目次
1. 革靴にインソールを入れるべき?

革靴にインソールは入れるべきだ。インソールには、地面からの衝撃を和らげたり、脚への負担を軽減したり、疲れにくくする効果が期待できる。(※1)とくに革靴は底が硬くて薄いため、地面からの衝撃を受けやすい。革靴にインソールを使用することで衝撃を緩和し、脚の疲れを軽減できるのだ。さらに、体重がかかるかかとや指の付け根を保護したり、サイズ調整にも役立ったりと、インソールのメリットは大きい。
2. 革靴におすすめのインソールの選び方

ここでは、革靴におすすめのインソールの選び方を紹介していく。インソールの効果を発揮する重要なポイントとなるため、選ぶ際はぜひ参考にしてほしい。
サイズが革靴に合っているか
革靴のサイズに合ったインソールを選ぼう。サイズが小さいと靴の中で動いたり、大きすぎると脚を圧迫して負担をかけたりすることがある。また、サイズが合わないまま使い続けると、体の重心がずれて姿勢が悪くなる可能性もあるのだ。購入前にサイズを測っておこう。
足への衝撃を緩和してくれるか
長時間歩くことが多い方は、衝撃吸収素材のインソールがおすすめだ。ジェルやウレタンフォームを用いて、柔らかく作られている。ただし、柔らかすぎると反発が少なく歩きにくいことも。自分に合ったインソールを見つけよう。
吸湿性に優れているか
汗をかきやすく、ムレやニオイが気になる方は、吸湿性に優れた消臭・防湿タイプのインソールを選ぼう。革靴は通気性がなくムレやすいのが特徴だ。メッシュ素材のものは通気性もよく、汗のムレも軽減できる。
ズレにくいか
インソールの裏面に滑り止めがあるタイプがおすすめだ。インソールは常に同じ位置に置いておくことで効果を発揮する。ずれない工夫がされているインソールを選ぶといいだろう。
デザインが革靴とマッチしているか
革靴とインソールのデザインがマッチしているかも重要だ。靴を脱いだときに派手な柄や色味のインソールだと悪目立ちしてしまう可能性がある。インソールはできるだけ革靴に近い色に合わせるのがおすすめだ。仕事で使うときは無地のデザイン、プライベートならオシャレなデザインと使い分けるといいだろう。
3. 革靴に入れるインソールのサイズ調整方法

自分で革靴のサイズ調整をする場合は少し大きめのインソールを購入し、カットして調整しよう。ここでは、革靴に合わせたインソールの切り方と、つま先にインソールを追加する方法について見ていく。
インソールの切り方
サイズに合わせて切れるカッティングガイドが同封されている場合は、自分の脚にピッタリの線に合わせてハサミでカットする。カッティングガイドがない場合は、かかとをインソールに合わせて線を引き、つま先の両サイドを少しずつカットしていこう。調整したインソールを革靴に入れて、入らない場合は追加でつま先部分をカットする。
つま先にインソールを追加する方法
インソールを入れてもサイズがゆるい場合は、つま先部分にインソールを1枚追加する方法がおすすめだ。自分のサイズに合ったインソールをもう1枚用意し、半分にカットする。貼り付けたとき境目の段差を滑らかにするために、ハサミを斜めに入れて端をカットしていこう。最後に両面テープで2枚のインソールを貼り合わせれば完成だ。
結論
革靴にもインソールが必要なことがわかった。インソールは、革靴とサイズが合っていないと効果を発揮しないどころか、身体に負担をかけてしまうのだ。革靴を履くシーンや、歩く距離を考慮して、自分にピッタリのインソールを用意するといいだろう。
(参考文献)
※1出典:医療法人社団新潮会 足立慶友整形外科「インソールについて」