中であっても、ネクタイがいる場合がある。ここからは、ネクタイをつける必要があるシーンを見ていこう。
取引先訪問やお客様対応する場合
クールビズ期間中に取引先訪問やお客様対応する場合でも、基本的にはノーネクタイで問題ないだろう。しかし、上司がネクタイをしている場合や、はじめて会う取引先に向かう場合などは、ネクタイを用意して行ったほうが安心である。急にネクタイが必要になったときに備えて、カバンにネクタイを準備しておくのもおすすめだ。
就活中の服装指定がない場合
暑い季節の就活は、服装選びに悩むだろう。企業からの案内で、クールビズの服装で来るように指定がある場合はノーネクタイで問題ない。しかし、案内がない場合は、通常の就活スタイルで向かったほうがよいだろう。
3. クールビズでもネクタイしたいときの選び方
クールビズ期間中にネクタイが必要なときやネクタイをしたいときは、暑い季節に適したアイテムを選んでほしい。ここからは、クールビズ期間中に着用するネクタイの選び方を見ていこう。
色の選び方
クールビズ期間中につけるネクタイは、涼しげな色のものがおすすめだ。ブルー系やグリーン系のネクタイを選ぶと、クールビズ期間中に着ることが多い白やブルー系のシャツとコーディネートしやすいだろう。モノトーンで揃えたい場合は、さわやかに見えるライトグレーが向いている。
素材の選び方
ネクタイの素材にもこだわって選ぼう。サラッとした見た目のリネン素材やオシャレな鹿の子素材などが人気を集めている。カジュアルダウンした服装が許される職場であれば、ゆるく編まれたニット素材もおすすめだ。軽く見える素材で、暑い季節も涼しげなコーディネートに仕上がるだろう。
また、ネクタイの幅は細めのものを選ぶと、スッキリして見えるだろう。
4. クールビズのノーネクタイスタイル
ここからは、クールビズ期間中におすすめなノーネクタイスタイルを紹介していこう。
ノーネクタイ × スーツ
大切な商談をするときのように、ノーネクタイでもジャケットを着用しなくてはならないシーンがある。そんなときは、ラペルの幅が狭いジャケットを選ぶとよい。なぜなら、ネクタイをせずにラペルが太いジャケットを羽織ると、全体のバランスが悪くなってしまうからだ。
また、ワイシャツにジャケットをあわせると固くなりすぎる場合は、インナーにポロシャツを着るのもおすすめのコーディネート方法である。
ノーネクタイ × シャツ
シャツを着てネクタイを外すコーディネートは、クールビズ期間中の基本的なスタイルだ。シンプルになりすぎないように、色や柄が入ったアイテムを選ぼう。
また、シャツの襟の形も重要なポイントだ。ネクタイの着用を前提にしているデザインのワイシャツを選ぶと、ノーネクタイにしたときにだらしない印象になってしまうだろう。そのため、ネクタイがなくてもかっこよくキマるホリゾンタルカラーのシャツがおすすめである。
ノーネクタイ × ジャケパン
オシャレなクールビズのコーディネートを取り入れたいときは、素材や色が異なるジャケットとパンツを着用するジャケパンスタイルがおすすめだ。ジャケットかパンツのどちらかを明るいカラーにすると、暑い季節でもさわやかな印象になるだろう。
結論
クールビズ期間中は、ノーネクタイ・ノージャケットのスタイルが基本だ。しかし、急にネクタイやジャケットが必要になる可能性もあるため、会社に予備のものを用意しておくと安心である。クールビズ期間中もビジネスマナーを守って、さわやかでかっこいいコーディネートを楽しんでほしい。