目次
1. デオドラントとは何?

そもそも、デオドラントとは何を指す言葉なのだろうか。デオドラント(deodorant)とは、体臭などのにおいを身体からとる目的で作られている商品の総称だ。デオドラントに近しい商品として制汗剤があるが、これら2つは違う商品である。デオドラントと制汗剤の違いを解説していこう。
デオドラントと制汗剤の違い
制汗剤とは、一時的に発汗自体を抑える効果が期待できる商品を指す。一方、デオドラントは、すでに発生しているにおいへアプローチする商品のため、効果に違いがある。制汗剤には、スプレーやロールオン、シートなどさまざまな形状のものが販売されている。発汗自体を減らしたい方は、自分が使いやすいタイプの制汗剤を選んでほしい。
デオドラントと制汗剤のどっちを使う?
デオドラントと制汗剤のどちらを使えばよいのか悩むこともあるだろう。デオドラントは、汗をかいた後のにおいケアがしたいシチュエーションに向いている。一方、制汗剤は、そもそも汗をあまりかきたくないシチュエーションにおすすめだ。また、2つの効果をあわせもつ商品もあるため、試してみてもよいだろう。
2. デオドラントの選び方とは?

数多くのデオドラントアイテムが販売されているため、どれを選べばよいか悩むこともあるだろう。デオドラントの選び方とは、なにを基準にすればよいのだろうか。ここからは、デオドラントの選び方を見ていこう。
配合されている殺菌・消臭・制汗成分
デオドラントを選ぶときは、配合されている成分に注目しよう。パッケージを裏返すと、成分表をチェックできるだろう。
確認してほしいのは、においを抑える殺菌・消臭成分や、発汗を抑える制汗成分などだ。いやな汗のにおいは、汗自体から発生しているのではない。汗を放置することで、雑菌が繁殖し、嫌なにおいを放つようになる。そのため、雑菌の繁殖を抑える殺菌成分や発生したにおいを減らす消臭成分などが有効といわれている。また、汗の量自体を減らす制汗成分が配合されているものもある。
デオドラント商品のタイプ
デオドラントには、スプレーやシート、ロールオン、クリームなど、さまざまなタイプがある。それぞれの特徴を解説していこう。
まず、スプレータイプは、素早く広範囲に成分を届けられる点が魅力だ。手が届きにくい背中にも付けられるだろう。また、冷たく感じる成分が配合されているものもあり、爽快感があるのも特徴だ。
次に、シートタイプは、汗のにおいと一緒にベタつきもケアできる。使ったらそのまま捨てられるので、衛生的なのもうれしいポイントだ。
ロールオンタイプとは、容器の先にローラーがついていて、肌に直接塗る種類だ。白浮きしにくく、使いやすいのが特徴である。コンパクトなデザインの商品が多いため、持ち運びやすいデオドラントが欲しい方にも向いている。
最後に、クリームタイプは、肌にしっかりくっつくため、比較的効果が長続きしやすい。ただし、アイテムによっては使用後に洗い流す必要があるので注意しよう。
3. デオドラントの正しい使い方とは?

デオドラントは、正しく使わないと十分な効果が得られない。ここからは、デオドラントの正しい使い方を解説していこう。
デオドラントを付ける前に肌を清潔にする
デオドラントは、付ける前に肌を清潔にしてから使用しよう。なぜなら、汗をかいた肌の上からデオドラントを付けると、においが混ざって逆効果になる可能性があるからだ。外出先でデオドラントを使う場合は、肌を拭けるシートで汗をぬぐってからにしよう。
汗をかく前とかいた後で使う
デオドラントは、汗をかく前とかいた後に使うのがおすすめだ。汗をかく前にデオドラントを使っておくと、肌の上で繁殖する菌を抑える効果が期待できる。とくに、においが発生しやすいワキに使うときにおすすめな方法だ。可能であれば、肌に留まりやすいロールオンタイプやクリームタイプのものを選ぶとよい。さらに、汗をかいた後も放置せず、こまめにシートでケアをしてほしい。
結論
デオドラントとは、身体のにおいをケアできるアイテムだ。制汗剤とは発汗自体を抑える効果が期待できる商品を指すため、効果に違いがある。自分の体質や使うシチュエーションにあわせて、上手に使い分けるとよいだろう。デオドラントを正しく活用して、暑いシーズンも快適に過ごしてほしい。