目次
1. 30代から急に増える白髪の悩み

白髪は何歳頃から気になり始めるのだろうか。白髪染めを販売しているメーカーの調べでは、1本でも白髪が生えている方の割合は30代になると増え始める。30代後半になると過半数を超え、40代で90%、50代・60代では100%近くまで上昇する。年齢の上昇に伴い、白髪染めを検討する方の割合も増え、染める頻度も高くなってくるのだ。
2. 白髪染めの主なタイプをおさらい

市販の白髪染め剤のタイプの多さに、どれを使えばよいのか悩むことはないだろうか。本項では、白髪染めの主なタイプをおさらいしてみよう。
その1.ヘアカラータイプ
ヘアカラータイプの白髪染めは、地毛よりも明るく染めることができる。カラーバリエーションも豊富なので、好みの髪色が選べるのが嬉しい。髪が染まる仕組みは、髪の内部にあるメラニン色素を脱色し、髪に浸透した染料同士が結合して発色するというもの。髪の内部にまで染料が届いているためしっかりと染まり、シャンプーをしてもなかなか色落ちしない。約2~3か月は色持ちするのもメリットだ。デメリットを挙げるとすれば、体調や体質によっては皮膚がかぶれる場合がある点である。ヘアカラータイプを使用する際は、パッチテストをしてから染めよう。
その2.カラーリンスタイプ
カラーリンスタイプの白髪染めは、シャンプーのあとにリンス感覚で塗布するだけで染められる。バスタイムに気軽に染められる。一度に染めるのではなく、回数を重ねることで徐々に白髪が染まっていく。カラーリンスタイプの大きなメリットは、髪や頭皮へのダメージが少ない点。商品によってはパッチテストも不要だ。しかし、ヘアカラーとは違い髪の表面近くを染めるため、色落ちや色移りしてしまうというデメリットがある。シャンプーをすれば色は徐々に落ちてくるので、定期的に色を足していく必要がある。元の髪色より明るくすることはできないため、白髪を目立たなくする感覚で使うとよいだろう。
3. 白髪染めの頻度はどれくらい?

白髪が気になるとはいえ、頻繁に染めると髪のダメージも気になってくる。ここでは、適切な白髪染めの頻度について見ていこう。
ヘアカラータイプ:3週間~1か月に1回
前述したとおり、ヘアカラーは色持ちがよい。とはいえ、髪の毛はひと月で約1~1.5cm伸びることから、新しく生えてきた白髪のケアをする必要がある。白髪染めの頻度は3週間~1か月に1回程度がおすすめだ。男性は女性と比べると短髪の方が多いので、髪の割合から白髪が目立ちやすい。とくに耳の周りや髪の分け目に生えてきた白髪を染め直すことで、キレイな見た目を維持できる。
カラーリンスタイプ:1週間に2~3回
色持ちがよくないカラーリンスタイプは、ヘアカラータイプよりも白髪染めの頻度が高くなる。商品にもよるが、使い始めは連続して約5日、その後の使用は1週間に2~3回を目安にしよう。
4. 髪・頭皮へのダメージを減らすコツ

白髪染めの頻度が高くなると、気になるのが髪や頭皮へのダメージだ。ここでは、キレイな髪色を保ちながら、髪や頭皮のダメージをできるだけ抑えるコツを紹介しよう。
その1.白髪染めで部分染めをする
ヘアカラータイプの場合、使用頻度が高くなると髪や頭皮の傷みが懸念される。少しでもダメージを軽減させるためにも、伸びてきた白髪だけを対象とした部分染めを取り入れるとよいだろう。美容院で白髪染めをしていた方も、部分染めであれば時間や手間もかけることなく自宅で気軽に行える。ダメージの軽減だけでなく、美容院へ行く頻度も減らすことで時間や費用の節約にもなるだろう。
その2.ヘアマニュキアを使用する
ヘアカラーをするほど広範囲に生えているわけではないが、まばらに白髪が生えてきて悩む場合もあるだろう。その場合は、マニュキアタイプの白髪染めを使用してみてはいかがだろうか。髪や頭皮のダメージを抑えつつ、白髪を目立たなくできる。とくに髪の分け目や顔・耳周りを重点的にカバーすれば、見た目もグッと若々しくなるのでおすすめだ。
結論
白髪染めのタイプはさまざまだ。しっかり染めて、好みの明るい色を楽しみたい場合はヘアカラータイプがよい。頻度は1か月に1回ぐらいを目安にしよう。伸びた白髪だけを部分染めをすれば、髪や頭皮の負担も少なく、キレイな状態が維持できる。手軽さやダメージの軽減をしたい場合は、カラーリンスやヘアマニキュアもおすすめだ。自分の白髪の量や生えている箇所、白髪染めで重視する点などに合わせ、白髪染めのタイプを選ぼう。