目次
- パッチテスト
- 用意するもの
- 粉末状のヘナ
- お湯
- ボウル、スプーン
- ビニール手袋
- 刷毛
- 汚れてもよいタオル
- ラップ、ヘアキャップなど
- 白髪の分量に応じて粉末状のヘナを計測する
- 1に少しずつお湯を加えて混ぜる
- ダマがなくなるまで混ぜ、ケチャップぐらいの柔らかさになるまで溶く
- 3でつくったペーストを清潔な乾いた毛髪に塗布する(根元からたっぷり塗布)
- 塗り終わったらラップやタオル、ヘアキャップを使って保温する
- 色を定着させるため、製品ごとの規定時間放置する
- 規定時間を超えたら洗い流して終了
1. ヘナ(ヘナカラー)とは?

ヘナとは、インドをはじめ北アフリカやエジプトといった半乾燥地帯と熱帯に生息するミソハギ科の植物だ。その歴史は古く、植物を用いた食事療法や運動などを組み合わせた、北インド発祥の伝統医療であるアーユルヴェーダにも登場する。また、古代エジプトではクレオパトラが化粧品として使用していたといわれている。
ヘナは多年生植物であり、木の高さは3~6mまで成長し、芳香のある花を咲かせる。ヘナとはその植物自体を指すが、ヘナを原料とする植物性の染髪料を総称してヘナ(ヘナカラー)といい、その根・茎・葉が染料として使われる。植物の色素で染めるため、人体・環境に優しい染料である一方、合成染料と比較すると同様の染め上がりは期待できないので、その特徴を知っておこう。
2. 白髪染め「ヘナ」のメリット・デメリット

植物由来の染髪料と聞くと、毛髪や頭皮へのダメージが少ないイメージが湧くのではないだろうか。ヘナ・ヘナカラーで優しい白髪染めができるのならば、そちらに変更したいものだ。しかし、合成染料とは異なる作用があるため、ヘナで白髪染めをする前にその違いを知っておこう。
ヘナのメリット:ツヤ感がアップする
植物性で人体・環境に優しいというメリットを感じる方が多いヘナ。天然原料の染髪料であれば、毛髪や頭皮への負担も少なく白髪染めができる。また、ヘナにはキューティクルが壊れてたんぱく質が減ってしまったダメージヘアをコーティングし、ケアする性質がある。そのためヘナで白髪染めをするとツヤが出るのだ。そのほか、細く柔らかい髪質にはハリ・コシを与え、ごわごわする髪にはボリュームを抑えてまとまりやすくするといった作用も見られる。ヘナの魅力は、これら植物の持つトリートメント効果で毛髪と頭皮を健康的に保てるところにある。
ヘナのデメリット:好きな色にできない
メリットばかりと思われるヘナカラーだが、一番のデメリットは「好きな色に染められない」ことだろう。その特徴は、白髪がオレンジ色になるということだ。合成染料と違って脱色作用がないため黒髪部分は染まらず、白髪の量が多ければ多いほどオレンジ色が強調される。
また、ゆっくり染め上げるため時間がかかるのも難点だ。天然由来であるがゆえの短所だが、オレンジ色を好まない方や時間に余裕のない方には悩ましい点である。
インディゴ成分が含まれる植物をミックスした染髪料なら、藍色がプラスされてオレンジの色みが緩和されるが、ヘナやインディゴにアレルギー反応が現れる方もいる。ヘナカラーを試す前にはパッチテストを忘れずに行おう。
3. 白髪染め「ヘナ」の基本的な使い方・手順

ヘナカラーは、ヘナの葉の主成分ローソンが毛髪の主成分ケラチンに絡みつき、毛髪の表面上に色が重なるという仕組みで染まる。白髪染めをするには、粉末状のヘナをお湯で溶いて塗布していくという工程が一般的だ。ここではその使い方・手順を見ていこう。
ヘナで白髪を染めるための手順
事前準備
可能であれば数日前に行うことが好ましい
手順
(固すぎると染まらないため注意)
4. 市販で人気のヘナカラー・シリーズ3選

ヘナで白髪染めをする場合、ヘナカラーを取り扱う美容院へ行くか、市販のキットを購入して自分で染めるかの二択になるだろう。ここでは、市販で人気のヘナカラーをご紹介する。自分でヘナの白髪染めをしたいという方には参考にしていただきたい。
その1.三宝「テンスターカラートリートメント」
バスタイムに放置時間5分で完了する着色トリートメントタイプだ。まずは、シャンプー後にタオルドライした毛髪の白髪部分に、コームを使ってたっぷりと塗布する。最後に全体になじませ、5分放置してからすすぐだけだ。3~4回使い続けると白髪が目立たなくなる。簡単で時間もかからないため、白髪の少ない方や時短を叶えたい方におすすめの商品だ。
その2.ナイアード「ナイアードヘナシリーズ」
粉末状のヘナを溶いてペーストを作り、毛髪に塗布して一定時間放置する最も一般的なタイプのヘナカラーだ。こちらはヘナ100%やハーブミックスなど、髪質や色別に選べるシリーズとなっている。自社のスタッフが、インドでの材料の厳選から粉砕まですべての工程に立ち会い、こだわりの原料とレシピで作られた商品だ。
その3.グリーンノート「グリーンノートヘナ」
こちらもヘナのペーストを塗布して染め上げる、一般的なタイプの色別染髪料だ。こちらのシリーズでは、ヘナカラー初心者に嬉しいトライアルセットも用意されている。農薬・合成成分未使用で毛髪・頭皮に優しく、植物の持つヘアケア成分でファンも多い20年以上のロングセラーである。
結論
ヘナ・ヘナカラーは色の選択肢が少ないことや時間がかかることが難点ではあるが、毛髪・頭皮へのダメージリスクを考えて合成染料から移行する方も少なくない。決して手軽な白髪染めではないが、口にするものや肌に触れるものにこだわりがあり、エコな生活を目指す方には受け入れ易い染髪料かもしれない。