目次
- シェイカーなどにプロテインを入れ、しっかり混ぜる
- 耐熱用の容器に移す
- 電子レンジで温める
1. プロテインはお湯に溶かしていいの?

プロテインをお湯で溶かして飲んでもよいのかという疑問を持つ方もいるだろう。結論からいうと、問題ない。むしろ寒い時期や身体が冷えやすい方には、ホットプロテインがおすすめである。また、1日の内で体温が1番低い朝(※1)にホットプロテインを飲むのもよい。だが、熱変性のないプロテインの種類を選んだり、お湯の温度に注意したりするなど、ホットプロテインを飲む際はポイントを押さえておくことが必要だ。
2. ホットプロテインの基本的な作り方

ここでは、ホットプロテインの基本的な作り方を解説していこう。
ホットプロテインの作り方・手順
ホットプロテインはこのような簡単な工程で作ることができる。電子レンジの設定は500Wで80秒、600Wなら60秒ほどでよい。
ホットプロテインの作り方はほかにも、少量の水でプロテインを溶かしてお湯を追加する方法や、シェイクしたプロテインを鍋で温める方法もある。
3. ホットプロテインを作る際の注意点

ホットプロテインを作るためにプロテインを温める際、注意すべきポイントは3つある。1つずつ解説していこう。
その1.直接お湯には入れない
直接お湯にプロテインを入れると、ダマになる可能性があるため避けたほうがよい。タンパク質は熱変性の性質を持っており、熱を加えることで成分の構造が変化し、固まりやすくなるからだ。(※2)ダマができると風味が損なわれやすくなる可能性もあるため、プロテインを直接お湯に入れる作り方はおすすめしない。
その2.シェイカーは使わない
ホットプロテインを作る際、熱いお湯を入れたシェイカーにふたをしてふると、容器が膨張して爆発する可能性がある。火傷や破片で怪我をする恐れがあるため、注意が必要だ。お湯を入れる際は、必ず耐熱性のある容器を使用することをおすすめする。
その3.加熱しすぎない
プロテインの種類により熱変性が起こる温度は異なる。ホエイプロテインでは約80℃で熱変性が起こるといわれているため、ホットプロテインを作る際は加熱しすぎて突沸が起こらないよう温度に気をつけよう。
4. 市販のホット向きのプロテイン

最後に、ホットプロテインにおすすめの市販プロテインを2つ紹介しよう。プロテインには多くの種類があるので、選ぶ際に迷ったらぜひ参考にして、自分好みのものを見つけてほしい。
その1.ビーレジェンド「プロテイン おしるこ風味」
ビーレジェンドが発売しているおしるこ風味のプロテインは、ホットプロテインにも合うフレーバーだ。温めてもダマができにくい特別な原料を使用しており、お湯ですぐ溶けるためシェイクする必要もない。ホットプロテインとして作りやすい商品である。小豆本来の甘みも感じられ、間食にもおすすめだ。
その2.VALX「ホットプロテイン コーンポタージュ風味」
マッスルブランドのVALXから販売されているコーンポタージュ風味のプロテインだ。商品名に「ホットプロテイン」と入っており、ホットプロテインにはぴったりといえる。コーンポタージュの味はもちろん、コクも再現され、トレーニング後や間食、朝食と一緒に飲むのにも適している商品だ。
結論
プロテインをお湯で溶かし、ホットプロテインにして飲んでも大丈夫だということをお伝えした。作る際に注意するポイントを押さえておけば問題なく作れる。普段プロテインを飲んでいる方はもちろん、栄養を摂りたいが冷たい飲み物が苦手な方にもおすすめだ。プロテインを飲むのであれば、ぜひホットプロテインを試していただきたい。
(参考文献)
(※1)目黒みらい内科クリニック|体温について知りましょう ~体温を測るのは1日2回までをおすすめします~
(※2)一般社団法人 日本生物物理学会|安定性