目次
1. クールビズとは?

クールビズとは、2005年から環境省を中心として始まったキャンペーンだ。体調や気温にあわせた服装を選び、冷房の適正管理を促すものである。
クールビズとは、2005年~2020年に環境省が呼び掛けていたキャンペーンのことだ。省エネを目的として、気候にあわせた服装での勤務や冷房の適正利用などを呼び掛けていた。(※1)
現在は、環境省からの期間を決めた呼びかけは終了しているが、クールビズ自体がなくなったわけではない。クールビズを実施している会社も多いため、ビジネスマンはクールビズに適した服装を上手に選択する必要があるだろう。
2. クールビズのワイシャツの選び方

クールビズ期間中は、涼しげに見え、快適にすごせるワイシャツを選んでほしい。ここからは、クールビズ期間中に着るシャツの選び方を解説していこう。
襟の形状の選び方
クールビズ期間中は、ネクタイを外すことが多い。ノーネクタイでもかっこよく着られるシャツを選ぶためには、襟の形に注目しよう。
襟が広がっているワイドカラーやホリゾンタルカラーの襟がついたシャツは、ネクタイを外してもだらしない印象になりにくい。また、襟の先にボタンがついたボタンダウンは、自然と襟が立つのでかっこよく着こなせるだろう。
色柄の選び方
クールビズ期間中は、涼しげな色や柄のシャツを選ぼう。シャツの色は、白やブルー系のものがおすすめだ。汗をかきやすいシーズンでも、さわやかな印象に仕上がるだろう。
また、都会的なイメージになりやすいストライプ柄のものもおすすめだ。ノーネクタイだと寂しい印象になりやすいため、さりげない柄が入ったものが向いている。
袖の長さの選び方
シャツの袖の長さは、長袖がおすすめだ。クールビズ期間中は、半袖のシャツを着用している方もいるが、商談のようなきちんとした場にはふさわしくないとされている。また、半袖シャツの上からジャケットを着るのはマナー違反なので、長袖を選んだほうがよいだろう。
サイズの選び方
シャツのサイズが身体にフィットしていないと、だらしない印象になってしまう。そのため、サイズのチェックは注意して行い、ジャストサイズのものを選んでほしい。
生地の選び方
生地は、シャツの着心地を左右する重要なポイントだ。暑いクールビズのシーズンは、吸水性のよい綿や肌に触れると冷たく感じる接触冷感素材で作られたものがおすすめである。また、アイロンをかける作業がいらず、自宅でメンテナンスがしやすい形状記憶のシャツにも人気が集まっている。
3. クールビズのオシャレなワイシャツの着こなし方

ここからは、クールビズ期間中にかっこよくシャツを着こなす方法を見ていこう。
半袖ノーネクタイなら第1ボタンを開ける
半袖のシャツを着るときは、第1ボタンを開けると涼しげな印象になる。また、できるだけスッキリとした細見シルエットのシャツがおすすめだ。
シャツからインナーや肌が透けないようにする
どんなにかっこいいシャツを着ていても、インナーや肌が透けてしまうと台無しだ。そのため、シャツから透けにくい白や肌色のインナーを選ぼう。また、首元から見えにくいVネックのアイテムがおすすめである。
ポロシャツという選択肢もある
クールビズ期間中は、ポロシャツもコーディネートの選択肢に加えよう。ポロシャツは、涼しく動きやすいため、暑い季節も快適にすごせるだろう。
ただし、会社の社風や業種によっては、ポロシャツが許容されていない場合もあるので注意が必要だ。
4. クールビズでもジャケットは常備しておこう

クールビズ期間中であっても、大切な商談や会議に出席する場合にはジャケットが必要になる。そうなったときに慌てないために、夏用のジャケットを用意しておこう。通気性に優れた背抜きのものや、手軽に洗えるウォッシャブルのものを選ぶのがおすすめだ。
また、急な予定変更があっても対応できるように、会社にジャケットを置いておくのもよいだろう。
結論
シャツは、クールビズコーディネートの主役となるアイテムだ。そのため、ノーネクタイ・ノージャケットであっても、かっこよく着こなせるアイテムを選ぼう。また、見た目だけでなく、吸水性やメンテナンスのしやすさなど、機能面も考慮して選んでほしい。この記事を参考にシャツを選んで、かっこよく快適にクールビズの期間を過ごそう。
(参考文献)
※1 環境省「令和3年度 クールビズについて」