目次
- 1段目の2つの穴に上から紐を通す。このとき紐の左側だけを短く調整する
- 短いほうの紐を、5段目の右側の穴に下から通す。こちらの紐は最後に結ぶまで動かさない
- 長いほうの紐を2段目の左側の穴の下から通し、右側の穴の上から入れる
- 3段目、4段目も同じ手順で長い紐を通していく
- 最後に5段目の左側の穴に下から通したら、反対側の紐と結べばOK
- 1段目の2つの穴に上から紐を通す。このとき左右の長さは同じにしておく
- 左にある紐を(A)とし、右にある紐を(B)とする
- (A)を2段目の右側の穴の下から通し、左側の穴の上から入れる
- (B)は3段目の左側の穴の下から通し、右側の穴の上から入れる
- (A)を4段目の右側の穴の下から通し、左側の穴の上から入れる
- (B)を5段目の左側の穴の下から通す
- (A)を5段目の右側の穴の下から通したら、(B)と結べばOK
- パラレルやオーバーラップなど好きな方法で5段目まで結ぶ
- 5段目まで紐を通したら、まずは1回普通に結ぶ
- 左右の紐でそれぞれ輪っかを作る
- このとき、どちらの輪も向かって右側の紐が上になるように輪を作る
- 右の輪を左の輪の中に通しながら、右の輪の先端をつまんで左の輪に通す
- 2つの輪がクロスしたら、それぞれを引っ張ってきつく締めればOK
1. 革靴の紐の結び方はさまざま

靴紐の結び方は30通り以上も存在するが、一般的によく使われるのはシングル・パラレル・オーバーラップ・アンダーラップの4種類である。なかでも革靴に向いた結び方はフォーマルな印象になるシングルとパラレルだ。ここではまず基本の結び方4種類それぞれの特徴について説明していこう。
シングル
シングルは、4種類のなかで最もシンプルかつフォーマルな結び方だ。紐の部分に厚みが出ずすっきりと見えるため、内羽根式の革靴やドレスシューズに適した品のある結び方である。フォーマルやビジネスの大事なシーンのほか、スーツをスタイリッシュに着こなしたいときなどにも向くが、やや緩みやすいというデメリットもある。
パラレル
パラレルはシングルよりは若干くだけた印象になるが、フォーマルシーンでも通用する結び方だ。シングルより緩みにくく足をしっかりホールドできるので、歩きやすさを求める場合などはパラレルで結ぶとよいとされる。内羽根式・外羽根式の革靴のほか、キレイめなスニーカーに試してみてもオシャレな雰囲気になる。
オーバーラップ
オーバーラップは靴紐の結び方として広く一般的に使われている方法で、最も緩みにくい結び方とされている。常に穴の上側から紐を通すため、誰でも簡単に結びやすいのもメリットだ。スニーカーから外羽根式の革靴まで幅広く使えるが、シングルやパラレルよりカジュアル感があるためフォーマルシーンなどにはあまり適さない面もある。
アンダーラップ
アンダーラップは、オーバーラップとは逆に常に穴の下側から紐を通していく結び方だ。カジュアルなスニーカーや革靴に使えてフィット感も高いが、オーバーラップに比べやや緩みやすいのが難点である。
2. 革靴の紐の結び方を解説
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ここからは、革靴に向いたシングルとパラレルの紐の結び方を詳しく説明していこう。分かりやすくするために、足は右足とし、シューホールのつま先側から順に1~5段目と番号をつける。
シングルの結び方
シングルの結び方は、紐の片側だけを1段目からぐるぐると巻き下ろしていくイメージだ。
パラレルの結び方
パラレルの結び方は、左右の紐を1段ずつずらしながら通していくイメージだ。
3. ほどけにくい革靴の紐の結び方「イアンノット」とは?

イアンノットは、プロのアスリートなども使っているほどけにくい紐の結び方だ。スニーカーはもちろん、長時間歩く予定のあるときなどの革靴にも使える。慣れればほんの数秒で結べるので、靴紐がほどけやすいという方はぜひ試してみよう。
イアンノットの結び方
イアンノットの結び方は、蝶結びの応用編のようなイメージを持つと分かりやすい。
4. 革靴の紐の結び方はカジュアルやフォーマルなどシーンで使い分けよう

革靴に最も適した紐の結び方は、見た目がスマートなシングルとパラレルだ。フォーマル・ビジネスシーンともに使えるため、まずはこの2つの結び方を覚えておくとよいだろう。ただ少しカジュアルな場面なら一般的なオーバーラップを用いても構わないため、着用シーンや歩く距離などに合わせて結び方を使い分けるのがおすすめである。
結論
革靴をシングルやパラレルで結ぶことができていれば、足元のマナーはバッチリといえる。細かい部分だが、ファッションの格を上げるためにもぜひ紐の結び方にこだわってみてほしい。ただ歩く際に疲れてしまっては本末転倒なので、オーバーラップやイアンノットなどを上手く組み合わせながら、自分にフィットする結び方を選ぶのが賢い方法といえるだろう。