目次
1. 自宅トレーニングのメリット

自宅トレーニングにおすすめの器具について知る前に、まずは自宅トレーニングのメリットから確認していこう。
ジムに通う費用や時間がかからない
筋トレのためにジムに通うとなると、やはり気になるのが費用や、ジムへ行くまでの時間だろう。しかし自宅トレーニングであれば、もちろん費用を気にする必要はなく、ジムへ行くまでの時間の分も筋トレに充てられるので、より効率的に時間を使えるのだ。ジムに設置されているトレーニング器具を購入するとなると、さすがに高額にはなるが、自宅トレーニング用の器具であれば安価で手に入りやすく、購入後の費用がかからない点もメリットとして挙げられる。
時間を気にせず筋トレできる
自宅トレーニングの場合、ジムの営業時間や、器具の順番待ちなどを気にすることなく、思い立ったタイミングですぐに筋トレに取り組める。仕事の都合上、なかなか決まった時間に筋トレができず、ジムに通えない方でも、自宅トレーニングであれば難なく継続できるだろう。
2. 自宅トレーニングに器具は必要なし?

そもそも自宅トレーニングに器具は必要なのかという点を、疑問に持つ方もいるかもしれない。本項では、筋トレのレベルに合わせた、自宅トレーニングの方法について解説していこう。
初心者は自重トレーニングから始める
まだ筋トレの経験が浅い初心者の場合、基礎となる筋肉が不足しているケースも考えられるので、まずは器具を使わない、自重トレーニングから始めることをおすすめしたい。ここで無理をして器具を使い、筋肉に急な負荷をかけてしまうと、思わぬ怪我や事故の原因を引き起こすこともあるので注意。モチベーションを維持しながら自宅トレーニングを継続するために、はじめは腕立て伏せや腹筋、スクワットなど、基礎的な自重トレーニングから筋トレに慣れていきたい。
慣れてきたら器具を使って高負荷をかける
ある程度筋トレに慣れてきたら、次に器具を使った自宅トレーニングを実践してみよう。自重トレーニングだけでは、少し物足りなさを感じるようになった頃が、器具を使った筋トレに切り替えるベストタイミングである。自重トレーニング以上の高負荷をかけられるので、より高い筋トレ効果に期待できるだろう。
3. 自宅トレーニングにおすすめの器具

本項では、自宅トレーニングにおすすめの器具を一挙紹介していこう。鍛えたい部位別に適した器具が多く販売されているので、より効果的な自宅トレーニングをするためのヒントとして、それぞれの特徴を押さえておきたい。
ダンベル
ダンベルとは、主に腕や上半身の筋肉のトレーニングに使われる、筋トレの定番の器具である。重さが固定された固定式と、好みの重さに設定できる可変式の2種類が販売されている。スクワットなどの筋トレ種目と組み合わせれば、下半身の筋肉にも効率的に負荷をかけられるなど、アレンジの方法が幅広いことが特徴だ。
チューブ
チューブとは、ゴムの張力を負荷として、全身の筋肉のトレーニングができる器具である。収納性に優れているので置き場にも困らず、持ち運びも楽に行える。チューブの種類によって負荷の強度を選べるので、初心者から上級者まで、レベルを問わず自宅トレーニングにおすすめしたい。
腹筋ローラー
腹筋ローラーとは、その名前にもある通り、腹筋を効率的に鍛えられる器具である。グリップの真ん中に車輪が付いた形が一般的であり、車輪の数や直径の大きさなどにより負荷の強度が異なる。初めて腹筋ローラーを使う場合は、車輪の数が多く、直径の大きい種類を選ぶと使いやすいだろう。
プッシュアップバー
プッシュアップバーとは、腕立て伏せの効果を高められる器具である。自重トレーニング以上に身体を深く沈められるので、可動域が広がり、三角筋や大胸筋により負荷をかけたトレーニングができる。グリップの傾斜や土台の安定感が種類によって異なるので、自分の好みに合ったものを選ぶようにしたい。
ケトルベル
ケトルベルとは、鉄球にハンドルが付いた形が特徴の器具である。ヤカンような見た目であることから、ケトルベルと名付けられている。広義ではダンベルの一種とされており、同様に全身の筋肉を効率的に鍛えられるが、ケトルベル専用のトレーニングメニューだけでも数百種類あるなど、その汎用性の高さが魅力である。
チンニングスタンド
チンニングスタンドとは、主に懸垂運動を行うための器具である。ぶら下がり健康器も同じカテゴリに分類される。部屋にある程度のスペースは必要だが、上半身に筋肉をバランスよく鍛えられることが特徴だ。ただし選ぶ際は、耐荷重には注意。自分の体重に、プラス40kg程度の耐荷重があるものを選ぶようにしたい。
バランスボール
バランスボールとは、主に体幹トレーニングに用いられる器具である。筋トレ器具の中でも人気が高く、ストレッチ程度の簡単なエクササイズから、本格的なトレーニングまで、幅広く使えることが特徴だ。自分の身長に合わせて、直径の大きいものを選べばより使いやすい。
メディシンボール
メディシンボールとは、バランスボール同様、主に体幹トレーニングに効果的な器具である。バレーボールのような形をしたものが一般的だが、中には持ち手が付いた種類もあり、重さのバリエーションもさまざまだ。
アブマット
アブマットとは、腹筋のトレーニングのサポートにぴったりの器具である。腰に沿った形に作られており、腹筋のフォームを正しく修正してくれる効果がある。腹筋の自重トレーニングをする際、いまいち効果を実感できない場合や、腰痛が気になる場合にも、便利な器具といえるだろう。
ベンチ
ベンチとは、通常の長椅子とは異なり、トレーニング用の長椅子である。ダンベルと組み合わせれば、自宅トレーニングでも、手軽にウェイトトレーニングができる。ただし、ダンベルがないとできる筋トレ種目が少ないので、購入を考えている場合は、ダンベルもセットで購入を考えよう。
ハンドグリップ
ハンドグリップとは、握力の向上や、前腕の筋肉のトレーニングに特化した器具である。コンパクトな設計のため、テレビを見ながらなど、すきま時間の筋トレにもおすすめ。握力を鍛えるとほかの筋トレ種目の効果も高まるので、ぜひ取り入れたい。
結論
器具を上手く利用すれば、自宅トレーニングでもジム同様の効果に期待できることを、理解してもらえただろうか。筋トレを継続していくうえで、なるべく費用をかけず、また時間も必要最小限に抑えたい方は、ぜひ自宅トレーニングを実践してみることをおすすめしたい。