1. 足が臭い原因とは?
そもそも、気になる足の臭いはなぜ発生するのだろうか。ここでは、足が臭くなる原因を紹介していこう。
臭い原因はイソ吉草酸
一般的に足の臭いの原因は、イソ吉草酸だといわれている。イソ吉草酸は、足に発生した汗や皮脂を養分とする雑菌が分泌する成分で、納豆のような嫌な臭いを発する。汗や皮脂が足の臭いの原因だと思っている方もいるかもしれないが、実はそれらを分解したときに発生する物質が原因なのだ。
足が臭い人の特徴
足が臭いやすいのは、イソ吉草酸を発生させる雑菌や、雑菌のエサとなる汗や皮脂が発生しやすい生活をしている方だ。具体的には、足の角質が溜まっていたり清潔ではない靴下を履いていたりすると、足が臭いやすい。また、同じ靴を履き続けると雑菌が溜まりやすいので、臭いの原因になるだろう。
2. 足の臭い対策 | 消臭編
ここからは、すでに足の臭いに悩んでいる方に向け、消臭方法を紹介していこう。次項で臭いが発生しないようにする対策も解説するので、あわせて実践してほしい。
消臭スプレーやパウダーを使う
すぐに足の臭いの対策をしたいなら、消臭グッズがおすすめだ。消臭グッズには、スプレーや粉、クリーム、シートなど、さまざまなタイプがある。なかでも消臭グッズを足に直接使うなら、クリームタイプのアイテムがおすすめだ。しっかりと手で塗りこめば、臭いをケアする効果が期待できるだろう。
また、消臭グッズを使うタイミングも重要だ。消臭グッズは、シャワーを浴びたあとの清潔な肌に使うとよい。
靴に重曹スプレーやミョウバンスプレーをする
足の臭いの対策をしても、靴に臭いが残っていては十分な効果が得られないだろう。靴の臭い対策には、重曹やミョウバンを活用するとよい。重曹には消臭効果、ミョウバンには雑菌を抑える効果が期待できるからだ。
対策方法は簡単で、重曹やミョウバンを水に溶かしてから、スプレーで靴に吹きかけるだけだ。スプレーにアロマオイルを少量加えると、よい香りもプラスできるだろう。
3. 足の臭い対策 | 予防編
足の臭いが発生しないように、予防することも重要である。ここからは、すぐに実践できる足の臭い対策を紹介していこう。
足を石鹸で洗って角質を落とす
足の角質が溜まると、嫌な臭いが発生しやすくなる。そのため、リムーバーを使った適度な角質ケアが重要だ。もちろん、やりすぎると皮膚を傷つけてしまうこともあるので注意しよう。
また、足を石鹸でよく洗い、清潔にしておくことも重要である。しっかり足の臭い対策をしたい場合は、足専用の石鹸を使ってもよいだろう。
爪を長いまま放置しない
足の爪を長いまま放置すると、雑菌が発生しやすくなる。そのため、足の爪はこまめに切って、短い状態をキープしよう。また、爪のあいだにたまる汚れも、足の臭いを発生させる。可能であれば専用のブラシを使って、しっかりと洗い流すことも大切だ。
なるべく裸足で過ごす
靴下や靴を履く時間が長いと、足が蒸れて臭いやすくなる。そのため、なるべく裸足で過ごすことをおすすめする。とくに、汗をかきやすい季節は、しっかりと対策をしたい季節だ。できれば、通気性のよいサンダルで出かけるのがおすすめである。
通気性のよい靴下を選ぶ
足が蒸れないように、通気性のよい素材で作られた靴下を選ぼう。綿や麻などで作られた靴下は、比較的通気性がよく、足が蒸れにくいだろう。
同じ靴を履き続けない
毎日同じ靴を履き続けていると、汗が乾燥しきらないうちにまた履くことになり、臭いが発生しやすくなる。靴を1回履いたら、1~2日は休ませるように心がけよう。
靴や靴箱を乾燥させる
靴が汗や雨で濡れたら、陰干しをして乾燥させるとよい。雨が降った日には、ドライヤーで素早く乾かしたり靴に使える除湿剤を活用したりしよう。
また、靴箱に湿気が溜まっていると、靴についた臭いがほかの靴に移ることもある。そうならないように、定期的に靴箱の換気を行うとよい。また、乾燥剤や新聞紙を靴箱に入れるのもおすすめだ。
結論
足の臭いは靴を脱いだときに広がりやすく、周りの方に気付かれることが多いものだ。そのため、消臭グッズを使ったり足が蒸れないように心がけたりして、対策を打つことをおすすめする。また、足の臭いが減っても、靴が臭ければ十分な効果が得られないため、靴や靴箱への対策も忘れないでほしい。足の臭い対策を心がけて、汗をかく季節も快適に過ごそう。